てんかんは、一般に中枢の神経細胞の過剰活動によるものです。中枢神経組織では、神経細胞同士がお互いに連絡し合い、複雑なネットワーク、いわゆる神経回路を形成しています。神経細胞には、命令を出すものだけでなく、命令を出す細胞へ情報を送るもの、命令を出す細胞の活動を調節するものなど、様々な役割を持つ神経細胞があります。その中で、神経の興奮を抑える介在細胞が、逆に作用して命令を出す神経細胞を過剰に興奮させて、てんかんを起こしている可能性があることがあるということが明らかになったそうです(ASAHI.COM)。しかし、てんかんにはいくつかの種類があり、症状も3種類程度に分けられます。こうした介在細胞の異常な働きによるてんかんは、てんかんの一部であるそうです。また、このタイプのてんかんには、治療薬がなかったようです。したがって、この介在細胞を特異的に調節する薬を開発すれば、これまで治療薬が効かなかったてんかんの治療薬が開発できるということです。これまで分からなかったことが、次々と明らかになっていきますね。ひょっとして将来的には、全ての病気に対する治療法が開発されるのかもしれません。でも、それに合わせた診断技術の開発も必要になりますね。すると、医療費は高騰するのかも。そもそも、なぜ病気が発生するのでしょう。様々な要因による遺伝子の異常あるいは遺伝子からたんぱく質を作る時のエラーでしょうか。こうした根本的な事もいずれ解決するのでしょう・・・・・。
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