Vickのボーナス先送り？

　スーパーボウルが終わって、SFまたはBALのコーチと面接＞DC決定となるはずが、まだ誰と面接したという話が出てきません。この2チームのコーチを引き抜く以外にここまで決定を遅らせる理由が思い浮かばないのですけれど、何をもたもたしているのでしょう。
　SFとBALのコーチで決定ではなく、何人かいる候補の一人として面接をしてみたかっただけ。会うだけ会ってからこれまでの候補と比べてみる。そういうわけではないと思いたいですけれどねえ・・・

　スーパーボウル翌日に3ミリオンのロスターボーナスが発生するMichael Vickですが、スーパーボウル観戦オフ会での情報だと（地元紙では見つけられなかったのですが）3ミリオンのボーナス支払日を3月の年度更新日まで遅らせる事になったようです。
　チーム側もVick側もメリットの有る話でしょう。現行の契約ならば17ミリオン今年貰えるVickですが、今カットされてスターター待遇で向かえるチームが有るかは微妙ですし、こんな大金は貰えません。Eaglesに残る場合にもキャップを空ける為にサラリーカットを受け入れる必要が有る（17ミリオン支払う能力じゃないですし当然でしょう）Vickがボーナス発生日を遅らせたのは、少しサラリーカットをしてでも現行の高額契約を維持したいのでしょう。
　ここで、チーム側が即カットではなく一ヶ月時間を取った理由を考えます。Chip Kellyの構想外であるならば、即カットで問題ないです。FA解禁日のカットですし、今年のFA戦線にめぼしいQBは出てこない予定です（当然他チームでも新年度初日カットは有るでしょうけれど、健康診断などを考えれば当日契約で入れ替えは難しいです）トレードでSFのAlex Smithを迎えるなどの噂は有りますけれど、スーパーボウルが終わってこれから交渉する時間なのですかねえ・・・
　去年までカレッジにいたKellyですし、スカウティングコンバインを見てからVickにするか、ルーキー上位指名か、を悩む事はしないでしょう。となると、新労使交渉で使える、これまで6月1日カットで適用になったゴーストサラリーを2年分割処理を3月カットにも各チーム1人（だったか2人だったか）利用出来る。を使って2013年度のゴーストを減らす為の先延ばし、またはトレード交渉の為の時間。どちらかと推測します。2014年度から放送権料の見直しでキャップ枠が大幅増の見込みですし、2014年にゴーストの半分を振り分ける為の行動だと個人的には考えます。
　KellyとVickが面接して、Vick側から来年もEaglesに居る可能性が増えた。と言う話が出てきているようですけれど、VickにKellyのシステムは脳みそがついていけないと思います。素直に放出で良いと思うのですけれど。