ステンレスボールにお玉(金属物)を描きました。
水彩画は昨年12月13日以来ですので、丁度4か月ぶりの復帰になります。
我が家の台所にあるもので、テーブルに並べて描きました。
復帰一作目にしては地味なものですみません。
申し上げるまでもなくポイントは金属の質感。
光沢部分を大胆に残すとともに、色々な色(変な表現ですが)を組み合わせ、
上掲のような混色の色にしました。
「我が家のヤカン」(2,019.8.12拙ブログ)では、青をベースにした混色でしたが、
今回は紫や茶色系統でやってみました。
この際、下地の混色をドライヤーで乾かし、その上に、バックに使った色を薄く乗せてやると、
下地と上乗せ双方の色が残る・・・という透明水彩そのものの効果が。
球面への映り込みも凹面、凸面それぞれに特徴があり面白いものです。
紙は初めての水彩紙でした。
先月末絵画のクラブの解散にあたり、幹事役の方が既納会費の返却代わりに
ご用意いただいたランプライトという水彩紙(F4)です。
本紙は厚さ(重さ)が300/㎡もあり、今まで自分が使用していた239g/㎡のそれと比べ、
発色などもよく、また厚いため反り返りが少ないようです。
“修正”は表面を削ってやりますが、こちらはやりやすいような、やりにくい様なでありました。
絵具の紙へ沁み込みが浅い場合は容易ですが、深い場合は逆に難しくなるという道理です。
要は慣れること、しばらく本紙で描くことといたします。
今回もヤカンの時と同じく、クレンザーで心を込めて磨き上げ、モデルさんになってもらいました。
もちろん流し台ともどもであります。
ステンレスボールもお玉も光沢部分とその他の部分の色々な色の混ぜ合わせが又お見事です。
バックも上手くかみ合っていて地味と言うより落ち着いた感じを醸し出していると思います。
説明を見るまでもなく、磨き上げられたボールやお玉、キラキラ輝いてステンレス感満載です。
お玉の柄はプラスチックでしょうか、背景の淡色グラデーションもマッチして台所の芸術ですね。
身近な場所も、題材になる、良いご趣味でうらやましいです。