大した犯罪でないので上司は責任をとる必要はないらしいということが今の考えらしい。どこまで上司は部下の責任をとるのでしょうか。また、本人の罪も過失であれば罰金で。これも何となくわかります。でも、こうした判断基準はどういうものなのでしょうか。社会に与える重大性や影響力なども総合的に評価されるのでしょうか。罪と罰に関する考え方にも多様性があるのでしょうか。法律については詳しくないので何とも言えませんが、法律に触れるかどうか、判例による量刑の大小、など以外の判断基準があるのではないでしょうか。どうも、世の中がおかしいような気がします。この何となくおかしいという感覚が、先行き不安感をもたらしているのではないでしょうか。こうした状況を払しょくするのは・・・。政治家、とくに政権の中枢に在る方には是非考えていただきたいと思います。
先程の宇宙開発の中で触れましたが、日本の宇宙開発に関してTVでコメンテーターが話をしていました。皆さん、よくわかっていらっしゃらないのです。そうした方のコメントをTVで流されてしまうと、「日本の宇宙開発は必要ない」という世論が形成されてしまう恐れがあります。もし、こうしたテーマを取り上げるのであれば、やはり専門家を呼ぶべきであると思います。TVやマスコミは世論を作ることができます。でも、専門家つまり研究者はこうした術を持ち合わせていません。非常に、もどかしいのですが...。とにかく、コメンテーターの方、ご自分の専門領域以外のことに関しては一方的な意見をTVなどで言及しないでいただきたいと思います。もし、どうしても発言しなければならない場合、慎重な発言をお願いしたいと思います。と言っても、ここで表明するだけでは...。
世界の宇宙開発と日本の宇宙開発。世界の宇宙開発はまさに国際宇宙ステーション。こちらは以前取り上げましたが、今後の運用をどうしていくか、注目されます。さて、日本の宇宙開発。宇宙基本法という法律があり、内閣総理大臣を本部長とする日本の宇宙開発へむけた宇宙開発戦略本部があるのです。でも、どの程度活動しているかわかりません。前政権時に所属している日本宇宙航空環境医学会として要望書を提出しました。もちろん、学会の立場として宇宙開発におけるライフサイエンス分野の重要性を訴えました。先程、TVで日本の宇宙開発についてゲストが意見交換していましたが、やはり皆さん、だれもが宇宙でこれから何をやろうとしているかご存じでない。つまり、ロケットや衛星技術開発だけだと思っています。でも、宇宙でわかる人体の機能があるのです。つまり、地球上ではわからなかったものが見えてくるものがたくさんあります。これらの多くは、重力という環境下で進化を遂げ、そうした環境で生まれ育った人において重力という見えない要因がヒトの機能に大きな影響を与えているということです。これを逆にとらえると、重力の刺激を弱くするような状況を作れば、いままで治療できなかった病気の治療が可能となることもありうるということになります。ですので、これから宇宙で1つでも多くの経験をすることが必要になります。こうしたアピールをもっともっとやっていくことが必要ですね。
アムステルダムからデトロイトへ向かう旅客機内で爆弾テロ未遂があったということです。911以来、徐々に安全性が確保されつつあり、少しずつ少なくとも空港のセキュリティエリア内では自由度が増しつつあったのですが・・・。残念です。また、振り出しに戻ってしまいました。飛行機に乗りずらくなってしまうのが残念です。次の米国へ行き時までに....。あまり状況は変わっていないでしょう。搭乗口でボディーチェックをするらしいのですが、だとするといやぁ時間がかかりますね。また、持ち込み手荷物もすべて搭乗口で検査するらしいのです。確か現在は抜き打ち検査を行っています。すべて検査するということになると、搭乗にすごく時間がかかることになります。また飛行中、現地到着1時間前から離席できなくなるという報道もあります。これもまた大変です。ですが、安全には代えられません。重ね重ね残念です。米国には行く機会が多いと思うので...。
思いつき、別な言い方をすれば発想でしょうか。研究者にとって極めて重要なことです。これがないと独創的な研究ができないといってもよいかもしれません。研究はすべて独創的なものとは限りませんし、独創的が一番というわけでもありません。でも、重いつきを大切にして、そこから解決策を見出していくその過程が研究そのものともいえると考えています。ところで、報道によると「輝きのある日本へ」(仮称)と題す戦略を政府が年内にも打ち出すそうです。その中で、戦略は科学技術をベースに日本が強みを発揮していく分野として、地球温暖化対策を成長機会にする環境分野のグリーン・イノベーションと、医療・介護など健康分野のシルバー・イノベーションを取り上げるということです。また、「アジア」と「観光・地域活性化」を成長に向けた需要を開拓する重点と位置付けるらしいです。さて、科学技術をベースにと言っていますが、この点について一言いわせていただきたい。確か少し前に科学技術はお金がかかるし、重要性が伝わってこないなどと、徹底的に糾弾していたのではなかったでしょうか。