貰ったサック数48回で32チーム中28位、QBへのヒットは118回で最下位、ランプレイは一回平均4.5ヤードで10位。スターター3人がIR入りする緊急事態にスクランブル途中捕まってサック扱いを量産するMichael Vickに鈍足ルーキーNick Folesの組み合わせ。結果リーグ最下位レベルのパスプロテクト記録が残っています。
Vickは351回ドロップバックして28サック。12.5回に1回サック
Folesは265回で20サック。13.25回に1回サック
案外差が無いです、同地区のQBを見るとTony Romoは17.4回に1回サック、RG3は13.1回に1回、Eli Manningは28.2回に1回。これを見ると、やはり今年のOLが悪かったと言う事でしょう。
King Dunlap 27歳 1年契約を終えてUFA
14試合出場 12試合先発
4年間のバックアップ生活を終えUFAだった3月のオフ、Jason Petersの怪我で即時チーム復帰となりました。スターターとしては平凡な能力しか持っていませんが、LTとして平均的能力を持つ安価なバックアップはどのチームも欲しい人材と言えるでしょう。
Evan Mathis 31歳 4年契約の2年目
16試合出場 16試合先発
崩壊寸前のOL陣の中、各種専門誌のオールプロに選ばれる活躍をしました。個人的にはそこまで評価高くないのですけれど、2012年チームのベストOLなのは間違いありません。
1対1のパワーよりも、フットワークとパスプロテクトの技術に長けるLG向き、スイープ多用の新システムに向いている人材でしょう。
Dallas Reynolds 28歳 3年契約の2年目(終了後RFA)
16試合出場 14試合先発
2週目BAL戦途中Jason Kelceの怪我で緊急登板、シーズンが終わるまでCと勤めました。まずはショットガンのロングスナップがまともにQBの構えた場所に行かないのは論外です。プロ入り後にC兼任になったG/Tなので仕方が無い面も有りますけれど、最後まで下手でしたからねえ・・・
どこでも出来るバックアップに戻されるでしょうけれど、そういう点では使い勝手の良い選手です。絶対的な能力は高くないです(Andy Reidの母校BYU枠が無くなる場合の処遇は未知数です)
Danny Watkins 28歳 4年契約の2年目
11試合出場 6試合先発
1巡指名選手の2年目、オフの成長を期待しましたが、パワーもフットワークも平凡、おまけに判断力も低いままでパスラッシュを漏らし続けました。シーズン中盤からバックアップに降格となりましたし、OLのシステムが変わりますけれどスターターに戻れるかは微妙です。
Dennis Kelly 23歳 4年契約の2年目
13試合出場 10試合先発
5巡指名ルーキー、OL陣が怪我に苦しむ中、サイズを活かしたパスプロテクトでスターターを掴みました。フットワークは平凡でパワーもそれほどではありません。それでも、Watkinsよりも良いRGでのプレイも見せました。
怪我人の復帰でバックアップに戻るかRGのスターター争いをする事になります。3番目のOTとしては十分な能力ですが、ベテランを押しのけるにはパワーアップが必須となります。
Todd Herremans 30歳 5年契約の5年目+3年の契約延長済み
8試合出場 8試合先発
密集を飛び越えた際に右足首がぐにゃっと曲がってしまいIR入りしました。それまでのプレイも平凡でパワーもスピードも去年までのHerremansではありません。Howard Muddシステムの2011年は良い働きをしていたのでシステムが問題とも思えません。年齢的衰えが出るには少し早いですし、毎年恒例の足・腰の怪我の影響かもしれません。
2年に1度手術をしている下半身のダメージがどれ程の物か、判断は難しいです。2004年の4巡指名でチーム最古参のベテランです、復帰して欲しいのですけれど。
Jason Kelce 25歳 4年契約の3年目
2試合出場 2試合先発
ルーキー時からスターターを奪い、2年目の成長が期待されましたがEd Reedの即退場ものの危険なタックルを受けて膝を壊されIR入りしました。
開幕直後の怪我で、すでにリハビリを終えてトレーニングを始めています。サイズが無いのはシステム変更時に問題になるかもしれませんが、トータルの能力ではリーグ屈指のCに成長する可能性を持ちます。
Jason Peters 31歳 6年契約の5年目
バスケで遊んでてアキレス腱断絶、おまけに補助具が壊れてもう一回断絶
シーズン中に復帰出来るIRと言う奇怪なシステム変更でシーズン終盤の復帰の可能性も有ったらしいので2013シーズンにプレイする事は可能なのでしょう。ですが、あまりリハビリ状況のレポートのようなものを目にしません。Chip Kellyは先日の記者会見の最後に開幕戦に出れる状況と聞いている。と答えています(チーフトレーナーはKCに行きましたが、新トレーナーは内部昇格ですから確かな情報だと思われます)
Jake Scott 31歳 1年契約が終わりUFA
7試合出場 7試合先発
