健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

生活習慣病で年間1600万人が早死

2015-02-04 08:30:05 | 研究
糖尿病や特定のがんなどライフスタイルの選択による疾患が、毎年1600万人の早死に関わっていることが、世界保健機関(World Health Organization、WHO)が先日発表した報告書で明らかになったそうです(AFPBB NEWS)。WHOが発表した慢性疾患の予防と管理についての報告書は、喫煙や大量の飲酒、脂肪分や塩分、糖分の大量摂取などの不健康な習慣が、全世界で死亡原因の上位を占めるさまざまな疾病のまん延を引き起こしていると指摘。報告書によると2012年、心血管疾患や糖尿病、肺疾患、特定のがんなどの非伝染性疾患(NCD)により、全世界で3800万人が死亡。そのうちの1600万人は、70歳未満。また全世界では毎年1600万人が、NCDが原因で早死にしており、そのうち82%は、貧困および中所得国の患者が占めているそうです。早死にした人のうち、喫煙がその原因とされたのは年間約600万人。他方、アルコールの乱用は330万人、運動不足は320万人、塩分の過剰摂取は170万人。また報告書の著者は、5歳未満の子ども4200万人は肥満と考えられ、未成年者の推定84%は十分な運動をしていないと指摘しているそうです。
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