古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

上高地 大正池

2010-07-15 07:15:19 | 風景(全体)
去年の夏、家内と白馬、上高地、乗鞍を旅しました。
この絵は、上高地バス・ターミナル付近、すなわち梓川上流の河童橋まで、
徒歩約1時間というあたりの風景です。絵の画面右側が上流です。

白樺越しにみる大正池。
白樺は、現地の案内表示によると、シラカンバとも呼ばれ、
よく似たダケカンバ(岳樺:白樺より一寸赤味を帯び、やや高所に生育)
と区別されているようです。

池の水面の清らかさや神秘的なところが印象的でした。

と、ここまで書いたところで、パソコンを打つ手がストップ。
記事を書きあげてしまうには、いささか内容がもの足りないなと思い、
あらためて、「梓川」や「大正池」について、ネットや地図で調べてみました。

アップ直前ながら次のことが判明。知らなかったことばかり。恥をしのんで追加します。
まずは、梓川。
源流は北アルプス(槍ヶ岳)。上高地で大正池を成し、
川はその名前を、梓川→犀川→千曲川→信濃川と変えながらも、連綿と流れて、最後は日本海へ。 
その総距離数百キロ、日本最長だとか。

そして大正池の由来。
どうやらこの池、大正4年に、すぐ近くの焼岳が噴火し、
梓川(当時の川の呼称は不明だが)がせき止められて出来たらしい。
その後、大正湖などと呼ばれた時期を経て、大正池と呼ばれるようになった、と。
実は、この大正4年というのは亡き母が生まれた年。(亡父が同2年)
まあ、ひと様には関係ないことではありますが、私にとっては、父母の人生とダブります。
このことを知ったうえで現地へ行っておれば、特別の感慨があったことでしょう。

いつもただ、ぼおーっと家内についていくだけの、情けない自分の、旅のお粗末。

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2 コメント

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夏山 (mori )
2010-07-15 10:52:28
白樺の葉っぱの様子から初夏を思い浮かべます。木と言い草と言い一本一本丁寧に描かれていると思います。話は変わりますが、現在帰省し、慣れない事が多く年より相手に軽口を言って笑いながらもかなり苦戦を強いられたりしています。
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Unknown (キンジ)
2010-07-15 08:07:25
早いですね 一年経過が・・・。 益々 解説がさえてきています。 新緑をもっと強調されたら如何でしょう。 ところで 前便のシーソーの中央に立っている人は誰でしょうかねー。
返信する

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