IND,TENで8年スターターを勤めたベテランですが、なぜかどことも契約が出来ずにFA市場で売れ残りました。MuddとはIND時代の旧知で、怪我人続出の窮状の中契約しました。FA売れ残りなのに、1巡指名Watkinsより遥かに良いプレイを見せてくれました。
Mudd退任でシステムが変わりますし年齢的に再契約はしないでしょうけれど、ドラフトに失敗した場合FA市場に居るならば再契約してほしいです。
Demetress Bell 28歳 5年契約の1年目終了後カット
9試合出場 5試合先発
Petersの怪我でBUFのスターターを緊急補強しました。2011年BUFでのプレイは平均以上プロボウル未満と言ったプレイだったのですけれど、2012年キャンプでは動き出しが遅く、スピードラッシュにまったく付いていけませんでした。開幕後もまったく良くならずにDunlapにスターターを奪われ、ロスターボーナス発生前にカットされました。
元々怪我の多い選手ですし、何らかの怪我を抱えていた可能性が有ると見ています。大型契約に気が緩んだだけかもしれませんけれど・・・
Matt Tennant 25歳 3年契約の3年目(終了後RFA)
8試合出場
2010年NOの5巡指名、カットされNEに拾われ、NEをカットされた所をウエイバーで拾っています。Cのバックアップとして、STでのブロック要員として起用されました。
Matt Kopa 25歳
出場なし
2010年SFのルーキーFAでMIA,NEのPSを経て11月にNEのPSから引き抜きました。その後アクティブになる事なく53人枠に居続けました。
Julian Vandervelde 25歳
PS
2011年の5巡指名で1試合出場しましたが、2012年はキャンプで残れずにカット、TBに拾われますがまたカットされPSとして戻ってきています。
Matt Reynolds 26歳
PS
Dallasの弟でBYU枠での獲得でしょう、CARのキャンプをカットされた後にPSに入れています。
Nate Menkin 24歳
PS
HOUのキャンプに参加していましたがカットされPSとして契約しました。ディビジョン3のオールアメリカンです。
Allen Barbre 28歳
2007年GBの4巡指名、GB,SEA,MIA,SEAとカット移籍を繰り返しています。2012年は出場なしに終わりました。GB時代の2009年には7試合で先発しています。
オフェンス全体、OLコーチの入れ替え、大きなシステム変更が有るでしょう。スターター3人が怪我から復活しますが、最終戦のスターターからDunlapとScottがUFAになっています。スターター3人が30歳を超えている怪我持ちと言う事でドラフト上位指名の有力候補ポジションと見られます。怪我人が本来の動きまで戻るのであれば、KellyのRG起用で事が済むかもしれません。ただ、プレミア級のLTを手に入れるチャンスですしOLに行くのが得策だと考えます。
Vickは351回ドロップバックして28サック。12.5回に1回サック
Folesは265回で20サック。13.25回に1回サック
案外差が無いです、同地区のQBを見るとTony Romoは17.4回に1回サック、RG3は13.1回に1回、Eli Manningは28.2回に1回。これを見ると、やはり今年のOLが悪かったと言う事でしょう。
King Dunlap 27歳 1年契約を終えてUFA
14試合出場 12試合先発
4年間のバックアップ生活を終えUFAだった3月のオフ、Jason Petersの怪我で即時チーム復帰となりました。スターターとしては平凡な能力しか持っていませんが、LTとして平均的能力を持つ安価なバックアップはどのチームも欲しい人材と言えるでしょう。
Evan Mathis 31歳 4年契約の2年目
16試合出場 16試合先発
崩壊寸前のOL陣の中、各種専門誌のオールプロに選ばれる活躍をしました。個人的にはそこまで評価高くないのですけれど、2012年チームのベストOLなのは間違いありません。
1対1のパワーよりも、フットワークとパスプロテクトの技術に長けるLG向き、スイープ多用の新システムに向いている人材でしょう。
Dallas Reynolds 28歳 3年契約の2年目(終了後RFA)
16試合出場 14試合先発
2週目BAL戦途中Jason Kelceの怪我で緊急登板、シーズンが終わるまでCと勤めました。まずはショットガンのロングスナップがまともにQBの構えた場所に行かないのは論外です。プロ入り後にC兼任になったG/Tなので仕方が無い面も有りますけれど、最後まで下手でしたからねえ・・・
どこでも出来るバックアップに戻されるでしょうけれど、そういう点では使い勝手の良い選手です。絶対的な能力は高くないです(Andy Reidの母校BYU枠が無くなる場合の処遇は未知数です)
Danny Watkins 28歳 4年契約の2年目
11試合出場 6試合先発
1巡指名選手の2年目、オフの成長を期待しましたが、パワーもフットワークも平凡、おまけに判断力も低いままでパスラッシュを漏らし続けました。シーズン中盤からバックアップに降格となりましたし、OLのシステムが変わりますけれどスターターに戻れるかは微妙です。
Dennis Kelly 23歳 4年契約の2年目
13試合出場 10試合先発
