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Westbrookのパートナー探し

2007-01-23 08:50:21 | イーグルス
 RB これまで過保護なまでにプレイ回数を制限してきたBrian Westbrookのキャリーを増やし、膝の怪我に泣いたCorrell Buckhalterもフィールドに帰って来ました。しかし、2年目のRyan Moatsは芽が出ず、Reno Maheはリターン専門でしか起用されませんでした。

 Brian Westbrook 
 15試合出場 ラン 240回 1217ヤード 平均5,1ヤード TD7  パス 77回 699ヤード 平均9,1ヤード 4TD
 膝を痛めて1試合欠場した影響もありシーズン前半は1試合に付き10キャリーだったのがMarty Mornhinwegがプレイコールをするようになってから毎試合20キャリーする事になり100ヤードゲームを連発しました。シーズン前半は膝を痛め、後半はウイルス性の胃腸炎に悩まされ続けてキャリア初めての1000ヤードラッシュの成績を残しました。
 20キャリー100ヤードをシーズン後半連発はしましたが、やはり耐久性とインサイドでの確実性に劣る事に変わりは有りません。20キャリーする事も出来る事は周囲にアピールできました、来シーズンは15キャリーで良いから全ての試合に万全の状態でプレイする事を期待します。今シーズンは使い過ぎました、多分2007シーズンに反動が来る事になるでしょう、20キャリーで16試合使おうとすればパンクする事につながる筈です。
 RBとしてリーグ2位のパスキャッチ・ヤードを記録しました。WRとしても起用できるキャッチ力はスクリーンだけでなくショートパスの受け手としても起用されました。RACも素晴らしいですし、スクリーンパスはオフェンス停滞時の切り札として今後も活用されるでしょう。

 Correll Buckhalter
 16試合出場 ラン 83回 342ヤード 平均4,2ヤード TD2  パス 24回 256ヤード 1TD
 両膝の手術で過去2シーズン全休からやっと復帰しました。これまでよりもやや体重を落としスピードを向上させたようで、スクリメージを突破して10ヤード程度のゲインをする場面も見られるようになりましたが、インサイドでの堅実性は見劣りするようになりました。普通にNo2RBとして起用するには十分な能力を持っていますが、Westbrookの相棒としてはインサイドでのパワーが足りません。パスキャッチは上手いですがダウンフィールドでLBを振り切るようなカットを切れるような選手では有りません、あくまでもセーフティバルブとしてのレシーバーでしょう。
 ルーキー時の3年契約+RFAの1年契約+契約延長の2年契約とEaglesでの6シーズンが終了してUFAになります。再契約するかどうかは微妙な情勢です、Andy Reidのお気に入りの選手なのですが、Westbrookと組むにはパワーが足りませんし怪我をした場合にスターターで起用するだけの能力は有りません。ドラフト上位を使う予定ならば放出でしょう、ドラフト下位で指名する程度の予定ならば単年契約でキープしてキャンプで競争させると予想します、他チームから大金で引き抜かれる事は多分無いと思います。

 Ryan Moats
 5試合出場 ラン 22回 69ヤード 平均3,1ヤード
 2005シーズン後半Westbrookの怪我でスターターに昇格して、平均5,1ヤードを記録して2年目の今シーズン期待されましたがファンブル連発でコーチ陣の信頼を失い試合に出る事すら無くなりました。シーズン中盤以降、足首や腿、膝に軽い怪我を負った事も試合に起用されない一因だとは思いますが、主力温存のATL戦では11回22ヤードの成績に終わりました。怪我が多い事、ファンブルが多い事、やってはいけない時に反則をしてしまう事とコーチに嫌われるのに十分過ぎる現状を改善しなければ非凡なスピードを持っていても起用される事は無いでしょう。

 Reno Mahe
 16試合出場 ラン 4回 18ヤード 平均4,5ヤード  パス 1回 5ヤード  パントリターン 18回 169ヤード 平均9,4ヤード キックリターン 30回 667ヤード 平均22,2ヤード
 2005シーズンは12,1ヤードでPR1位になりましたが、今シーズンはPR,KR共に平凡な数字に終わりました。マフしない事を最優先にした起用ですから、平凡な数字しか残せないのは仕方有りません、Andy Reidと同じBYU出身だから起用されているだけでしょう。
 RFAでの1年契約が終わりUFAになります、能力的に見るべきものは有りませんが他にリターナーが居ないのも事実です。再契約するのならば他のリターナー候補をFAで引っ張ってくる方が話が早いでしょう。


 FB Thomas Tapeh
 14試合出場 ラン 5回 9ヤード 平均1,8ヤード  パス 16回 85ヤード 5,3ヤード 1TD
 リードブロッカーとして急成長したシーズンになりました、オープンに流れながらLBを拾うプレイを得意として、Westbrookのビックゲインを何度も導きました。インサイドをこじ開けるようなプレイをするにはパワーが足りませんが、Westbrookのスピードに付いていく事を考えればスピードを殺してパワーアップする事が正しいかどうかは難しい判断になるでしょう。パスキャッチも上手く、使う気になればRBとしても起用できます。特別インサイドでパワーが有る訳ではないですからタイミングを変える以外でボールを持つ事は無いでしょう。

 
 Westbrookはエースランナーとして独り立ちしたシーズンになりました。しかし、RBとして全ての能力を持っているわけでは有りません。インサイドランナーとしての能力が抜け落ちていますからそれを補助するRBが必要になります。Buckhalterにもう一度賭けるのか、ドラフトで獲得するのか、FAで補強するのかは分かりません。しかし、インサイドランナーの強化が必要な事はハッキリしています、Buckhalter残留以外に何らかの手段を講じる事を期待します。