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ALL PRO

2007-01-10 07:45:03 | イーグルス
 AP選出のNFL ALL PRO TEAMにBrian DawkinとShawn Andrewsが選出されました。

 Dawkinsは2002,2004に続いて3度目の選出です、98タックル、1サック、4INT、5ファンブルフォースの数字以上に存在感の有るシーズンを過ごしました。地区最下位に終わったチームを再浮上させる為にJeremiah Trotterと共にロッカーでチームメイトを鼓舞し続け、ゴールライン前でのハードヒットで何度もターンオーバーを演出しました。
 アスリートとしてはすでにピークを過ぎてしまっています、スクリメージを抜けてきたRBに対するミスタックルの回数は年々増えていますし、1度抜かれた相手に追いつく事がほぼ無くなりました。今シーズンMicheal Lewisのパスカバーが問題に成りましたが、Dawkinsのスピードが落ちて最後方に1人残すような使い方が出来なくなった事が原因ではないかと私は考えています。ただ、Dawkinsは危機を察知する能力が高いので、スピード無くても何とかしてしまうのですけどね、Sに必要な嗅覚と言う意味ではリーグ最高でしょう。
 シーズン開始前に2年の経由延長をしています、Lito Sheppard、Sheldon Brownと不動のCBコンビが居ますし、多分Sean Considineに代わるSSのスターター候補をFAかオラフト上位で補強する事になるでしょう。チームメイトにスピードが有ればDawkinsの欠点を補う事が出来るはずです、逆に言えばSSの補強が無ければスピードの無さを狙われる存在になりかねません。
 3度目のALL PROは意外と少ない気がします、INTを大量生産するタイプじゃないのでその年1番目立つ選手には成りにくいのが一因かもしれません。

 3年目のAndrewsはダイエットに成功した事で人生が変わりました。公称340ポンド実際380ポンドでプレイしていた2005シーズンから実際に340ポンド前後でプレイしている今シーズンはフットワークが別人のようです。40ポンド落としたにも関わらず、ランブロックのパワーは落ちていません、ランプレイで対面のDTを5ヤード突き飛ばし続けるシーズンを送りました。シーズン序盤は突出しすぎた為に結果が付いて来なかったのですが、チームメイトの成長でライン全体が向上しランオフェンスの劇的な成長を牽引しました。
 正直、ALL PROに選ばれるのは過大評価だと思います。確かにランブロックの強さは毎プレイスクリメージを突き抜けるので分かりやすいですし、パスプロテクトもフットワークの向上でかなり良くなりました、Andrewsが1対1で抜かれて奪われたサックは殆ど無いでしょう。ただ、ダメな時は全くダメと言う試合が時々あります、まだ若く荒削りですし、総合力ではAndrewsよりも上の選手は居ると思います。まあ、2006シーズン一番目立つOGと言う意味ではAndrewsが選ばれてもおかしくは無いのでしょうけれど。
 
 2006シーズン攻守で最も印象に残った2人が選ばれました。Dawkinsは年齢、Andrewsは体重管理と不安要素はありますが、今後のプレイオフ、来シーズンと良いプレイを見せ続けてくれるでしょう。