健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

ヨーグルトで寿命が延びた!?

2011-08-21 08:30:12 | 研究
ウソのような話です。ヨーグルトに含まれるビフィズス菌「LKM512」をマウスに投与することで寿命が延びることが実験的に確かめられたそうです(MSN産経ニュース)。市販のヨーグルト約150cc分のビフィズス菌を生後10カ月のマウス20匹に週3回投与したそうです。実験開始から約1年後(ヒトの年齢約70歳に相当)、生理食塩水を与えたマウス20匹の生存率が約30%だったのに対し、ビフィズス菌を与えたマウスは約80%が生存したそうです。びっくりですね。ビフィズス菌を投与されたマウスは毛並みがよく、動きも活発になったそうです。ビフィズス菌を与えることで大腸の炎症を抑える化合物ポリアミンが増加し、寿命の延長につながったと考えられるようです。他のビフィズス菌でも効果があるかもしれないそうです。ただし、ヒトにも同様の効能があるかは不明ということです。
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真空の世界を見る!?

2011-08-20 08:30:09 | 研究
真空の世界?と言っても、ピンときませんね。どういう世界なのでしょう?この真空の世界を強い光と特殊な鏡を使って見るという新しい理論が発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。この方法では。真空を観察できる確率が、これまで提案された手法より約1000万倍高くなるそうです。真空というと何もない空間と思われますが、瞬間的には、物質と、電気的に反対の性質を持つ「反物質」が現れてはぶつかり合って消えているとされているそうです。この時、強い光を当てれば、生まれたての物質が消える前に相互作用して観察できると考えられるが、効率のよい手法は提案されていなかったそうです。今回、プラズマを用いて、強い光に耐えられる鏡を独自に開発したそうです。レーザー光を様々な角度から真空に当てると、相互作用する確率が飛躍的に高まることを理論的に突き止めたそうです。一度、覗いてみてみたいですね。
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パッションフルーツの効用

2011-08-19 08:30:36 | 研究
パッションフルーツなどから抽出した物質に、身体の機能を調整する「体内時計」の周期を遅らせる働きがあることが明らかになったそうです(YOMIURI ONLINE)。パッションフルーツやパッションフラワーには古くから鎮静、睡眠導入効果があると言われていたそうです。今回、体内時計を遅らせる効果が見つかったのは、ハルミンという有機化合物で、パッションフルーツやパッションフラワーには豊富に含まれているそうです。マウスの細胞に蛍の発光遺伝子などを組み込み、体内時計によって約24時間周期で光り方が変わる細胞を作製し、これにハルミンを加えて観察したところ、体内時計をつかさどる遺伝子の効果が増強され、約30時間周期へと遅らせる効果が観察されたそうです。食物から抽出したこのハルミン。安全性の高い時差ボケの治療薬の研究につながる成果として注目されているそうです。
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魚で糖尿病のリスクが下がる!

2011-08-18 08:38:16 | 研究
男性の方に朗報ですね。魚介類を多く食べる男性は糖尿病になるリスクが低いことが明らかになったそうです(YOMIURI ONLINE)。岩手、東京、長野など10都府県在住の40~69歳の男女を対象に、1990年代半ばから5年間にわたり調査した結果で明らかになったそうです。この調査対象者の内971人(男性572人、女性399人)が糖尿病になったそうです。魚介類の摂取量によって4グループに分けたところ、男性の場合、最も多いグループ(1日あたり約172グラム)は、最も少ないグループ(同約37グラム)に比べて糖尿病になるリスクが約3割低かったそうです。また、アジやイワシなどの小・中型魚や、サケやサンマなど脂の多い魚を多く食べた方が糖尿病になりにくかったそうです。これは驚きですね。一方、女性では摂取量と病気との間に明確な関連はなかったそうです。女性の方は残念。そのメカニズムはというと、魚の脂に含まれる不飽和脂肪酸などが、血糖値を下げるインスリンの分泌を促すと考えられているようですが、果たして・・・・・。
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火星人!?を探せ!

2011-08-17 08:30:58 | 研究
火星で生物を探す日本初の宇宙生命探査プロジェクトの検討が始まったそうです(YOMIURI ONLINE)。微生物の研究が進み、火星での生命の存在の期待が高まっているためだそうです。2020年代前半の打ち上げを目指す火星探査計画の一部に組み込み、宇宙での生命発見「一番乗り」を狙うというものだそうです。この生命探査構想「JAMP(ジャンプ)」には、国内の大学や研究機関から約20人以上が参加するそうです。宇宙機構の火星探査計画の探査機を利用し、火星の赤道付近のメタンが豊富な土を採取して、顕微鏡で生物の有無を確かめるそうです。これまで火星での生命探査は、言うまでもなく米国中心に行われてきています。メタンを生成する菌が地下深くにいる可能性が指摘されていますが、火星を地下深く掘ることは技術的に難しく、日本では生命探査計画が持ち上がることはこれまでなかったそうです。随分先の話のような気もしますが、これくらいの準備期間は必要なのでしょうね。

