健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

抜いた親知らずなどの活用

2015-02-18 08:30:27 | 研究
経済産業省は、治療で不要になった歯や軟骨などの細胞を使う、再生医療製品作りを後押しするというニュースが報道されていました(YOMIURI ONLINE)。国内で実用化された再生医療製品はいずれも患者自身の細胞から作られているそうですが、欧米や韓国では他人の細胞を使った再生医療製品が普及しつつあるそうです。そこで経済産業省は他人の細胞を材料にする製品作りの仕組みを提示し、迅速で安価な再生医療の拡大を目指すというもの。再生医療では主に細胞を培養後に移植し、失われた組織や臓器の機能を回復させるもの。他人の細胞を使って製品化すれば、すぐに治療を開始でき、1人の細胞から多人数用の製品ができるのでコストが安くなるというメリットが。国内でも他人の細胞を使った臨床研究は行われているが、製品化については、「人体の商品化と社会に受け止められるのではないか」との懸念から事業が進みにくかったそうです。
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