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スターター交代は来るのか?

2014-07-17 17:38:00 | イーグルス
 全く入れ替えのない唯一のポジションTE、2年目Zach Ertzの成長待ちと言う事なのでしょう。

2013年成績

Brent Celek 16試合出場 15先発
レシーブ 32回 502ヤード 6TD

Zach Ertz 16試合出場 3先発
レシーブ 36回 469ヤード 4TD

James Casey 15試合出場 1先発
レシーブ 3回 31ヤード


ルーキーFAで獲得 Blake Annen  Trey Burton


 契約の有る選手
Brent Celek 29歳 契約残り3年
Zach Ertz 23歳 契約残り3年
James Casey 29歳 契約残り2年
Emil Igwenagu 25歳 契約残り2年
Trey Burton 22歳 契約残り3年(終了後RFA)
Blake Annen 23歳 契約残り3年(終了後RFA)


 データ上、思ったよりも2TEセットを使っていない事が先日判明し、WR情勢で2,3巡のルーキー2人をスロットに入れる事になりそうです。この事から、TEは2人ではなく1.5人分のプレイタイムしか無いのが現状ではないかと推測します。
 NFL.COMでのデータだと、スロットにJason Avantが13試合先発、Zach Ertzが3試合先発。記録上ですが3WRセットのようになっています(レシーブ記録は共に35レシーブ450ヤード前後)
 TE陣としての競争は、OLのすぐ横に付く古典的TEにCelek、モーションをしたりOLとは離れた位置からもスタートするフランカーにErtzが多く入りました。今年はストロングサイドのOLの横を2人で争うのではないかと考えています。
 ブロック力ではCelekの圧勝でしょう、ErtzがStanford時代から常に2番手TEのフランカー担当です。足腰を見ても、押しのパワーが有るようには見えません。OTAでパワーアップやブロックの技術習得を目指していると言う話が載っていましたが、そう簡単にはレベルアップしないでしょうね。
 レシーブ成績が大きく違わない2人ですが、4ミリオンを越える年俸のCelekとルーキー契約中のErtzでは10倍以上の差が有ります。ブロック力を考慮しても費用対効果ではErtzを伸ばしていこう、となるのが当然です。パワーが付いたらCelekからErtzに入れ替えたいのでしょうけれど、Ertzはレシーブ特化で変に肉を付けない方が良い気がします。


 ランで押し、DEやOLBからQBを守り、ルートに出ればミドルまで走れる脚力も有るCelekは万能型TEとしてかなり優秀な選手だと思います。プロボウルのような評価を受けるには1000ヤード近い数字を出さなければならないので、Celekがトップクラスと言われる事は無いのでしょうけれど万能型TEとしてはかなりバランスの良い選手だと思います。
 年齢的衰えよりも熟成感が出ている最近のシーズンです。ただし、若手の挑戦を受ける年齢になりましたし、抜かれたら年俸的にもカットされるかもしれません(今年ではなく、2015シーズンまで順調に過ぎた場合、Ertzの3年目が終わり契約延長の話が出た時にCelekとErtzを天秤に掛けると予想します)


 レシーブ専用から万能型になる事が正しいのかどうか?プレイタイムを増やす為には万能型TEになる必要が有りますけれど、スピードや横への動きを削ってまでパワーアップをするのは持ち味殺しそうで嫌なのですけれどね。
 去年導入した2TEセットが想像以上に少なかったのですが、よく考えてみるとWR陣の駒不足が深刻な状態で2TE使わないとなると、数の補充をした今年は3WRがさらに増えるのですかねえ。
 パワーアップをするのは良いとしても、万能型まで行くのか、レシーブ特化型を維持するのか、Celek以外非常に若いWR/TE陣の未来がどうなるのかが見えてくるシーズンになるのでしょう。


 Chip就任後のFA第一号として入団したCaseyなのですけれど、ST専用のような扱いとなりました。これは、Ertzをドラフトで指名した事、そしてErtzが期待通りの2番手TEとしてマッチした事、Celekも怪我無くシーズンを終えた事。CelekとErtzで事足りてしまったのが原因でしょうね。
 TE/FB/FLのどこでも使える万能型なのですが、LeSean McCoyがリードブロック無用の自由過ぎるプレイスタイルですからFB入れてのIとか使わないですし、今年もCelekやErtzのバックアップとして差の有る3番手なのですかねえ。怪我人が出た時を考えれば、経験豊富なバックアップが居るのは素晴らしい事なのですけれど。


 PSに居たり居なかったりする4番手Igwenaguですけれど、Caseyが上位互換ですし今年も厳しいでしょう。PSに戻れるかも今年は危ないと考えます。


 高校時代QBからRB,WR/TEとコンバートされてきたBurtonはTE登録ですけれど、実際どこで使うのでしょう。プレシーズンゲームなどでの使われ方を見るまで、良く分からない。と言うのが本音です。
 Brad Smithのような起用になるのかもしれませんし、レシーブ型TEかもしれません。


 縦に速いAnnenは大化けの可能性が有るようにも見えます。カレッジではNFL入りした先輩が2人居た為に成績を残していませんが、40ヤード4.4の速さは武器になります。


 3人であろうTE枠は怪我が無ければ確定済み。PSを若手が争う形になります。マルチタレントのBartonとサイズと縦の速さを持つAnnen、素材と言う点では面白そうな若手が入ってきました。