イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

ミニキャンプ初日

2007-05-13 06:40:58 | イーグルス
 3日間のミニキャンプが始まりました。ルーキーの顔見せ的要素の強いキャンプになるでしょうし怪我無く終わる事を期待します。

 当然の事ですが、注目は2巡指名のKevin KolbとDonovan McNabbに集まる事になります。先日のインタビューでMcNabbは、自分が居るのにドラフトの一番最初にQBを指名したのはショックだった、誰だってそういう指名をされたら自分の立場を考え直すだろう。とKolb指名をしたチームを牽制すると同時に、チームメイトとしてKolbを指導する意思が有りライバルとして蹴落とすような事はしないと答えています。ACL手術からのリハビリ中の為にMcNabbは当然別メニューですし、これまでの所特別な声明は出して居ません。怪我さえ治せばスターターは自分だと言う事を理解さえしてくれればそれで問題ないです。Kolbは、McNabbと比べられる事を望んでいない、自分はまだルーキーでMcNabbはリーグのトップスターなのだから。McNabbからたくさんの物を吸収したい。等チームに混乱を与えないように言葉を選んでいる印象です。初日の練習ではいくつかの良いパスを投げたようで初日としては上出来だったと評価されました。

 去年手術をした時点で軽症と診断されていたJavon Kearseが練習に参加しています、ACLの手術を受けた事で復帰を危ぶむ声がありましたが順調に回復しているようです。夏までに回復してくれれば十分だと思っていただけに、予想以上に早く回復している事はうれしい誤算です。
 新加入のDT Montae Reagorは今回のミニキャンプを欠席することになりました、顔面の骨折ではなく膝の怪我が回復していないというのが理由です。INDが解雇した理由は骨折ではなく膝の怪我だったのかもしれません。
 新加入のWR/KR Bethel Johnsonは脛を疲労骨折しているために当分練習に参加できないようです。ベテランミニマムの1年契約ですが、このままだとあっさりカットされるかもしれません。
 毎年腰の怪我に悩まされるWilliam”Don't call me TRA"Thomasですが、2006シーズン終了後に膝の手術を受けていました。今回のミニキャンプは欠席になります。シーズンまでに復帰できるならば、去年の2巡指名Winston Justiceの練習時間が長くなりますし問題ありません。
 L.J SmithとReggie Brownは軽い怪我で練習を休みました、明日には復帰する予定になっています。
 Brian Dawkinsは私的な用事でキャンプを欠席しています。

 FA加入の2人が出遅れた事が気になります、Reagorの膝への不安が有ったのならばSam Rayburnをカットする必要は無かった気がするのですが・・・。KRとしては2年目のJeremy Bloomが無事に復帰しています、このまま怪我無くキャンプを乗り切ってくれれば良いのですが。
 

Rayburnカット

2007-05-12 07:56:46 | イーグルス
 2003年にルーキーFAとしてEaglesに加入後、2年目の2004シーズンには6サックを記録して契約延長を手にしていたDT Sam Rayburnがカットされました。スターター昇格も期待された2005シーズンは肘の怪我に悩まされ、2006シーズンは若手に追い抜かれ4-5番手のDTに降格していました。
 個人的にはとても好きな選手です、6-3 300ポンドのサイズの割にスピードが有りパスラッシュでサックを狙える事、パスラッシュ専用としてはパワーも有る事でEaglesのシステムにぴったり合う能力を持っていると考えていました。しかし、2年連続でDTを1巡指名した事とRayburn自身の怪我による不調が重なった事でカットされる事になってしまいました。

 このカットは先日Ian Scottが入った時に確定していました、あの時点でカット出来るDTはRayburnか2年目のLaJuan Ramseyしか居ませんでした、当然高給取りで怪我の多いRayburnがカットされるのは当然でしょう。しかし、今の時期にカットする意味がどこに有るのかは疑問です。今日から1回目のミニキャンプが始まります、そこでFA加入のScott,Montae ReagorとルーキーFAのJeremy Clarkをチェックして、2年目のBrodrick BunkleyとRamseyの成長を確かめてからカットする形でも良かった筈です。
 Mike Pattersonを中心に、ReagorとScottの中堅FA2人でローテーションを作り、BunkleyとRamseyが4番手5番手のDTに入る事でDT陣を形成する事になります。キャンプ終盤までは怪我の可能性を考えてもRayburnを残しておく意味は有ると思うのですけどね。もしかするとDarren HowardのDTコンバートが有るかもしれません、DEはJavon Kearse,Trent Cole,Jaqua ThomasにルーキーVictor Abiamiriでも十分にローテーションを作れる筈です。HowardをDE/DTとして起用するのならばDTを一人減らす事の意味が理解できます、例年DL10人LB6人の編成ですが、今年はDL9人LB7人で行くつもりなのかもしれません。

Tony Hunt

2007-05-11 07:16:23 | イーグルス
 3巡90位 Tony Hunt RB Penn State
 6-1 233ポンド 40ヤード4,55 29ヤードシャトル4,72 3コーンドリル 7,39 幅跳び9,2フィート 垂直飛び31インチ 225ポンドベンチプレス24回

