イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

Kearse解雇の噂

2006-11-17 07:24:25 | イーグルス
 水曜日の練習を休んだReggie Brownは木曜日の練習に復帰しました、WAS戦で太股を痛めて退場していたようですが、たいした怪我でなくて良かったです。Donte Stallworthが復帰したのにBrownが居なくなってしまっては意味が無いです、2人揃う事が重要です。
 Brian Westbrook、Matto McCoy,Shawn BarberとBrownだけがプロバブルと公示されています。バイウイークで怪我人の具合が良くなったままの状態を維持しています、この時期にこれだけ怪我人の少ないチームは殆ど有りません、戦力的に有利になるでしょう。

 Trent Coleに大金を支払った事でJavon Kearseを解雇するのではないかと言う噂が出ています。Coleはルーキー時の4年契約に加えてサインボーナス12ミリオンを含む5年間の契約延長にサインしました、サインボーナスを8年で割ると約1,5ミリオンですしルーキーミニマムに1,5ミリオン足してもルーキー時の契約の間はキャップヒットは2ミリオン程度です。これならばDarren HowardとKearseに大金を支払っていても十分に支払う事が出来ます。Kearseが来年無事にチームに残った場合のキャップヒットは約7,5ミリオンになるようですが、膝の怪我から無事に復帰できるのならばカットするような事は無いでしょう。
 左膝の4本の靭帯のうち3本と膝の軟骨に損傷が有ったようです、ただ手術では軟骨の摘出を行っただけで靭帯はそのままでも回復する程度の軽症と診断されました。靭帯断絶ではなく捻挫ですからキャリアを左右するような怪我ではなかったのでしょう、来年春のミニキャンプに間に合うように回復すると診断されています。
 HowardとColeのスターターコンビではランストップ能力に欠けますし、Kearseを入れた3人でローテーションさせる事が重要になります。Jerome McDougleは多分解雇されるでしょうし、Juqua ThomasもSTでの仕事が精一杯です。スターター級の3人がパスラッシャー揃いなのでランストップ型のDEをドラフト中位で指名するのではないかと予想します(ここでまたパスラッシャーを上位指名してしまうのがAndy Reidなのですが・・・)

豪華なニッケルLB

2006-11-15 04:56:12 | イーグルス
 2年目のSean Considineにスターターを奪われたMichael LewisはWAS戦ではニッケルLBでだけしか使われなかったようです。

 スターターでは無かったものの4タックルを記録したLewisが1タックル3アシストのConsidineよりもプレイタイムを貰ったのではないかと思っていたのですが、そうではなくLBとしてプレイした結果タックル数が増えただけだったようです。パスカバーに難が有るために開幕戦ではニッケル時にだけベンチに下がったLewisが今ではニッケル時にしか起用されないという皮肉な状態になっています。
 SLBのDhani Jonesもパスカバー能力が低く、Brian Dawkinsをニッケル時にLBに入れる練習をキャンプでしていると言う話は有りました。ニッケル時のLBにSを入れるプランが元から有ったので、SSとして使えないと判断されたLewisを廻したと言う事なのでしょう。これまでニッケル時にはShawn BarberとOmar Gaitherが入っていたのですが、この試合ではBarberとLewisが入ったようです。
 この新ニッケルパッケージはConsidineのパスカバー能力が期待できるものならば(スターター昇格後放送が無いので良く分からないです)ニッケル時のパスカバーとブリッツ能力共に優れたLBコンビになるでしょう。Lewisを最後方で使うのが間違っていただけで、ショートエリアでのパスカバーは下手では有りません、そういう意味でLewisを最も生かせるのはニッケルLBと判断したのでしょう。
 
 元プロボウラーのLewisとBarberをニッケル専門で使うのは勿体無いしスターターのレベルが決して高いとは思えないのですが、Roderick Hoodも復帰しましたしニッケル時のパスカバーは良くなるでしょう。先行してパスを投げさせるEaglesディフェンスの勝ちパターンを取り戻すと言う意味では今回のコンバートは有効ではないかと考えます。

ランが出た、けどランが止められない

2006-11-14 06:13:28 | イーグルス
 バイウイーク開けは負けないAndy Reidが3連敗中だったチームを立て直しました、27-3でWASを圧倒しています。

