健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

海水の酸素量が過去55年で2%減少

2017-02-27 08:30:43 | 研究
世界の海洋で、海水中の酸素量が1960年以降2%以上減少したとの研究報告がNatureに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究論文によると、「無酸素水塊」と呼ばれる水中の酸素が欠乏した海水量が、1960年以降の55年間で4倍に増加したということのようです。また、温室効果ガスとなる亜酸化窒素(N2O)について、海洋で生成され大気中に流出される量が増加する可能性があるとも。地球表面のほぼ4分の3を占める海洋は、わたしたちが呼吸する酸素の約半分と数十億人分の食料を毎年もたらしています。海洋の酸素量が2%減少したことは、それほど大したことではないように思われるかもしれないが、酸素量がすでに低下している海域では、海洋生態系に及ぼされる影響は深刻になる可能性があると警告しているそうです。酸素減少の大半は、太平洋の北および赤道域、南極海、南大西洋で起きているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3118083
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