 San Antonio生まれで兄は2003年にDENに6巡指名され今はCFLでプレイするAaron Huntです。高校時代はRB以外にもDBでプレイして3INTを記録しています、RBとしては最終年度に1243ヤード14TDを記録してチームのMVPに選ばれました。通算では2794ヤード走って30TDを記録しています。
 Penn Stateでは2年間Big10のセカンドチームに選ばれています、2003年のルーキーシーズンは10試合に出場しましたが34キャリー110ヤードの成績に終わっています。2年目の2004年スターターに昇格し11試合出場してその内9試合にスターターで出て777ヤード7TDを記録しました、パスでも39レシーブで334ヤードを獲得しています。2005年は11試合全てにスターターで出場し1080ヤード6TDを記録しパスでは20レシーブ206ヤード獲得しました。最終年度の2006年は1460ヤード11TDと数字を延ばしパスでも27レシーブ259ヤード3TDを記録しました。
 NFLではなぜか走れないので有名なPenn StateのRBにはBlair Thomas、Curtis Enis、Ki-Jana Carterと凄まじいメンバーが並びます。通算3000ヤード、1シーズン1450ヤードを超えるような数字を残したRBではKCのLarry Johnsonくらいしか期待に答えていません。強豪校でOLが良いから走れた(今年も1巡5位指名のLevi Brownが居ました)とか、ラン重視のスタイルでランの記録が伸びると同時に酷使されるためにNFLに入る前に磨り減る等原因は色々あるようです。そういう意味では外れの要素を山盛り持っている選手と言えます。
 Brian Westbrookがエースに居ます、Correll Buckhalterとの2番手争いをする事になるでしょう。サードダウンショート専門ではなく、Westbrookとコンビを組むだけの働きを期待されます。

Stewart Bradley

2007-05-09 08:08:18 | イーグルス
 3巡87位 Stewart Bradley LB Nebraska
 6-3 258ポンド 40ヤード4,71 20ヤードシャトル4,17 3コーンドリル7,29 幅跳び9,04フィート 垂直飛び35インチ 225ポンドベンチプレス28回
 
 Salt Lake City出身という事でAndy Reidが好むモルモン教徒かもしれません、高校時代は膝の怪我で最後の1年はプレイして居ません、怪我をするまではQBとSでプレイしていたようです。
 Nebraska大では3年間スターターでプレイして最終年度にはBig12のセカンドチームに選ばれました。進学後の2002年は練習生として過ごし、2003年はDEのバックアップとして13試合に出場しています。2004年はSLBとSで10試合にスターターで出場しました、2005年はSLBとして5試合に出場後に膝の怪我で残りを全休しています。2006年は14試合SLBで出場しています、通算で43試合に出場しているのに僅か4サックしか記録していません。
 高校時代と併せて2度膝の怪我でシーズンエンドになっています、DE,SLB,Sとポジション変更をしましたしサイズとスピードとパワーを兼ね備えた逸材だとは思うのですが、膝に致命傷を抱えている点は心配です。S出身なのでショートエリアのカバーを得意としているようですが、膝の怪我以後クイックネスが衰えたとする評価があります。タックルは上手くパワーも有るようで、MLBにコンバートする事も可能と見られています。ランプレイでTE相手に押し負けるような選手ではないようです、NFLのTEをカバーするだけの足が有るかどうかがこの指名の成功不成功に大きな影響しそうです。2005年に負ったACLの手術から2006年回復して良いシーズンを送ったと評価されています、2年目になる今年さらに動きが良くなってくれればカバーも良くなるでしょう。
 Chris Gocongと260ポンド級のLBを2人SLBに揃える事になります、今年はSLBをスクリメージに張り付かせてTEと1対1をやらせるシステムに戻すのかもしれません。DEのパワーとSのカバーを併せ持っているのならば、去年までのDLの後ろにLBを3人並べる使われ方よりもTEとの1対1で使った方が良い選手ではないかと思います。また、サイズを考えればJeremiah Trotterの後継者としてMLBに入る可能性も有り得るでしょう。Gocongの成長次第ではMLBとしてタックル力を活かす方向で育てるかもしれません。

Victor Abiamiri

2007-05-08 08:41:43 | イーグルス
 2巡57位 Victor Abiamiri DE Notre Dame
 6-4 267ポンド 40ヤード4,77 225ポンドベンチプレス25回

 Baltimore生まれのAbiamiriは高校時代通算45サックを記録してUSA Todayのオールアメリカンファーストチームに選ばれています。Notre Dame進学後の2003シーズンはバックアップで1サックを記録していくつかのフレッシュマンオールアメリカンに選出されました、翌2004年シーズン後半にスターターに昇格し2サックを記録しました。2005年には8サックを記録NDのベストラインマンに選ばれています。最終年度の2006念にはND史上2位の10,5サックを記録し、いくつかのオールアメリカンファーストチームに選ばれました。NYGに居るJustin Tuckが13,5サックのシーズン記録と24,5サックでND通算記録を持っていて、Adiamiriは10,5サックでシーズン記録は2位、通算記録は20,5サックで4位になっています。

 ハイライトフィルムを見る限りスピードで圧倒するパスラッシャーではありません、サイズはDEとして平均的、ベンチプレス25回も平均的です。フットワークは軽く、OLとの1対1で腕を上手く使いながら突破する技術は高いと言われています。評価が分かれるのはパワーの部分で、NFLのOLと戦うだけのパワーは無いとの評価と、すばらしいパワーの持ち主とする評価と分かれます。幸いさらにバルクアップが可能な骨格のようです、パワーアップが必要ならばバルクアップに取り組む事になるでしょう。また、トップスピードは無いもののクイックネスを活かすという意味で3-4のOLBがベストポジションとする評価も有ります。これらの評価を総合すると、爆発的なスピードは無いがフットワークが良く、長い腕を使った技術の評価が高い。平均的なパワーは有るが、パワーで圧倒出来るほどではない、クイックネスと腕を上手く使う事でOLと勝負するパスラッシャーと言う事でしょう。
 Jim Johnsonらしい、あくまでもパスラッシャーである事が前提の指名でしょう。パスラッシュ能力を持っていて、さらにある程度のパワーも持っている所がこれまでとは少し違う点と言えそうです。Darren Howardの後継者としてスピード重視からパワーとの融合を求めたと推測します。