古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

赤とんぼ

2012-10-08 06:48:25 | 風景(全体)

数年前、ある中学の国語のお受験問題に、童謡「赤とんぼ」から出題されたとのことでした。

Qは“夕やけ小やけの赤とんぼ おわれて見たのは いつの日か”の、“おわれて”に漢字を当てよ、というもの。

正解は“負われて”、すなわち(姐(ねえ)やに)背負って貰って、の意なのですが、解答には“追われて”が結構あったとか。

この童謡の背景なり解釈を、前もって勉強していれば分かるでしょうが、今時あまり見かけない光景、ましてや小学生には難しかったことでしょう。


大好きな長淵剛さんの、有名なヒット曲に「とんぼ」というのがあります。

若者が憧れの東京に出てきたものの、厳しい現実に直面し、言いようもない苦悩を“しあわせのとんぼ”に訴える曲です。

“ああ しあわせのとんぼよ どこへ おまえはどこへ飛んで行く 
 ああ しあわせのとんぼが ほら 舌を出して 笑ってらあ”

なぜ、とんぼなのか、深くは突っ込まないことにしても、とんぼをこんな歌の題材にできるなんて、凄いことだと思います。

この絵の赤とんぼははてさて・・・?

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3 コメント

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Unknown (mori)
2012-10-08 07:22:53
郷愁、懐かしい・・・こんな感情が湧きあがってきます。それにしても上手く描かれていますね。目、羽、しっぽ、水面下の枝の揺れ・・・色合いもトンボが引き立つように水の色を淡くしているのも良いですね。羽を少し落としているところを見るともう直ぐ飛び立つかもしれませんね。
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Unknown (キンジ)
2012-10-08 11:17:13
「巧いなー」 翅の透明感がよく描かれていますねー。
水面に映っていれば・・・「秋」表す何かが一筆描かれていたらと・・・。 今日は「秋晴」 梨旨し。ゴメン 食い気で。
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笑っているトンボ (サガミの介)
2012-10-08 18:38:29
この赤とんぼ、私も好きで歌った長淵剛の「とんぼ」に思えます。複眼の大きな目のマナコの焦点が今の混迷な日本を、まさに「舌を出して」笑っているようです。
羽根の筋と透明感、一本の支えのてっぺんに止まった足の姿、赤い胴体・・・皆見事に描かれています。
トンボに笑われない日本を取り戻してほしいです。
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