人間は極度の高地で育つと、成長過程で身体がエネルギーの節約を余儀なくされ、腕が短くなる可能性があるとする研究論文が、Royal Society Open Scienceに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。論文によると、高度3500メートル以上で生まれ育ったネパール人の男女は、類似の祖先を持つ低地出身の人々と比べて前腕が短い傾向があることが分かったというもの。一方、興味深いことに、前腕と隣接する上腕と手については、両者に差はなかったそうです。これまでの研究ではペルー人の子どもらに同様の傾向が発見されているそうで、山岳地帯の過酷な条件がその一因とする説を裏付けているそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3179269
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