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LCB候補が居ない

2015-01-11 09:37:00 | イーグルス
 ニッケルまでの人材は集めたものの、怪我人が出た際のバックアップの薄さを露呈した2013シーズン、バックアップの人材を集めて2014年に向いました。スターター補強をしなかったのは終盤に停滞する大きな要因になりました。

放出
特に無し

加入
Nolan Carroll(MIAから 2年契約)
Jaylen Watkins(ドラフト4巡 Florida 4年契約)


 Cary Williams 16試合出場 16試合先発
60タックル 56ソロ4アシスト 2INT 10PD

 RCBとして全試合に先発しましたが、元々性格的にムラが有るタイプです(1年前のNO戦でも無駄な反則が直接の敗因になりました)今年はさらにメンタル的な問題が表面化しました。キャンプでのコーチ批判に始まり、フィールド上で追う気の無いようなプレイを見せる、点差が開いてしまうとタックルしない。CBから見た時に楽ではないシステム(Sの援護無しでWRとディープまで走る事が多い)なので不満を持つのも分かるのですけれどね・・・
 来年8.1ミリオンのキャップヒットで解雇すれば6.5ミリオンセーブ出来る。この数字だけを見るとカットして3年20ミリオンくらいで次のスターター引っ張って来い。と言いたくなるのですが、ニーズとしてエースの対面LCBの補強が優先です。となると、8ミリオン支払ってもう1年が現実路線ですかね。個人的には入れ替えた方が良いと考えていますけれど・・・



 Bradley Fletcher 15試合出場 15試合先発
60タックル 53ソロ7アシスト 1INT 22PD

 22PDって凄い数字なのですけれど、多分狙われる回数が多かっただけでしょうね・・・それで1INTです。
 良くも悪くも2番手CBの平均値と言った選手を1対1でエースWRに付けるのは(Dez,DeSean,Beckhamのプロボウラー揃いの地区を考えても)無理が有りました。個人の能力を越えた要求をしたコーチ・フロントに責任が有ると考えています。
 パスラッシュが掛かった中盤戦以外はQBに時間を与えたラッシュにも問題は有りますが、バンプするでもクッション取るでもなく、工夫の無いカバーを繰り返すだけ。能力的に劣るのを駆け引きとかで押さえようとしないコーチの指示に同情はしますけれど(まさかFletcherに好きにやらせていた訳じゃないでしょうから)契約切れますしこのまま放出となるでしょう。



 Brandon Boykin 16試合出場 
43タックル 38ソロ5アシスト 1INT 9PD

 ニッケルCBとしてのプレイを続けています。可もなく不可もなくと言うよりは6INTだった2013年よりもインパクトの無いシーズンと言う評価になります。ショートエリアで付いているのに通される場面が印象に残るようになりました。サイズが無いから仕方が無いのですけれど、今年のうちに契約延長しよう、と言う感じではないです。

 4-3から4-2-5ニッケルは分かりやすいのですが、3-4から3-3-5にするのか4-2-5(2-4-5)にするのかは難しいです。DeMeco Ryansが怪我してからはLB足りないので3-3-5で問題なくなったのですけれど、その際にTEを見る選手が居なくなりました。Boykinではサイズが全く足りませんし小型ニッケルは3-4には合わない気がしています。



 Nolan Carroll 16試合出場 1試合先発(最終戦)
31タックル 30ソロ1アシスト 4PD
 スターターとして平均的な能力を持つCBその2としてデプス補強を狙う獲得でした。Fletcherとのスターター争いはコーチの好みなのか勝負する事も無く敗北し、CB4番手でシーズンを過ごしています。
 期待はしていたのですけれど、実際使ってみれば確かにFletcherより上とは言えませんでしたからバックアップ止まりも仕方が無いです。
 契約上、現段階でのLCB候補の1番手になるのでしょうけれど、4番手に置いて怪我などアクシデントの時に出てくる配置がベターでしょう。



 Jaylen Watkins 4試合出場
3タックル 3ソロ 1PD

 4巡指名のCB/Sでドラフト当日はS要員と言われていたのですが結局CBでの育成となりました。
 40ヤード4.41のスピードを見せる事も無く、CBとして必要なカバーの技術も無い。CBの上位4人がほとんど怪我無く過ごした為に出番もほとんど無かったのですけれど、良いプレイは見れずに終わりました。練習で見ているコーチがCBとSのどちらで使っていくのかの判断をするのでしょうけれど、技術的な部分の向上で使えるようになるのかはちょっと疑問です。カットがスムーズじゃないように見えるのは簡単には治らないと思います。

 Roc CarmichaelやCurtis Marshのようななんでキャンプに居るのか分からないメンバーをカットしてシーズンに臨む。これだけでデプスが厚くなった事を感じました。が、怪我人が最後になるまで少なかった事でCarrollを使う場面が少なく勿体無い状況にもなりました。


現在の状況
Cary Williams 3年契約の最終年度
Nolan Carroll 2年契約の最終年度
Brandon Boykin 4年契約の最終年度
Jaylen Watkins 4年契約の2年目

Bradley Fletcher 2年契約終了


 FletcherがUFAでCaryが高年俸+契約最終年度でカットの可能性、BoykinとCarrollも契約最終年度。このオフはCB陣全体の見直しをする必要が有ります。FA市場を見ても32歳くらいの元大物(怪我有り)4年終了の若手は平凡なスターター程度で、来年以降CBの軸に据えたい若いエース格はほとんど居ません。ここも去年は若いプロボウル級が数人居ただけに不作の年と言えそうです。これまで通りの平均的スターターを拾ってくるとするならば、そう言う人材は多い年でもあります(Fletcher出して、同程度を拾っても仕方ないと思いますけどね)

 Cary出すにしても代わりに取る人材がFA市場に居ないとなれば、せめてLCBの補強だけでもしたいです(と言うかしなかったら話にならない)ドラフト1巡と言っても20位で即戦力(スターター当確の大物)はなかなか拾えないでしょう。
 Carroll,Cary.Boykinにもう1枚大物を入れる事が出来るか(来年3人ともFAを考えれば2枚入れたい)難しくてもやってもらわなければなりません。現実的にはFAで平均的スターター1枚+ドラフト上位で1枚が精一杯ですかね・・・
 SSとLCBで最低2枚はスターターが必要、Caryカットするなら(6ミリオンキャップは空きますけどね)3人入れ替え。FA市場が不作に見える今年入れ替えになったのは運が無い(2-3年前からドラフト・FAが良い悪いは予想出来ないでしょうからフロントの責任とは言いません)上手く乗り切ってくれないとオフェンス側が年齢的に崩れ始めます。