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Hunt好評

2007-06-11 08:13:28 | イーグルス
 Brian Westbrookがプロボウル級のRBなのは間違いありません、しかし本質がサードダウンバックでアウトサイドへのオープンランとパスキャッチに特化された選手です(チームベストのインサイドランナーなのですが)そして両膝の手術を受けているCorrell Buckhalterは去年復活しましたが210ポンド程度にまでウエイトを落として膝への負担を減らしています、去年スピードは増したもののインサイドをパワーで突破する事が減ったのはウエイトダウンした結果なのでしょう。15ヤード程度のロングゲインが増えた事を見ればBuckhalter復活と言える筈なのに、何かが違う気がしたのはWestbrookとコンビを組むRBに求められるショートヤードを確実に取るプレイが見られなかったからなのでしょう。
 その欠点を6-1 233ポンドのTony Huntを獲得する事で補おうとしています。すでに若干ウエイトダウンしてスピードアップする事に着手しているようですがそれでもBuckhalterよりかなり重いですから、インサイドの決定力を増す存在になってくれれば3巡指名の期待に答えられるでしょう。これまで2度のミニキャンプとOTAではタックル無しの練習とはいえかなり良い動きを見せているようです、課題と見られたパスレシーブでも良い所を見せているようでインサイドのランだけでなくアウトサイドのランやパスレシーブでも起用できるのではないかと期待されます。
 本当にHuntがNFLで通用するRBの素質を持っているのならば、問題はWCOのシステム習得が出来るのかと言う事になります。QB,RB,WRとスキルポジションで1年目から活躍する事が難しい複雑なシシステム習得につまずく様ならば、インサイド専門でシンプルなプレイにだけ参加させれば良いHuntでも起用される事はないでしょう。Andy Reidのこれまでのやり方を見れば、能力よりもシステム習得・システムへの適合を優先する事は明らかです。Ryan Moatsがシステム習得に手間取り、パスコースを覚えていないと言う理由で起用されなかったルーキーシーズン、Westbrookの怪我で仕方なく使ったら1キャリー平均5,1ヤードの活躍をした事もありますし、T.Oを出場停止にして仕方なく使ったReggie Brownが後半だけでルーキートップのレシーブヤードを記録した事もあります。能力があってもシステムを理解しない選手は使われない訳です。
 
 最低限のシステムを習得する事、軽量化したBuckhalterの代わりにインサイドへのパワーランを受け持つ事、この2点がHuntの開幕ロスター入りの条件になるでしょう。C Jammaal JacksonとRG Shawn Andrewsはリーグでトップのランブロッカーコンビでしょう、その後ろを付いていくだけで良いわけです。3rd&3をランで確実に取れるようになればオフェンスの安定感は格段に向上するでしょう、Huntに飛躍に期待します。