Jack Ikegwuonu

　4巡131位 Jack Ikegwuonu（長いからIkeと呼びます） CB Wisconsin

　5-10　194ポンド
　右膝手術の為、スカウティングコンバイン・プロデイ等全て欠席。

　Wisconsin州出身のIkeは高校時代WR/DBとしてプレイし、2003年にはWRとして1000ヤード15TDを記録して州のファーストチームに選ばれると同時に40タックルを記録してDBでもファーストチームに選ばれています。バスケットボール、野球でも有名だったようです。

　Wisconsin大に進学後、2004年は練習生で過ごしました。
　2005年は13試合に出場し4試合でスターターでした。26タックル3 INTを記録しています。
　2006年は41タックル2INTを記録しBig10のファーストチームに選ばれました。
　2007年はRCBで13試合にスターターで出場し、24タックル1INTを記録しています。
　
　サイズとスピード共に高いレベルで持っていて、ランディフェンスでも良いプレイが出来るようです。
　怪我が多く、性格に問題が有ります。ターンが硬くマンマークで振り切られる事が有りそうです。

　2006年に双子の兄弟と強盗で逮捕されています。ドラフトされた今でも裁判中で、判決によっては服役する可能性もあります。
　2008年1月にスカウティングコンバインの為の練習中に右膝ACL.MCLを断絶し手術を受けました。2008シーズンはプレイ出来ないとみられます。

　本来ならば強盗事件を起こしているリスクを考慮しても2巡指名候補として名前が有りましたが、評価は落ち続けています。怪我の前からNFLではトップスピード・ターンスピードにやや問題が有り、Sにコンバートした方が良いのではないかと言う話も有りました。膝の手術を受けた事で更にスピード・ターンの問題が目立つ事になるかもしれません。
　強靭な上半身でランディフェンスが良く、バンプでレシーバーの動きを止める事が上手と見られています。ボールに対する反応が素晴らしく、ゾーンディフェンスで素晴らしいカバーが出来ると評価されます。


　チームは強盗事件で収監される事は無いと判断しての指名で、膝の怪我についても致命的なものではなく復帰出来ると考えているようです。この2つの致命的な問題が解決すれば素晴らしいニッケルバックとして2009年に復活してくれるでしょう。
　2008年1月の手術ですから2009年9月には完全復帰出来るでしょう、元々腰が硬いと見られているターン時に影響が出るかもしれません。Asante Samuel,Sheldon Brownに続く3番手での起用になるでしょう、Lito Sheppardは2009年にはチームに居ないでしょうから、その代わりに入る事を想定しての指名でしょう。
　性格・怪我とリスクの高い指名ですが、2巡候補を4巡の最後で取れたのですから拾い物になる可能性も有ります。今シーズンプレイ出来ないIkeを指名しましたが、Litoが今シーズンチームに残るのならば1年待つ事に問題はありません、ニッケルDBにはバンプ能力を求めるチームのニーズに合った指名だと思います。