健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

遺伝子の「優性」「劣性」

2017-10-02 08:30:29 | 研究
日本遺伝学会は、遺伝子の特徴の表れやすさを示す「優性」「劣性」を、それぞれ「顕性」「潜性」に改めると決めたそうです(YOMIURI ONLINE)。遺伝子に優劣があるという誤解や偏見を生む恐れがあるためで、同学会は関連学会と協議してこれらを含む約100語を改訂し、一般向け用語集を出版するそうです。文部科学省にも教科書検定での用語見直しを要請する方針とのこと。同学会によると、「優性」「劣性」は、「メンデルの法則」が明治時代に国内へ伝来して以降、1世紀以上にわたり使われてきたそうですが、遺伝子に優劣があると誤解している人も少なくないため、改訂を決めたそうです。このほか、「突然変異」は、元の用語「ミューテーション」に「突然」という意味が含まれないことから、「変異」とするそうです。「色覚異常」は、「異常」に違和感を持つ人もいるため、「色覚多様性」という用語を新たに追加するそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20170924-OYT1T50063.html?from=ycont_top_txt
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