それが、突然科学技術ですか?これって思い付きでしょうか。それとも、ずっと分析し熟考してきた結果の結論なのでしょうか。後者であれば問題ありませんし、大賛成です。でも、来年度予算との関係は説明できるのでしょうか?たぶん、思い付きのような気がしてなりません。結局、今までにない新しい取り組みを考えた場合、先進技術開発など先端科学技術が必要になるということでしょうか。至極当然です。ですので、基礎科学はいつ役に立つかわかりませんが、絶え間なく継続して行っていくことが大切なのです。でも、仕分けでは1番でなくともよいとしていましたし、技術開発の意義が理解できないなどという発言が出ていました。そしてその結果として、しっかり仕分けられたと思っています。研究者であれば思いつきは大切であり、いざという時にすぐ方向転換できるということが必要とされます。でも、国策はどうなのでしょうか。しっかりとした長期プラン(長期戦略)がないと・・・・。もちろん、長期戦略の立案にはしっかりとした分析とその分析をベースにした戦略、そしてその妥当性・実現性の検証、そして確証など様々な角度から検討が必要であり、さらにその評価方法も考えておく必要があると考えられます。実際、個人研究者のレベルでも科学研究費補助金を申請する際に記載が求められています。求めている国はもちろん行っているのですよね。そう信じたいのですが...。もしこうした分析などが行われていない戦略プランの発表なら、すぐに計画倒れになってしまうと思います。もちろん、来年度予算との整合性もしっかりと説明していただきたいものです。個人と国。レベルによって当然求められることは違うと思いますが、最低限のことは共通事項と考えています。
マニフェストは政権公約というらしいのですが、今年の衆議院選挙ではこのマニフェストが前面に出され、その内容が重視された選挙であったような気がします。さて、マニフェスト。これはある政党が、政権を担ったらこういうことをします、とう約束ですね。約束するのは勝手ですが、その実現性の評価は勝手というわけにはいかないと思います。でも、今そのマニフェストが実現できないということで、国民に謝罪したいと総理大臣が言っています。もうすでに謝罪したことになっているのか、あるいは今後適切な時期に謝罪するか、という議論もあると思いますが、それはまたの機会にするとして、マニフェストを守るということの是非をもう一度考えて欲しいと思っています。マニフェストはすべて正しいことなのでしょうかということです。マニフェストのすべてに賛成して投票された方もいるとは思いますが、必ずしもそうでない人もいると思います。ですので、本来なら政権を取った後に、もう一度マニフェストの是非について国民的議論の場があるべきであると考えています。そうでないと、何か変な気がします。今回の選挙のように圧倒的過半数を取ってしまうと、なんでも実行できてしまいます。実際に国会での議論は?という感じだと思います。つまり、国会はあるが機能しない状態であり、この状態が4年間は継続するということです。多分、4年間継続するすると思いますが...。盛んに国民が望んでいる、国民の声という、政権側の政治家の声が聞こえてきますが、本当でしょうか。個別の政策ごとでは賛成、でも全体的には反対という考えを持っている方は多いのではないでしょうか。つまり、各論賛成、総論反対です。どう考えても日本の将来に不安を感じます。前政権の時以上に感じます。それを数倍の強さで感じます。どうにかしたいと思いますが、どうしようもないですね。とにかく4年間じっと待つことなのでしょうか。
Windows7のマシンを使っています。つい1カ月ほど前に手に入れました。特に問題なく順調に動いています。それまではXPProを使用していました。Vistaは評判が悪かったので、待っていたような状況です。XPから変わった部分がありますが、特に困ることはありません。XPマシンも使用していますが、多少のインターフェースに違いはあっても大きな戸惑いはありません。どちらかというと、Officeをよく使うので、Officeの使い勝手が仕事の能率を左右するようです。Officeは2003をずっと使用していましたが、最近お話ししたように2007を使い始めました。こちらはインターフェースがかなり変わっているので、あの機能がどこにあるのか、とまだまだ戸惑いがいっぱいです。でも変えてしまったのでそうも言ってられません。とにかく使いこなして、ファンクションを覚えていくしか...。
国際宇宙ステーション(ISS)に日本人宇宙飛行士の野口さんが滞在しています。野口さんは約五カ月間の長期滞在を予定しています。いろいろな実験を行うことが予定されているようです。今回野口さんが行う実験は、数年前に公募して採用された実験計画だと思います。ですので、計画から少し時間が経ってしまっているものがあると思います。でも、長期間の宇宙滞在が生体に及ぼす影響についてはm基地の分野ですので、基本的には何を行っても驚きの結果が得られるものと期待しています。今回は骨格筋委縮機能の解明に関係する実験を予定しているとのことで、私の研究分野と重複しているので、大きな関心があります。近いうちに、私の実験アイデアが採択され、検証が実現できればと考えています。スペースシャトルの運用があと2回にフライトで終了する予定ですので、ロシアのソユーズが唯一のヒトを運ぶ手段となります。また、大型の物品はもう運べなくなるともいます。なかなか運用自体が難しくなりますが、できるだけの実験を研究者に開放してもらいたいものです。やりたいことはたくさんあります。いつの日か、ここで紹介できる日を楽しみにしています。
