健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

2カ月で退院へ

2012-08-10 08:30:20 | 日記
認知症患者の長期入院を解消するため「新たな入院患者のうち半数は2カ月以内に退院する」ことを目標に医療態勢を整備するよう、厚生労働省が都道府県に通知することが分かったそうです(毎日jp)。都道府県は通知に沿って2013年度からの医療計画を策定するということです。認知症患者は、地域の受け入れ態勢が不十分などの理由で、支援があれば自宅で生活できる人でも入院し長引く傾向があるそうです。厚労省は住み慣れた地域で生活できるよう退院を促すとともに、自宅や施設で医療や介護を受けられる環境を整える方針だそうです。家族が介護に耐えられるかが課題ですが・・・・・。
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温熱でしわ予防

2012-08-09 08:30:27 | 研究
皮膚をお湯で温めると細胞を保護するタンパク質が増え、紫外線によるしわを防げることをマウスの実験で発見したと発表されました。(MSN産経ニュース)マウスの背中をお湯に5分間つけた後、徐々に量を増やしながら最大で真夏の日差しに相当するような紫外線を計5分間、当てる実験を週3回、10週間続けたそうです。体温とほぼ同じ37度のお湯を使うとはっきりとしたしわができたそうですが、42度のお湯では熱のストレスに応じ、細胞の中で作られるHSPというタンパク質が増え、シワはほとんどできなかったというものです。遺伝子を操作して熱によるストレスがなくてもHSPを作るようにしたマウスでも、シワができにくかったとも。人でも紫外線を浴びる前に蒸しタオルなどで肌を温めると、しわを防ぐことができるかもしれないと。これまで私達の研究室では、筋肉にのみ着目していました。皮膚にも皮筋があるので、そこへの効果かも。それ以外にも・・・・・。
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ES細胞から作製した心筋細胞

2012-08-08 08:30:38 | 研究
様々な種類の細胞に変化できる人のES細胞(胚性幹細胞)から作った心筋細胞をモルモットの心臓に移植し、心臓の機能改善や不整脈を抑制することに成功したそうです(YOMIURI ONLINE)。ES細胞から作った心筋細胞を、心筋梗塞を発症したモルモットの心臓に移植して4週間後、そのうちの2%弱が定着したそうです。移植した細胞は既存の細胞と結合し、心臓の収縮率が治療していない場合に比べて改善が見られたそうです。臨床応用も考えられなくもありませんが、ES細胞から作製したというのが気になります。
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青ジソが老化予防に

2012-08-07 08:30:50 | 研究
青ジソには、酸化ストレスへの抵抗を高め、老化予防に有効な成分があることが明らかになったそうです(MSN産経ニュース)。酸化ストレスは活性酸素が過剰に体内に蓄積された状態。遺伝子や細胞を傷つけ、老化のほか、メタボリック症候群や動脈硬化、がんなどの疾病の一因とされています。体に良いとされる果物や野菜12種類の汁や粉末をラットの細胞にかけ、酸化ストレスの抑制に有効な成分を探索した結果、青ジソには何もかけなかった場合と比べ、約70倍も活性酸素を除去する酵素をつくる能力があることが判明したというものです。青ジソ1枚当たりの含有量は少ないそうですが、成分を凝縮させたサプリメントの開発などを考えているようです。
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火星探査

2012-08-06 08:30:28 | 宇宙
米航空宇宙局(NASA)が昨年11月に打ち上げた無人火星探査車「キュリオシティ(好奇心)」がもうすぐ火星に着陸するそうです(YOMIURI ONLINE)。NASAは今回、ロケット噴射で空中に浮遊する装置から、探査車をワイヤでつり下げ、安全な場所に軟着陸させる新技術を採用しているそうです。火星の大気圏突入から着陸までの7分間は困難な作業が続くため「恐怖の7分間」と呼び、警戒しています。着陸場所は火星の赤道付近で、数十億年前は湖だったとされる「ゲール・クレーター」だそうです。10台の機器を駆使して土壌を分析、火星に存在したかもしれない生命の痕跡を探すそうです。ちなみにキュリオシティは、長さ3メートル、幅2・8メートル、高さ2・1メートルと、軽乗用車並みのサイズで、火星探査車としは過去最大だそうです。
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熱ショックたんぱく質