 1番大きな変革はオフェンスのプレイコールをReidからMarty Mornhinwegに変更した事でしょう。この試合では30プレイ程Mornhinwegがプレイ選択をしたそうで、大量リードの時間潰しが終盤有った事を考慮する必要は有りますが、ラン34回パス26回とバランスの良いプレイコールとなりました。とはいえ、序盤は4th&4ヤードでパス投げさせたり、前半終了前には50ヤードラインから3連続でパスを失敗してあっさりボールを相手に渡したりする場面も有りました。プレイコールが劇的に変わったと言う印象は無いです。
 Donte Stallworthの84ヤードTDはDB3人のゾーンをスピードでぶち抜いての独走でした、やはりストレートスピードでStallworthと対抗できる選手は多くないです。契約延長でReggie Brownを優先したのは能力ではなく怪我の多さを懸念したという見方が広がっています。これほどEaglesとMcNabbにマッチしたWRはそう簡単には見つからないと思うのですが、実際5年間のキャリアで3割程度の試合を欠場して居るのですから高額を支払うのをためらうのは理解できます。ただ、キャップ増大でFA市場に出る選手が今年も少ないと予想されていますし、FA市場に出たらば帰って来ないでしょう。
 Reggie BrwonのファンブルからCorrell BuckhalterのリカバーTDがありました、去年L.J SmithのファンブルをそのままキャッチしてTDしたプレイに似ています。Buckhalterがよく詰めていたと褒めるべきなのか、たまたまセーフティバルブとして開いていたのでその場に居合わせたのかは微妙です。何はともかくターンオーバーを打ち消してTDにしたのですからBuckhalterは良い働きをしました。
 試合後半Brian WestbrookとBuckhalterで7分間ボールをコントロールしました、これがこの試合で一番の収穫といって良いはずです。こんなに継続してランが出るEaglesはめったに無いです、今後もこの流れを継続して欲しいものです。

 どうやら早いタイミングのパスを投げ続けた事が0サックに終わった一因のようです、それならばSantana MossとRandle Elの快速WRの持ち味を殺す事に成功したとパスラッシュ陣を評価して良いでしょう。途中Clinton Portisは負傷退場した事と大量リードでパスを投げざるを得なかった事でパスだけ防げばいい状況になりディフェンすとしてもやりやすかったのではないかと考えます。
 ニッケル体型が多かった事でShawn Barberが良い仕事をしたようです、SLBのスターターで起用してくださいDhani Jonesのパスカバーは見てられません・・・、
 Sheldon Brownの70ヤードINTリターンTDはボールを置きに行ったパスを奪い取ったもので、Brownの反応の良さが生んだものでした。これまで堅実だけどビックプレイが無い事で地味な存在でしたが、めずらしく派手な活躍をしました。 
 結局ランは31回で146ヤードと止まってないです、リードされてボールをコントロールされた時の脆さを改善する事は出来ていないようです。それでもパスは殆どシャットアウトに近い状態のようですしディフェンス全体としては良くなっていると思います。
 元Petersonもアクティブにした為にCB5人S4人を出場させ、代わりにRyan Moatsが出場していません。Moatsをもっと上手く使って欲しいのですけど完全に干されてます。

 嫌な負け方での3連敗中でしたが、バイウイークを利用して流れを変えることが出来ました。調子を上げてきているTENも油断出来無い相手ですが取りこぼせない一戦になります、このまま上昇気流に取った状態で終盤戦に向かって欲しい所です。

Portisを止めろ

2006-11-13 02:34:21 | イーグルス
 バイウイーク開けは負けた事が無いAndy Reidは7年連続で勝っています、今年も勝つ事が出来るでしょうか。

 ハンデは7,5点程度有利
 Espn 9-0
 CBS 5-1
 USA Today 5-1
 TSN 9-0
 最近同じ条件で3連敗中なのですが、この試合も圧倒的に有利と評価されました。戦力的に有利な試合を3度も連続で落とすのは何か致命的な欠陥がどこかに有るのでしょう。

 その致命的な欠陥の候補がランディフェンスです、この試合もClinton Portisが居ますしランでボールを支配されてしまう可能性があります。キャンプ中の怪我でPortisが怪我をしたせいかボールキャリーが例年よりも少なくしているようですが、2番手のLadell Bettsも今シーズン調子が良いようです、この2人のランを止めなければ現在リーグベストのEaglesオフェンスもボールを持つ事が出来ません。
 RB陣が優秀なWASのOLですが、Chris SamuelsとJon Jansenの両OTは健在です。特にTrent ColeとSamuelsのマッチアップは圧倒される危険が高い箇所になりそうです、Jeremiah Trotterを左右に振り回されるのはランが止まらなくなるひとつのパターンです、この試合はMicheal Lewisを上がり目にする事が必要でしょう。
 快速WRを揃えるWASですが、Lito SheppardとSheldon Brown、Roderick Hoodと3人揃ったCB陣ならば崩される事は無いのではないかと予想します、Santana Mossが太股を痛めていますから一発を貰う可能性は低いでしょう。
 ランディフェンスで前がかりになっているのならばMark Brunellにプレッシャーを掛けることが出来るでしょう。8人BOXからとにかくペネトレイトをする事を続ける事がロングパスの危険を減らす事にもなります、とにかく積極的なディフェンスを維持する事が必要でしょう。

