健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

トランス脂肪を全面排除

2015-06-18 08:30:38 | 研究
米国食品医薬品局(US Food and Drug Administration、FDA)は、人工トランス脂肪として知られる半硬化油について、安全に食べることのできるものではなく、今後3年以内に食料供給から排除する方針を示したそうです(AFPBB NEWS)。FDAは、マーガリンやケーキなどのフロスティング、クッキー、クラッカー、冷凍ピザなどに含まれていることが多い半硬化油について、人間の食物に用いるための「一般に安全と認められる食品」ではないと述べ、2013年に同局が提案した半硬化油の禁止措置に最終的な決定を下したというもの。この措置で、冠状動脈性心臓病が減少し、年間数千件に上る致死性の心臓発作を防止することが期待されるということです。2006年以降、米国の各食品メーカーはトランス脂肪含有量の情報を缶詰や加工食品のラベルに表示するよう法律で義務付けられているそうです。現状では、トランス脂肪含有量が1食当たり0.5グラム未満の場合は、食品のラベルに表示する含有量を0グラムとすることが認められているそうです。しかし、3年後には、規制当局から特定の免除を受けた場合を除き、すべての食品に半硬化油を用いることは許されなくなるということです。
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