米国医薬品メルク(Merck)は、アルツハイマー病の治療に期待がもてるとしていた薬剤の臨床試験を中止すると発表したそうです(AFPBB NEWS)。薬に効果がないことが研究で明らかになったというのです。中止が発表されたのは、アルツハイマー病の治療薬として開発されていたベルベセスタットだそうです。2月14日に発表された声明でメルクは、「肯定的な臨床結果が得られる可能性はほぼ皆無」との外部機関の調査結果を受け、軽度から中程度のアルツハイマー病患者を対象に行われていた臨床試験を打ち切る決定を下したと明らかにしたそうです。ベルベセスタットは、BACEIとして知られる酵素を阻害し、ベータアミロイドと呼ばれるタンパク質の量を減らす働きがあるとされているそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3118004
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