健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

アレルギー反応に体内時計が関与!

2011-02-18 07:56:42 | 研究
じんましんなどアレルギー反応は、体内時計に制御されていることが明らかになったそうです(YOMIURI ONLINE)。鼻炎やぜんそくの症状が朝方に悪化することが多いなど、アレルギー反応が特定の時間帯に起きやすいことに着目し、睡眠や血圧など一日のリズムを制御する体内時計がアレルギー反応と関係しているこちょに着目したそうです。そして、体内時計で中心的な役割を果たす遺伝子を変異させてマウスの体内時計を乱した結果、特定の時間帯だけでなく、一日中アレルギー反応を示すようになったというのです。サーカディアンリズムに関係する分子が、アレルギー反応に関係しているということです。その遺伝子が何か記事には記載されていませんが、その物質はアレルギー性疾患の新たな予防や治療法の開発につながる可能性がありますね。何でしょうか。近く学会誌に論文が掲載されるそうです。
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勉強を頑張るには夢が大切

2011-02-17 08:13:11 | 日記
将来の夢を持つかどうかで、勉強の粘りに差があることが明らかとなったそうです(YOMIURI ONLINE)。この調査はベネッセコーポレーションによるもので、先月に高校を受験する全国の中学3年生412人を対象に実施した結果だそうです。将来の夢が「ある」とした288人と、「ない」124人の回答を比べ、「受験勉強を投げ出してしまいそうになる」ことが「ほとんどない」「あまりない」人は、夢が「ある」では23.3%いたのに対し、「ない」は12.1%にすぎなかったというのです。また、「将来の自分のために今の受験勉強は必要と思う」人は、「ある」84.7%に対し、「ない」は72.6%にとどまったそうです。夢を抱くきっかけとしては「親」23.3%、「テレビ・新聞」20.8%が多かったそうです。日頃から家族で会話し、ニュースなどに触れることが、受験勉強の最後の頑張りを支えているのかもしれないというのですが・・・・・。大学受験シーズン真っただ中。高校受験と大学受験では必ずしも同じとは限らないと思いますが、でも夢を抱くことが大切だというのは納得できる結果でしょう。受験生やこれから受験を目指す生徒の皆さんには、自分の明るい将来に向かって頑張って欲しいですね。
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大学生への仕送りは80年代初期の水準に

2011-02-16 08:11:58 | 日記
大学生への仕送りの昨年の平均月額は7万1310円と、09年に比べ約2800円減り、80年代初頭の水準まで低下したそうです(毎日jp)。この調査は2010年10月に、全国の大学1~4年生の男女9871人(うち下宿生5344人)の回答を集計したものだそうです。仕送り額は2001年以降、下降を続け、2010年は83年の7万2200円を下回ったというのです。仕送りがゼロ円という下宿生は10人にひとり以上の10・5%で前年より0・3ポイント増えたそうです。これは驚きですね。アルバイトで生計を立てている学生がこんなにいるんです。親の厳しい経済状況が要因とみられており、下宿生の生活費に占める奨学金の額、割合はともに過去最高となったそうです。その奨学金。下宿生が月平均で2万6740円で、過去最高だった前年を310円上回ったというのですが、これだけしかもらっていないのかという感じですね。授業料を賄えるぐらいでないと考えますがいかがでしょう。また、食費は30年前の水準以下に落ち込み、書籍代などを切り詰めながらの学生生活が浮き彫りになっているとのことです。下宿生の親の年収は500万円未満が30%と10年前の24%から6ポイントも上昇しているそうです。これは何とかしたいですね。
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4年間の学費免除!

2011-02-15 07:21:00 | 日記
こういう大学が、いや定員枠が今後は増えるのでしょうか。長崎国際大学は2011年度から、児童養護施設入所者や生活保護受給世帯の子弟ら、家庭や経済的な事情で進学の出来ない県内在住の高校生や既卒者を対象として、入学金と4年間の授業料、教育施設の維持管理費など計約377万円を免除するそうです。この募集は、社会福祉学科で最大5人ということです。家庭的・経済的苦境を経験した生徒たちこそ、社会福祉を担う人材にふさわしいと期待しているそうです(ASAHI.COM)。選考は、面接重視のAO(アドミッション・オフィス)入試とし、経済事情を勘案した上で合否を決定するということです。また、長崎外国語大学も、60歳以上または授業などで自身の経験を伝えられる人材を対象に、授業料を全額免除する社会人特別入試を2011年度の学生募集で導入したそうです。企業退職者らが培ってきた社会経験や生き様を若い学生に伝えてもらい、刺激し合うことで教育効果を狙うという趣旨で、若干名を募集しているそうです(ASAHI.COM)。やる気のある学生を確保し、特色ある教育を実施するという難しい課題をいかに実践するか、今の大学は問われているのです。
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EPOの発見が容易に

2011-02-14 07:54:47 | 研究
エリスロポエチンは、腎臓から放出されるホルモンで、造血を促す作用があります。ですので、貧血の治療など用いられることもあります。このエリスロポエチンの造血作用を悪用して、造血を促して持久力を高めようとするスポーツ選手がいます。造血が促され、酸素を運搬する赤血球が増えるので、酸素運搬能力が高まるのです。つまり、エリスロポエチンは、各種競技で使用が禁じられているドーピング薬物「EPO」として認定されています。EPOの使用が発覚したのは、世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスで、1998年に多数の選手の使用が発覚して問題になったそうです。国際オリンピック委員会(IOC)は90年にEPOを禁止物質リストに加え、2002年のソルトレークシティー冬季五輪では3人が金メダルを剥奪されています(MSN産経ニュース)。現在は血液で予備検査後、尿から分離検知する方法をとっているそうです。EPOはもともと体内に存在しているホルモンでもあるので、投与されたEPOと体内で賛成されたエリスロポエチンとの区別が難しく、その分析には3日程度かかっていたそうです。また、治療薬としてのEPOは改良され、構造が微妙に異なるものが出現しています。ですので、その発見がますます難しくなっていました。こうした問題を解決するような分析方法が開発されたそうです。分析期間を1日に短縮する技術を確立し、また構造を微妙に変えたEPOのコピー品についても検知可能だそうです。スポーツとドーピング、これは切っても切り離すことができない問題なのでしょうか。
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癌細胞を際限なく増殖させる酵素を抑制する遺伝子発見!

