健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

光感受性筋細胞

2015-02-17 08:30:12 | 研究
緑藻クラミドモナスに見られる光応答性イオンチャネルの改変体を筋芽細胞に組み込むことで、光に対して感受性を持つ筋細胞を開発すること、さらにその細胞に光を照射することで収縮能力を獲得した骨格筋細胞にまで成熟させることに成功したということが発表されました(財経新聞)。通常の細胞培養法では、収縮運動をする細胞までに成熟するものは少ないのが現状です。今回の研究で、チャネルロドプシングリーンレシーバー(ChRGR)の遺伝子を筋芽細胞に組み込むことで、光に対して感受性を持つ筋細胞を開発。培養中のその細胞に対して継続的に青緑色光を照射したところ、細胞内にある収縮単位であるサルコメア構造の発達が促進されるたというもの。さらに、このように発達した筋細胞が、光刺激に応答して収縮することも確認されたそうです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする