父親ラットが脂肪分の多い餌を摂取していた場合、生まれた子ラットの雌は血糖値を下げるホルモン「インスリン」を出す細胞に異常が見られ、糖尿病予備群の状態になることを、豪州の研究チームが突き止めたそうです(毎日jp)。しかし、これは遺伝的要因ではないというのです。父の生活習慣が子の糖尿病の発症、進行に結びつくことを示した研究は初めてだということで、「ネイチャー」に掲載されたそうです。研究チームは雄ラットを生後4週目から高脂肪食、普通食の2群に分け、14週目に普通食で飼育した雌と交配。高脂肪食の雄は普通食群より約3割体重が重く、インスリンの効きが悪く血糖値が下がりにくいなど糖尿病予備群の状態になったそうです。父親が肥満や糖尿病だと、生まれた娘も肥満などになりやすいという先行研究を参考に、研究チームは雌の子ラットだけを対象に比較。体重や空腹時の血糖値に違いはなかったが、高脂肪食ラットを父に持つ雌は、普通食ラットを父に持つ雌と比べ、生後6週目から食後の血糖値が上がりやすく、インスリンの分泌も少なかったそうです。さらに、インスリンを分泌する膵臓(すいぞう)のβ細胞を調べると、β細胞の占める面積が減り、特に大きめのβ細胞の数が減っていたというのです。父親の高脂肪食が雄の子に与える影響は明らかでないということですが、糖尿病の発症や世界的な患者増加といった問題に関して、父親の役割の重要性を示唆する結果だとしています。世の男性は気をつけないといけませんね。
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