2011-02-13 07:49:07 | 研究
がん細胞増殖の原因となっている酵素「テロメラーゼ」の生成を、人の5番染色体にある遺伝子が抑えることが確認されたそうです(YOMIURI ONLINE)。正常な細胞は分裂を繰り返すたびに、染色体を保護する部分(テロメア)が短縮し、最終的に死滅してしまいます。ですが、大半のがん細胞では、短縮したテロメアを再び長くするテロメラーゼという酵素が働き、がん細胞は死滅することなく増殖を続けてしまうことになります。がん細胞の中でテロメラーゼの働きを抑える物質を探したところ、がん細胞に5番染色体を入れると、テロメラーゼの働きが抑制されたことがきっかけになり、この染色体にある遺伝子「PITX1」が、テロメラーゼを抑制することが突き止められたそうです。これにより、がん細胞の増殖を抑える治療法や治療薬の開発が可能となるかもしれません。朗報ですね。
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メタボリック対策をよりよく

2011-02-12 08:17:57 | 研究
メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)対策にかける費用は今後「増やす」が21%、「減らす」は3%という調査結果が報告されています(日本経済新聞社)。体脂肪減らしに熱心な人が多いということですね。また、強制されてではなく自発的な生活習慣病予防の要素が強く、格好良くなりたい、という願望も相まっているそうです。どうでしょう。確かに、ランニンググッズ売り場やスポーツグッズのアウトレットショップを訪れると、若い人ももちろん多いのですが、それなりの人達がグッズを物色していますね。また、スポーツジムにも多くの人達が集い、無心に?体脂肪燃焼に励んでいる姿が飛び込んできます。こうした状況は、良い傾向なのでしょう。こうした効果は数十年後に現れ、生活習慣病は減るのでしょうか?そう期待したいですね。
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腸内細菌が脳の発達に・・・・・

2011-02-11 07:37:06 | 研究
腸内細菌がマウスの行動に影響を与えるという驚きの報告がなされたそうです(YOMIURI ONLINE)。これまで、腸内細菌は肥満や免疫に関わっていることは知られていたそうですが、脳の発達や行動にまで影響をおよぼすことが示されたのは初めてだそうです。そうでしょう。イメージしにくい結果ですね。研究では、通常の腸内細菌を持つマウスと、無菌で育てたマウスの行動を比較したそうです。箱の中で陰の区画に隠れ、警戒している時間が多い普通のマウスに比べ、無菌マウスは明るく広い場所をうろつくなど行動が大胆だったというのです。さらに、脳の変化を調べたところ、無菌マウスでは不安や感情に関わる脳内物質の量が少なかったということです。進化の過程で腸内細菌の作用が、新生児の脳の発達過程に組み込まれたのではないかと考えられるようですが・・・・・。
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アルツハイマー原因物質の蓄積を防ぐ仕組み

2011-02-10 07:55:29 | 研究
正常な神経細胞内で、アルツハイマー病を引き起こすタンパク質が蓄積するのを防止する仕組みが明らかになったそうです(YOMIURI ONLINE)。アルツハイマー病の発症は、「アミロイドベータ」というタンパク質が神経細胞に蓄積することによります。このアミロイドベータの蓄積は大脳にシミ状にできる「老人斑」の原因であり、この老人斑がアルツハイマー病の原因であるという説もありました。実験では、ヒトの神経細胞と共通の仕組みを持つ線虫を使って、アミロイドベータの動きを解析し、別のタンパク質がアミロイドベータの前駆体(APP)と結合し、神経細胞内を軸索から細胞体へ輸送していることが明らかになったというのです。この輸送後に、APPは神経細胞内で分解されるそうです。したがって、この輸送システムが正常に働かないと、アミロイドベータが神経細胞軸策に蓄積し、アルツハイマー病が発症することになるそうです。この輸送システムを正常化させる仕組みを薬などで可能にすれば、治療法が開発できるのかもしれません。

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スリムな女性が増えている

2011-02-09 07:46:29 | 研究
肥満の指標である体格指数(BMI)で「やせ」に区分される30~40代の女性の割合が、20年前に比べて増加したことが、厚生労働省研究班の調査でわかったそうです(YOMIURI ONLINE)。ダイエットブームによるやせすぎが指摘される若い層よりも増加率が大きかったそうです。1989年~2009年に愛知県内で健康診断を受けた20~80代女性のべ約20万人について、20年間の変化を年代ごとに調べたところ、BMIが18・5未満で「やせ」に区分される人の割合は、30代は約15%から約22%に、40代は約7%から約17%に増加。50~70代でも増えていたそうです。20代では、年によって20%~30%台前半と増減があるものの、20年を通してみると、ほぼ横ばいだったということです。BMIは見かけを反映するものなので、スリムな30代、40代の女性が増えているということです。その一方で、男性は・・・・・。

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