健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

大学院

2009-12-12 16:34:33 | 研究
以前にも書いていますが、平成22年4月に大学院修士課程が本学に設置されます。その大学院は修士過程健康科学研究科でありますが、そもそも大学院の選択基準は何でしょうか。一般に、学部を卒業した後に修士課程にストレートで進学するパターンが多いと思います。ただ、本学のようにコメディカル養成系の場合、臨床経験を積んだ後に、もう一度勉強しに大学院に進学するケースの方が多いようです。その際の選択基準は何でしょうか。もし、社会人として働きながら学修する場合であれば、勤務先に近いということでしょうか。でも何と言っても学費が一番の決め手でしょうか。本学は私学なので、国公立に比べると学費が高くなっています。従いまして、近くに国公立があると本学を選択する必然性がなくなってしまいます。でも、実際は国公立が近くにあっても私学を選択する場合もあります。その際の選択基準は何でしょうか。それは、勉強したいことがそこでしかできない、その先生に指導してもらいたいということだと思います。大学院の場合、学部と違って教員と学生の距離が近くなり、いわゆる主従関係に近い状態になります。従いまして、指導教官をじっくり選択する必要があるということになります。多くの進学希望者は、数ある大学院の中から自分が学びたいことを適切に指導してくれる教員を探しているのだと思います。ですので、大学院指導教官は、ご自身の研究内容とその成果を公開し、広く発信しなければならないことになります。
私の場合はHP(http://www.sozo.ac.jp/univ/rehabili/ori/lab/goto_katsumasa/index.html)を開設していますので、そちらを参照してもらっているのだと思います。骨格筋を主な研究対象として、骨格筋がなぜ太く強くなるのか、なぜ細く弱くなるのか、ということを中心に筋衛星細胞(筋サテライトセル)と呼ばれる組織間細胞の機能とその制御機構を研究しています。もし、筋肉の強さ(機能)と量を制御できるようになれば、病気や怪我で不活動を強いられても筋肉を維持できるようになりますし、宇宙飛行士の筋の弱体化も防止できるようになります。さらに、筋肉が崩壊してしまう病気がありますが、その治療法の開発にもつながると考えています。骨格筋はトレーニングするとそれに適応する形で肥大して強くなります。この適応には、ストレス応答が関係していると考えて追求しています。近いうちにその結果の一部が明らかになりそうです。
というようなことを一緒に研究したい大学院生を募集しています。詳細は研究室HP(http://www.sozo.ac.jp/univ/rehabili/ori/lab/goto_katsumasa/index.html)および大学院HP(http://www.sozo.ac.jp/graduate/health-s/)をご参照ください。
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ルール

2009-12-12 07:31:59 | 日記
我々が生きている世界にはルールがあります。皆そのルールを尊重しているからこそ、世の中が回っているといっても過言ではないのではないでしょうか。こうしたルールを破る、あるいは無視する、ということも正直あるのでしょうか。少し運用には遊びがあるような気がします。でも、表面的には守っているということが大前提だと思います。ところが、今の日本では本来守らなければならない日本の代表者がルールを守っていないような気がします。献金問題、天皇陛下と外国要人との会見、普天間基地移設問題、などでしょうか。もちろん、様々な事情があることは承知していますが、やはり立法府の長たるものはルールを守ること国民にいや世界に示していかないといけないと思います。どうしても守れないようなら、きっちりとした説明をする説明責任があるのではないでしょうか。こうした責任を果たしていかないと、国としての信用がなくなる、誰からも信用してもらえない、というようになってしまうのではないでしょうか。ルールの制定とその遵守は重要なことであると考えています。さらに上に立つ者は、率先してその姿勢を見せるべきだと思います。
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