健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

新カモフラージュ素材

2017-10-23 08:30:04 | 研究
タコといえば、伸びたり曲がったり、表面の形が変わったりと「擬態の達人」として知られますが、この知能の高い頭足類に触発されて同様のカモフラージュ機能をもった新素材を開発したする研究論文がScienceに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この新素材はシリコン製の皮膜で、表面に伸縮性があり、プログラミングされた立体(3D)形状に応じて表面のモーフィング(連続的で滑らかな変化)が可能。タコやイカなどの頭足類が皮膚の質感を非常にうまく変化させている点に引かれ、それをコントロールしている筋肉を研究して着想を得たそうです。そして、そのアイデアを、柔らかく伸縮性のある素材の形状を操作する手法に応用したそうです。新素材の形状を変化させるのに用いられている3Dバンプ(凹凸)は、わずか5分の1秒の速さで行われるタコやコウイカの擬態を可能にしている体表の極小サイズの突起に似ているそうです。新素材のコーティングに組み込まれた繊維の中の空気が膨張すると、表面はプログラムされた新たな形状に変化するそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3146611?cx_position=5
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