 ランを止めに行きそのまま常にサックを狙うような動きをする事を維持するのが試合前に考えた時に最も良い状態なのですが、それを崩す武器がChris Cooleyへのパスになります。3WRセットでDhani Jonesを下げて置いてTrotterの守るゾーンにCooleyを走りこませる事が予想できます、またニッケルバックを入れないでBrian Dawkinsがスロットレシーバーを見るような形を作ればCooleyとJonesのマッチアップになり、これはミスマッチとなるでしょう。Cooleyを誰に守らせるのかの選択が重要になりそうです。

 普通に考えれば勝てる試合です、しかしランを止められランを出される負けパターンにはまり込む危険はこの試合も有ります。バイウイークにこの問題点をどう解決したのかコーチ陣の手腕に期待します。同時にこの試合でも同じような負け方をした場合には本当にコーチ陣の入れ替えが必要になるかもしれません。

ディープに投げろ

2006-11-12 07:27:04 | イーグルス
 ホームで同地区対戦を2つ落としているEaglesはこれ以上同地区対戦で負ける訳にはいきません、3連敗中で次負けると負けが先行するようになりますし絶対に勝たなければならない試合になりました。

 WASとの対戦でDonovan McNabbが1番嫌がっていたのはLaVar Arringtonにスパイされてスクランブルを封じ込まれた上でパスを投げさせられる事にありました、そのArringtonがチームを去った事はスクランブルが復活しているMcNabbにとって精神的にやりやすいでしょう。
 WASのディフェンスで最も欠点になるのはCB陣の層の薄さになるでしょう、3番手4番手のCBはサイズは有りますがスピードが不足しています。そういう意味でもこの試合は3WR,4WRでニッケルダイムバックを引っ張り出して長いボールを放り込む作戦が有効だと考えます。特に数年来のお得意様Mike Rumphを徹底的に狙うと予想します。
 なぜかReggie Brownに契約延長で先を越されてしまったDonte Stallworthも奮起してくれるでしょう、怪我で出遅れた分を取り戻す事が契約延長への近道になるのは分かっている筈です。ただ、この試合スターターのCBは共に快速ですしそう簡単にはオープンにはさせてもらえないと考えます、3番手4番手のWRがディープに走りこめるようにこの試合はミドルでのパスキャッチでチームに貢献してくれると思います。また3WRからルートをクロスさせてミスマッチを作るような動きも重要でしょう。
 そうなると重要なのがパスプロテクトです、JAC戦で完全に崩壊したOLの再建がバイウイーク最大の課題であったと考えます。大ベテランのTraとJon Runyanに関しては休養でコンディションが良くなってくれる事を期待する他はありません、若いインサイド3人のコンビネーションの向上がOL再建の鍵になるでしょう。DBのブリッツが有るWAS相手ですし課題のディレイ気味のブリッツに対する対処を期待します。
 ランに関してはラインで押し込む事が難しいと予想します。DTは2枚とも強いですしLBは堅実です、そう簡単に大きな穴が空く事は無いでしょう。Brian Westbrookにインサイドを走らせる必要は有りません、スクリーンパスとアウトサイドへのランを組み合わせてくれれば十分でしょう、これまで8試合でランは500ヤードでNFL22位ですがパスで401ヤード稼いでいます、合計901ヤードは十分な働きと言えます、Westbrookはスクリーンパスもランと考えた方が良い選手なのが数字上にも現れています。

 この試合Troy VincentがSSとしてL.J Smithのマークに付くことが予想できます、Adam Archuletaとシチュエーション毎に入れ替えてくるのでしょう(Vincent加入後のWASの試合見て無いので良く分からないんですけど)CBとしてのスピードはもう無いでしょうがTE相手ならばまだマーク出来るかもしれません、この試合はL.JよりもWRを増やした方が面白いのではないかと考えます。

 WAS戦のオフェンスはラインの再建とロングボールの多用が必要です、この試合に限っては(スロットから出発する事が条件ですが)Hank Baskettへのロングボールを多用しても良いでしょう。シーズン序盤DBに怪我が出た事も影響しているのでしょうがパスディフェンス30位でサックも少ないWAS相手です、ロングボール多用のオフェンスを前面に出せる試合になるでしょう。