先日、乳酸菌が過敏性腸症候群に伴う腹痛に効果てきであるというニュースが報道されていました(QLife Pro)。過敏性腸症候群(IBS)は大腸に潰瘍などの器質的病変が認められないのに腹痛、腹部不快感、下痢、便秘などが慢性的に繰り返される機能性消化管障害で、近年急増している病気です。IBSの治療にはストレス因子の排除、抗不安薬投与などの対症療法が行われています。また乳酸菌製剤は腸内菌叢のバランスを整えることで便通異常を改善する整腸剤であるため、すでにIBS患者に対して使用されているそうです。しかし、他の主症状である腹痛についてはこれまでその効果が明らかではなかったそうです。そこで過敏性腸症候群を発症したラットに、整腸剤の新ビオフェルミンSとビオフェルミン配合散に含有されているフェーカリス菌SF3B株を投与して腹痛(内臓痛覚過敏)に対する効果を調査したそうです。その結果、3週間連続で経口投与をしたところ、SF3Bの菌数に依存した内臓痛閾値の有意な増加が認められ、腹痛の抑制が確認されたというのです。さらにIBSの病態発症に結腸粘膜における肥満細胞の増加と活性化の関与が報告されていることから、SF3Bが肥満細胞に及ぼす影響も検討したそうです。すると肥満細胞からのヒスタミン遊離に対して、SF3Bの菌数によって抑制することがわかったとも。
日めくり
Bookmarks
- 豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学後藤研究室
- 研究室の公式HPです。研究や教育に関するいわゆる硬い情報が掲載されています。(平成24年2月8日、リンク更新しました)
- Facebook 豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学分野
- 豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学分野 Facebook
- 日本宇宙航空環境医学会Facebook @JSASEM
- 日本宇宙航空環境医学会のFacebook
- 日本宇宙航空環境医学会Twitter @JSASEM2016
- 日本宇宙航空環境医学会のTwitterです
- 夢ナビWeb(①「サテライトセル」、②「宇宙飛行士」、③「宇宙医学」をキーワードにして検索)
- ①未知の可能性を秘めた幹細胞「サテライトセル」、②宇宙飛行士は、どのような健康管理をしているの?、③宇宙医学の進歩で高齢化社会に貢献せよ! の3種類のページがあります。
- 豊橋創造大学大学院健康科学研究科
- 平成24年2月6日 HPがリニューアルされました!
- 日経バイオテクONLINE
- 大学院生など人材募集情報を掲載
- 最初はgoo
- gooブログトップ
- スタッフブログ
検索キーワードランキング
Recent Comments
Calendar
Recent Entries
Back Numbers
Message
Access Status
アクセス | |||
---|---|---|---|
閲覧 | 55 | PV | |
トータル | |||
閲覧 | 1,234,588 | PV |