健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

生物多様性

2016-07-31 08:30:36 | 研究
地球の健全性を保証する生物多様性が現在、危機的なレベルにまで減少していることを示唆する研究論文がScienceに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。各国の科学者数百人による、世界1万8000以上の場所で採取された、生物3万9000種以上に関する計238万件の記録データを基に研究を行った。それぞれの土地における人の入植後の生態系の多様性について経時変化を推定するため、生物種の個体数変化を表す「生物多様性完全度指数(BII)」が用いられたそうです。BIIでは、一般的に安全と考えられる指数低下の限界値を最大10%としているそうです。これは、ある特定の生息地内における生物種の個体数が、人間による土地利用のない時点との比較で90%以上であれば安全圏にあるという意味だそうです。しかし、現在の地球上の生物多様性は、このしきい値を下回る84.6%になっているということです。
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