古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

紫陽花(白のアジサイを中心に)(教室にて)

2019-06-24 06:59:53 | 静物(花)
先日の教室(6.18 小玉精子先生)です。
モチーフ担当の方には、それはすてきなアジサイをご準備いただきました。
白や淡い青、紫系の十数輪。
今年も描きたいなと思っていただけに、感謝!感謝!であります。

いつもの通り、教室で描いたあと、帰宅して筆を入れました。
案の定、白い花のところが薄汚くなり失敗、描き直すことに。

白い部分の描き方については基本に帰ろうと、
柴崎春通先生の教本(全体感で描く「透明水彩」 色・いろ)の
「明度を生かして描く」のページを思い出し、ここに舞い戻りました。

そこではアジサイ3輪が、
同じ色相ながら、明中暗とその明度だけを変えての表現。
白いアジサイは、明度のない(色がついた暗い)周囲によって
浮き立たせて描かれていました。

ということで、その際立たせ方を参考にしながら、
紙も白さが強い“ホワイトワトソン紙”に変え描き直しました。
また白アジサイ部分では白色の絵具類も一切使用しておりません。

今回は敢えてバックは塗らず、紙の元の色そのままにしています。
でも目の錯覚とは恐ろしいもので、
白のアジサイの方がより白く見えるから不思議です。

ところで、私の絵では、白いアジサイの周囲すべてを
明度を落とし、しかも色相が入ったそれで囲っていますが、
柴崎先生のお手本の絵ではちょっと違っていました。
わずかな部分ではありますが、白いアジサイとバックとが
直接連接させてある箇所があるのです。
今思うに、“白のアジサイとバックは同じ紙のままですよ”との、
先生のさりげないご教示なのかな、と。
 
 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 薔薇いろいろ・・・の練習 | トップ | あさ ひる ゆう(“げ”を添... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mori)
2019-06-24 07:12:21
素晴らしいですね。モチーフも良かったんでしょうが、それを受けて十分に生かして描いていると思います。色合いも良いし、バランスも良いですね。
それから説明を読み驚きました。白の花とバックが同じだとは!!
返信する
Unknown (サガミの介)
2019-06-24 08:24:33
昨日知人の畑脇のアジサイをいただき花瓶に生け、喜んでいたのですが、自然が創り出す形、特に多数の花弁が微妙に複雑でとても絵に描けるものではないと思っていたのに、作品の見事なアジサイに感動です。花びら(実は「ガク」)一つ一つの陰影や濃淡、微妙な色の変化、背景と同じとは思えない輝く「白」、ほんとに素晴らしいです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

静物(花)」カテゴリの最新記事