5巡指名ルーキー、OL陣が怪我に苦しむ中、サイズを活かしたパスプロテクトでスターターを掴みました。フットワークは平凡でパワーもそれほどではありません。それでも、Watkinsよりも良いRGでのプレイも見せました。
怪我人の復帰でバックアップに戻るかRGのスターター争いをする事になります。3番目のOTとしては十分な能力ですが、ベテランを押しのけるにはパワーアップが必須となります。
Todd Herremans 30歳 5年契約の5年目+3年の契約延長済み
8試合出場 8試合先発
密集を飛び越えた際に右足首がぐにゃっと曲がってしまいIR入りしました。それまでのプレイも平凡でパワーもスピードも去年までのHerremansではありません。Howard Muddシステムの2011年は良い働きをしていたのでシステムが問題とも思えません。年齢的衰えが出るには少し早いですし、毎年恒例の足・腰の怪我の影響かもしれません。
2年に1度手術をしている下半身のダメージがどれ程の物か、判断は難しいです。2004年の4巡指名でチーム最古参のベテランです、復帰して欲しいのですけれど。
Jason Kelce 25歳 4年契約の3年目
2試合出場 2試合先発
ルーキー時からスターターを奪い、2年目の成長が期待されましたがEd Reedの即退場ものの危険なタックルを受けて膝を壊されIR入りしました。
開幕直後の怪我で、すでにリハビリを終えてトレーニングを始めています。サイズが無いのはシステム変更時に問題になるかもしれませんが、トータルの能力ではリーグ屈指のCに成長する可能性を持ちます。
Jason Peters 31歳 6年契約の5年目
バスケで遊んでてアキレス腱断絶、おまけに補助具が壊れてもう一回断絶
シーズン中に復帰出来るIRと言う奇怪なシステム変更でシーズン終盤の復帰の可能性も有ったらしいので2013シーズンにプレイする事は可能なのでしょう。ですが、あまりリハビリ状況のレポートのようなものを目にしません。Chip Kellyは先日の記者会見の最後に開幕戦に出れる状況と聞いている。と答えています(チーフトレーナーはKCに行きましたが、新トレーナーは内部昇格ですから確かな情報だと思われます)
Jake Scott 31歳 1年契約が終わりUFA
7試合出場 7試合先発
IND,TENで8年スターターを勤めたベテランですが、なぜかどことも契約が出来ずにFA市場で売れ残りました。MuddとはIND時代の旧知で、怪我人続出の窮状の中契約しました。FA売れ残りなのに、1巡指名Watkinsより遥かに良いプレイを見せてくれました。
Mudd退任でシステムが変わりますし年齢的に再契約はしないでしょうけれど、ドラフトに失敗した場合FA市場に居るならば再契約してほしいです。
Demetress Bell 28歳 5年契約の1年目終了後カット
9試合出場 5試合先発
Petersの怪我でBUFのスターターを緊急補強しました。2011年BUFでのプレイは平均以上プロボウル未満と言ったプレイだったのですけれど、2012年キャンプでは動き出しが遅く、スピードラッシュにまったく付いていけませんでした。開幕後もまったく良くならずにDunlapにスターターを奪われ、ロスターボーナス発生前にカットされました。
元々怪我の多い選手ですし、何らかの怪我を抱えていた可能性が有ると見ています。大型契約に気が緩んだだけかもしれませんけれど・・・
Matt Tennant 25歳 3年契約の3年目(終了後RFA)
8試合出場
2010年NOの5巡指名、カットされNEに拾われ、NEをカットされた所をウエイバーで拾っています。Cのバックアップとして、STでのブロック要員として起用されました。
Matt Kopa 25歳
出場なし
2010年SFのルーキーFAでMIA,NEのPSを経て11月にNEのPSから引き抜きました。その後アクティブになる事なく53人枠に居続けました。
Julian Vandervelde 25歳
PS
2011年の5巡指名で1試合出場しましたが、2012年はキャンプで残れずにカット、TBに拾われますがまたカットされPSとして戻ってきています。
Matt Reynolds 26歳
PS
Dallasの弟でBYU枠での獲得でしょう、CARのキャンプをカットされた後にPSに入れています。
Nate Menkin 24歳
PS
HOUのキャンプに参加していましたがカットされPSとして契約しました。ディビジョン3のオールアメリカンです。
Allen Barbre 28歳
2007年GBの4巡指名、GB,SEA,MIA,SEAとカット移籍を繰り返しています。2012年は出場なしに終わりました。GB時代の2009年には7試合で先発しています。
オフェンス全体、OLコーチの入れ替え、大きなシステム変更が有るでしょう。スターター3人が怪我から復活しますが、最終戦のスターターからDunlapとScottがUFAになっています。スターター3人が30歳を超えている怪我持ちと言う事でドラフト上位指名の有力候補ポジションと見られます。怪我人が本来の動きまで戻るのであれば、KellyのRG起用で事が済むかもしれません。ただ、プレミア級のLTを手に入れるチャンスですしOLに行くのが得策だと考えます。