ベテランDT2人解雇

　チーム最古参のベテランMike Pattersonとチーム最高齢のCullen Jenkins、2人のDTを相次いで解雇しました。

　Pattersonは2005年の1巡指名として入団し、プロボウルには選ばれなかったのですが、長い間DTのスターターを勤めてきました。しかし、2011年脳内の血管奇形が見つかり、投薬手術の為に不本意なシーズンを過ごしていました。
　4-3のランストップDTとして1対1で押し潰される事の少ない重心の低い選手だったのですが、反面サイズが無くダブルチームには弱さを見せていました。3-4のNTではその点が問題になるかもしれないと懸念していましたが、今回のカットとなりました。ゴースト無しで4ミリオンのキャップを作る事になります。


　Jenkinsは2011年FAでGBから加入、3-4DEと4-3ではDEとDT両方で活躍してきました。今回の3-4導入、4-3とのハイブリット化には最適の万能選手と考えていたのですが32歳の年齢と5.5ミリオンのキャップヒットが原因なのかカットされました。
　DTとして5サック前後を2年続けましたし、GB時代の最盛期うより落ちてはいますが今でもトップクラスのDTと考えていただけに残念です。1ミリオンのゴーストを出して4.5ミリオンのキャップ節約になります。


　新システムのNTとREスターター候補のベテラン2人が解雇されました。年齢、高年俸、怪我と病気を考えるとカットの噂は有った2人なのですが、Pattersonは貴重なNT候補、Jenkinsは3-4DEとしての実績から2人同時の解雇は考えていませんでした。
　これでDLのファーストチームはFlecter Cox以外2枠空白となりました。NTにはAntonio Dixon、DEにはCedric Thorntonが暫定ファーストチームに入る事になります。Antonio（QBのDennis Dixon加入で今後はAntonioと呼びます）でNTはいけるとチーム内の声として地元紙に最近載りましたし、Thorntonの評価が高いという話も聞きます。しかし、Antonioはワイドナイン向きかはともかくプレシーズン調整失敗で動きが重くカットされた選手で、Thorntonにダブルチームの処理をするパワーが有るのかは大いに疑問です。
　Delck Landriを含めて3人DT放出となれば、当然デプスの厚みが足りません。PS組を除くとバックアップゼロ状態ですし、3-4に慣れている選手を2-3人は入れる事になります。2人で10ミリオンキャップをセーブしても割に合う動きなのか？年齢怪我の問題も有りますけれど、動き過ぎの印象を持ちます。