宇宙というと元ライブドア社長のH氏のニュースが久しぶりに報道されています。208億円の賠償で和解ということです。我々庶民の感覚では計り知れない額です。こうした方が少しでも研究に投資してくれれば、多くの研究成果が期待できると思います。投資家の方、是非ともよろしくお願いします。せめて、プレゼンぐらいさせてほしいと考えています。できれば、話し合う機会も作っていただkれば幸いですが...。
宇宙というと元ライブドア社長のH氏のニュースが久しぶりに報道されています。208億円の賠償で和解ということです。我々庶民の感覚では計り知れない額です。こうした方が少しでも研究に投資してくれれば、多くの研究成果が期待できると思います。投資家の方、是非ともよろしくお願いします。せめて、プレゼンぐらいさせてほしいと考えています。できれば、話し合う機会も作っていただkれば幸いですが...。
平成22年度予算案が閣議決定されたそうです。過去最大92兆2992億円だそうです。そのうち、なんと44兆3030億円と過去最大の赤字国債の発行。当初予算において国債発行額が税収を上回っているのは初めてだということです。本当にこれで大丈夫なのでしょうか。我々末端の国民はどうすることもできませんが、長期的なプラン(戦略)のある予算案だとよいのですが。報道されている政府コメントによると「国民の命を守る予算」であるという。来年の命だけ守ってもらっても、という気もします。もちろん、予算案ですので、今後修正される可能性は残されていますが、国会勢力から考えておそらくこのままでしょう。国に破産はないので、借金はどこまでも増えていく可能性があります。そのうち、日本国の国債の価値がなくなれば、どうなるのでしょうか。国際社会における日本経済という視点での説明をぜひ聞いてみたいです。それから、どうも気になるのは「国が国民にかなり大きな額のお金を配る」ということです。分配型の社会はいわゆる社会主義国家との認識があります。間違っているかもしれませんが、こうした社会主義は失敗に終わっていると思っています。国民がお金を生むような、産めるような政策が本来必要なのではないかと思います。それがまさに経済対策でしょうか。経済対策は十分なものなっているのでしょうか。詳しくはわからないのですが、株価や円相場から間接的に判断すると、日本経済の先行きを専門家は不安視しているようにもうかがえます。教育研究を行っている我々にしてみればかなり遠い世界の話のようですが、結局は経済が教育や研究の現場に直結します。日本経済が上向きに転じてくれることを願って...。
第87回日本生理学会大会が来年の5月19日から3日間、盛岡市で開催されます。生理学会大会は、1年に1回開催されている学術大会で、例年3月下旬に開催されています。ですが、今年の大会が国際生理学会(IUPS)と開催時期を合わせる関係で7月から8月にかけて開催されたため、時期をずらしての開催となっているのだと思います。さすがに、毎年研究成果を発表しているといってっも、約半年後に学会ということになると躊躇する人も多くなることが予想されます。こうした理由から5月の開催なのだと思います(勝手な思い込みですが)。ですので、次々回かその次にはまた3月下旬ごろの開催に戻っていると思います。というのは、生理学会は魁夷の多くが大学教員であり、大学のキャンパスを会場として利用することが多いのです。すると、大学の授業が休みの時期に大会を設定するのが適当となるからだとこちらも勝手に思いこんでいます。さて、来年の盛岡大会に向けて抄録を作成し、登録を済ませました。当初、12月24日締め切りでしたが、少し延長され1月6日締め切りなっています。時期がずれたこともあり、少し申し込みが鈍っているのでしょうか。思い起こせば、もう20年以上毎年エントリーし、研究成果を発表してきました。もちろん、自分が筆頭演者となってです。1度だけ、共同演者としての発表がありましたが、たった1回だけです。この学会だけは、毎年参加して、研究成果を発表したいと目標にしています。生理学とは生命科学において重要な位置を占めている学問領域と考えています。どのような分野の研究をしていても最終的に生理学的にはどうなのか?ということが必ず問われることになります。ですので、ある意味生命科学の研究において本質的な研究分野ではないかと考えています。本来もっと崇高な意味があるのかもしれませんが...。来年はこの学会以外にも、すでにエントリー済みの学会が1回、それから是非参加したいと考えている学会が4回あります。このほかに、講演を依頼されている学会や研究会などなど、来年も忙しくなります。学会だけでなく、論文も書かなくては....。