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隕石からDNAの一部である塩基が・・・・・

2011-08-16 08:30:22 | 研究
衝撃のニュースではないでしょうか?でも扱いは小さいようですが・・・・・。米国航空宇宙局(NASA)などの研究チームは、生命の設計図であるDNA(デオキシリボ核酸)の成分のアデニンとグアニンを隕石から発見したそうです(YOMIURI ONLOINE)。生命において重要な素材が地球外で作られていることを示す結果で、生命や生命の材料が宇宙で誕生し、隕石や彗星などに乗って地球に降り注いだという仮説を支持するものでしょう。南極などで見つかった隕石12個の成分を分析し、DNAを構成する「塩基」であるアデニンとグアニンなどを発見。地球に落ちた隕石を巡る議論では、地上の物質が付着した可能性が捨てきれないそうですが、今回は周囲の氷などに含まれない分子が隕石から見つかったため、落下後に混入したものではないと判断したそうです。さて、どこから来たのでしょうか?
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腎臓の炎症とがん関連遺伝子

2011-08-15 08:39:19 | 研究
がんの増殖に関わる遺伝子の働きで、腎臓の炎症が進む場合があることが、マウスの実験で確かめたそうです(ASAHI.COM)。この遺伝子は「KLF5」と呼ばれ、東京大学の永井教授らが2002年に発見したものだそうです。これまでに、動脈硬化やがんの増殖に関わることが分かっているそうです。慢性腎臓病の炎症が血管の炎症とも似ていることから、マウスの腎臓での働きを調べたそうです。マウスの尿管を縛ると、腎臓では尿を濃縮する集合管という場所でKLF5が盛んに働き、炎症が起きる仕組みを活性化していた、つまり炎症が起こったということです。しかし、遺伝子操作でKLF5を働きにくくしたマウスでは、尿管を縛っても炎症は起きなかったそうです。したがって、この遺伝子の働きを抑える薬ができれば、慢性腎臓病の新しい治療になることが期待されるそうです。
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骨髄細胞を用いた骨延長術が高度医療に承認

2011-08-14 08:35:05 | 研究
以前、ここで紹介しました骨髄細胞を用いた骨延長術が、厚生労働省の高度医療評価会議で高度医療に承認されたそうです。承認された方法は、足の骨を約9センチ伸ばすのにこれまで1年弱かかったのを9カ月程度に短くできるそうです。期間が短縮できることで、足の骨を伸ばす間、固定するために医療用の釘を外から骨に打ち込んだままになりますが、治療期間が短いために感染症などのリスクを減らせることになります。患者ごとの治療期間のばらつきも少なかったそうです。したがって、治療期間や費用負担が軽くなることが期待されています。骨延長術は、国内に約1万人いる軟骨無形成症で身長が伸びない患者や、外傷などで足の長さが違う患者への治療で用いられます。
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火星に水はあった!?

2011-08-13 08:30:40 | 研究
米国航空宇宙局(NASA)は、火星の斜面に水が流れた跡のような暗い色の筋が現れたり消えたりしているのを見つけたと発表しました(YOMIURI ONLINE)。ニュースに掲載されている写真だとよく分からないですが・・・・。気温が上がる時期に、真水に比べ凍りにくい塩水が流れているとみられるそうです。火星では極域で氷が見つかっているが、液体である水は確認されていなかったそうです。水が存在すれば、生命発見の可能性が高まるということです。火星人がいる?なんてSFフィクションがノンフィクションになる日が来るかも・・・・・。
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宇宙での身体測定

2011-08-12 08:24:18 | 研究
日本人宇宙飛行士の古川さんは、6月8日にカザフスタンからソユーズロケットで宇宙へ飛び立ち、微小重力である国際宇宙ステーション内で約2ヶ月間過ごしています。その古川さんが、微小重量環境下での身体測定や体や感覚の変化を調べる医学実験9件を実施した映像を公開したそうです(MSN産経ニュース)。体液が上半身に移動したことや、大きな力を発揮しなくてよくなった筋肉が萎縮した影響からか、ふくらはぎは4センチ、太ももは1センチ、ウエストは6センチ、それぞれ細くなったそうです。また、身長は1センチ伸びたそうです。この身長の伸びは、頭部の重さがなくなるために椎間板が伸ばされたためと考えられます。ただ、1センチというのは少し少ない?かもしれません。さらに、腕の重さを感じないため、目をつぶると、左右の腕を伸ばした指先をうまく合わせられなくなることや、力を抜くと肘や膝、背中が曲がった姿勢になること、歩くことがないため足の裏の皮膚が柔らかくなっていることなどが確かめられたそうです。
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