米国では、心臓病が依然として死因第1位の座を保ち続けているとの調査結果がJAMA Cardiologyに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究論文によると、米国の心臓病および脳卒中関連の全国死亡率は2000年から2011年まで、平均で年3.8%の減少を示していたそうですが、この減少傾向は2011年以降、年1%未満に減速したというもの。今回の研究では、この減速の理由に関する調査は行われていないそうですが、肥満と糖尿病の増加が原因の一部となっている可能性があると、専門家らは指摘しているそうです。心臓病は1921年以来ずっと、米国の死因第1位の座を占めているそうです。研究者らは、2013年前後のどこかで、がんが心臓病を抜いて米国の死因第1位の座に就くと予想していたそうですが、実際には、それは起きておらず、また近い将来に起きる可能性も低いことが、今回の最新研究で判明したということです。論文によると、がんの死亡率は2000年から2014年まで、年1.5%の割合で着実に減少しているそうです。