湖水などにすむミジンコが約3万1000個もの遺伝子を持つことが分かったそうです(YOMIURI ONLINE)。人間の遺伝子は約2万3000個に過ぎず、ミジンコの遺伝子はこれまでゲノムが解読された動物の中で最多となるそうです。甲殻類では、ミジンコのゲノムが初めて解析されたそうです。ゲノムのサイズは人間の7%程度にもかかわらず、たんぱく質を作り出す遺伝子はぎっしりと詰まっていたというのです。ミジンコは、有性生殖と、自分のコピーを作る単為生殖を使い分けたり、魚など捕食者が出す化学物質を探知して防御のトゲを増やしたりして、環境に適応しているそうです。遺伝子の多さはこうした適応能力に一役買っている可能性があるそうです。ということは、人間は適応能力は平凡な生物ということになるのでしょうね。生命とは不思議なものです。
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