2012-08-05 08:30:22 | 研究
昨日、ある勉強会に参加しました。熱ショックたんぱく質に関係したものです。様々な分野での応用が研究されている熱ショックたんぱく質(heat shock protein: HSP)。そんな中でも1つのHSPが気になりました。早速、骨格筋での動態を調べてみようと思っています。もしかすると、これまで謎だった骨格筋でのある現象を説明できるかもしれません。
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結核中蔓延国の現実

2012-08-04 08:30:43 | 研究
結核というと昔の病気で、少なくとも今の日本ではほとんど患者はいないという印象を持っている方が多いと思います。でも、事実は異なり、日本は中蔓延国になります。昨年中に国内で新たに結核と診断された患者は2万2681人で、前年より580人減ったものの、減少ペースは依然として鈍いことが発表されました(YOMIURI ONLINE)。前年比で1000~4000人だった減少ペースは2008年から減速し、今回の集計でも、前年の患者数と比較した減少率は2・5%にとどまり、その前の3・8%を下回ったそうです。新規の患者を年齢別でみると、免疫力が低下する70歳以上の高齢者が53・8%を占めているそうです。人口10万人当たりの患者数は大阪(28・0人)、徳島(23・6人)、和歌山(23・5人)、東京(22・9人)の順に多かったとも。
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ALS治療への大きな一歩

2012-08-03 08:30:33 | 研究
全身の筋肉が徐々に萎縮していく難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の患者の皮膚から作製したiPS細胞(新型万能細胞)を使い、ALSの発症を抑える治療薬の候補となる化合物を特定することに成功したそうです(YOMIURI ONLINE)。ALS患者の約9割は、脳からの指令を筋肉に伝える運動神経の細胞内で、遺伝子の働きの強弱を調節するたんぱく質「TDP―43」が変性し、蓄積することがわかっていたそうです。50歳代のALS患者3人の皮膚から様々な種類の細胞に変化できるiPS細胞を作製し、運動神経の細胞に変化させたところ、変性したTDP―43が大量に蓄積しているのを確認したそうです。そして、その影響で、運動神経の突起部分が、健康な人より短くなっていたことを突き止めたそうです。このALS患者の細胞に、TDP―43の正常な働きを補うことで知られる4種類の化合物を加えたところ、そのうちカシューナッツの殻から抽出した「アナカルジン酸」によって、変性したTDP―43が減少、突起の長さも2倍になり、健康な人の細胞と同じ長さになったというのです。これは、iPS細胞の技術が、治療法がない難病の解明や新薬開発の突破口となることを改めて示した成果になるそうです。
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月面の星条旗

2012-08-02 08:30:29 | 宇宙
1960~70年代の米国の有人月探査プロジェクト、アポロ計画で宇宙飛行士らが月面に立てた計6本の星条旗のうち、5本が約40年たった現在も同じ場所に残っている!(時事ドットコム)。米国航空宇宙局(NASA)の研究者にブログによると、NASAの月周回探査機「ルナ・リコネサンス・オービター」(LRO)が星条旗の立てられた場所を撮影し、さらに画像に写り込んだ星条旗のものとみられる影を分析し、5本が健在だと断定したそうです。唯一、所在を確認できなかったのは、1969年に人類初の月面着陸を成し遂げたアポロ11号のアームストロング船長らが立てた旗だそうです。11号の乗員は、月面を離れる着陸船のロケット噴射で旗が飛ばされてしまったと回顧していることから、その通りの事態が起きた可能性が高いというのです。見てみたいですね。
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運動は人を賢くするのは本当だった

2012-08-01 08:30:06 | 研究
異なる強度の運動が記憶や学習を司る海馬の神経新生に与えられる影響について検証した結果、ストレスを伴わない低強度の運動が海馬の神経新生を高めること、さらにその一因として、精巣(睾丸)とは無関係に海馬で作られる男性ホルモン「アンドロゲン」、とりわけ作用の最も強い「デヒドロテストステロン(DHT)」が運動で増加し、それが「パラクリン(傍分泌作用)」を通じて海馬神経新生を促進することが発表されました(マイナビニュース)。つまり、適度な運動はメタボリックシンドロームの予防など身体機能の改善だけでなく、記憶力の向上や学習効果の向上、さらには認知症の予防や改善にも有効なもかもしれませんね。
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