健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

右脳と左脳

2011-02-25 07:54:17 | 日記
難しい英単語を聞くと、右脳の活動が高まり、易しい単語の時には左脳が活発に働くことが、小学生約500人の脳活動を計測した研究で明らかになったそうです(YOMIURI ONLINE)。abash、nadirなど難しい英単語を復唱する時は、右脳の縁上回の活動が活発になり、brother、pictureなど易しい英単語では左脳の角回の活動が高まったというものです。新しい外国語を学ぶ時には、まず右脳で「音」の一種として聞くが、慣れるにつれ、日本語を聞く時のように意味を持つ「言語」として処理するようになるということらしいです。右脳は音のリズムや強弱の分析にかかわっているとされることから、英語を覚えるにつれて英語の認識が右脳から左脳に移る可能性を示しているということだそうです。これまで、単語の意味を理解するなど言語を処理する能力は主に左脳がつかさどると考えられていたそうですが、子どもが外国語を覚える時の脳活動については、よくわかっていなかったということです。この研究結果は、外国語の習い始めには音を聞かせる方法が良いのかなど、効果的な学習法の開発につながるかもしれないということです。
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