これまで、病気に対して比較的強い耐性をみせていた南アフリカのミツバチが、現在その固体数が激減しているそうです(AFPBB NEWS)。細菌性疾患「腐蛆病」が近年初めて、南アフリカで急速に広がっているそうです。南アフリカで現在みられる腐蛆病は「アメリカ株」だそうです。同国では以前にも腐蛆病が流行したことがあるが、その時は「欧州株」だったそうです。腐蛆病はハチの幼虫を殺すため、最終的には巣全体の崩壊につながるとのこと。崩壊した巣への攻撃や、細菌に感染した蜜などを移動することで感染が拡大するそうです。南アフリカでは今回、腐蛆病が過去5か月間で急激に広まり、その範囲は約500~400平方キロにわたり、大半の養蜂場で感染が確認されているそうです。考えうる最悪のシナリオは、数多くの小規模養蜂場があるアフリカ北部にまでこの病気が拡散することで、これらの養蜂場では、労働者数十万人が従事しているといわれているそうです。そして、食用作物の上位100種のうち約70種(世界の栄養分の約90%を占める)は、ハチの受粉を必要としているということから、今後の食物生産に影響が出る恐れがあると指摘しているそうです。
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