イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

ダメージの大きな敗北

2009-11-16 21:18:00 | イーグルス
 足掛け3日掛かりましたがPC直りました、原因はグラフィックボード異常でした。チェック中に壊したCPUのファンとグラフィックボード代で13500円掛かりましたが、新品を買うことを考えれば相当安く済みました。新品を買おうと思っていたのですが、Windows7のアップグレード代金を考えても使える部品が有る事を考えると怪しい部品から一個ずつ取り替えていったほうが安いので、なじみの店の店員さんと相談しながら少しずつ部品を入れ替えて行ったのですが、昨日アドバイスをくれた人の予想が当たり比較的楽に直す事が出来ました。電源かメモリから壊れるのが相場なのですが、珍しい所が壊れました、的確なアドバイスを貰ったので安く済みましたが、自力でやっていたらら多分最後に取り替えて結局全部入れ替えになっていたでしょうね・・・運が良かったです。

 さて、試合ですがお店に着いた時には1Qの残り6分くらいで0-7で負けていました。普段は飲まずにメモを取りながらの観戦なので、3人で話をしながらビールを飲んで観戦した今回はかなり荒い感想です。

 まず、MLBにCris Gocongを使ったのは大失敗でした。普段ギャップを埋める為に積極的に前に出るGocongが今回はタックルをする役に回った為にどう動いて良いか分からずうろうろしているだけに終わりました。同時に、Moise Fokouが普段Gocongが埋めている相手RGとRTの間のギャップを埋める動きが出来ずに狙われ続けました。普段数字には残りませんが、265ポンドのGocongがギャップを埋める動きでランディフェンスで大きな役割を果たしている事が良く分かりました。途中でJeremiah TrotterをMLBに入れてWill WitherspoonをWLB、GocongをSLBで使った方がFokouを使うよりはマシじゃないかと話をしたのですが、先制点を取られる時に酷いホールディングをやったそうで、Antonio Gate相手にTrotterはさすがに使えないと判断したのでしょう。
 スターターのLBを3人欠いた試合なので仕方が無いのですが、普段以上にTEへのマークは緩く、5-7ヤード程度でGateに投げたパスは(多分)全て成功していました。同時に中央5ヤード程度に誰も居ない不思議なパスカバーがこの試合でも見られました。
 FokouがNFLのレベルに達していないのは明らかです。今直ぐにベテランのLBを補強しなければ、Fokouが一人前に成長(馬鹿は死なないと治らないらしいですが)する前にプレイオフの可能性が無くなってしまうでしょう。

 Sheldon Brownがこの試合でも勝敗を決めるロングパスを通され、Asante SamuelはINT狙いのギャンブルプレイでTDを献上しました。ランディフェンスが崩壊した為に普段以上にパスラッシュを捨ててランディフェンスを重視した為にDBには辛い試合となりました。途中Sheldonが下げられ、Dimitri Pattersonが入っていましたしSheldonはどこか怪我をしているのかもしれません。


 オフェンスはBrian Westbrookが往年の動きを取り戻しましたが、怪我を再発させて途中で退きました。歩幅が大きくなり、飛び跳ねていくステップを今年初めて見せていただけに残念です。
 もう1つ、Micheal Vickが初めてQBらしいパスを見せたのですが、DeSean Jacksonがイージーなキャッチミス(若干逆球でしたが取れるボールでした)し、その時に足の怪我を再発させて一時治療で退場しました。その後も軽快な動きを見せていたのですが、万全ではないのでしょう ワイルドキャットやエンドアラウンドでボールを持たせるプレイは見られませんでした。

 相手のSDにその後のNE.INDと比べるととにかくOLが押せていないのが目に付きます。力勝負のゴールライン前1ヤードからのオフェンスでも全く押せずに中央突破を2度も止められました。Jason Peters不在はランブロックに大きな影響は与えません、ゴールライン前以外のランプレイでも横に押して開く事がこの試合2-3度有っただけで、縦に押してそこを抜けて行くと言うランは皆無に等しい状況がシーズンずっと続いています。無駄に重いOLを揃えている(去年のデータですが、OLの平均体重が1番重いチームです)のに押せないのは指導法か使い方に問題が有るとしか思えません。今年チームが蘇るとすればOLの使い方を変える事だと考えています、先週はTodd HerremansとNick Coleが縦に良いブロックを少しだけですが見せていたのですけれどねえ。

 McNabbはディフェンスの選手目掛けて投げ込んだパスがいくつ有ったでしょうか?本職のWRですら取れないパスなのでINTは1つで済みましたが、普通に考えれば2-3個I取られていてもおかしくない乱調でした。相変わらず3rd&20で10ヤードのパスを投げたりしていますし、ファーストターゲットが抑えられるとこのプレイで何ヤード取るべきなのかと言う1番簡単な条件を捨てて開いている所に投げさせられてしまいます。投げているのではなく、投げるように誘導されているのにいつまで経っても気が付かないのは脳みその問題なのでしょう。
 450ヤードと数字は残していますが、上手く取ってくれただけと言うパスも多かったですし、リードを奪われた後に投げさせてもらったパスで数字を稼いだだけとも言えます。

 5勝4敗となり、10勝6敗になる為には残りを5勝2敗で行く事が条件になりました。木曜日の試合では良く見えなかったSF.CHIと同地区の3試合、ATLとDENが残っています。5勝2敗は不可能では無いでしょうが、ここまで5勝4敗のチームが残り2敗で抑えられるとは思えません。逆に考えると、これが出来たならば上り調子でプレイオフに迎えるのでしょうけれど。

新宿に行きます

2009-11-15 19:35:00 | イーグルス
SD戦ですが、新宿にあるスポーツバーVIVA SMAPで見る事にします。月曜日の早朝と普通に考えれば参加は難しいとは思いますが、参加出来る方は一緒に見ましょう。
http://www.vivasmap.com/pc/index.html
場所は新宿元コマ劇場の裏手です。


PCは予備のパーツを付けたり外したりと試行錯誤をしつつ修理中ですが今直ぐ治りそうもありません。
現在ネットカフェで更新中(と言うより新しいPCをどこで買うかの下調べ中)です。
SD戦は新しいPCが来てからにしようと思っていたのですが、スポーツバーで見れるようなので、見に行く事にしました。

ベテランのLBを補強しなくて良いのでしょうか

2009-11-14 07:19:00 | イーグルス
 Akeem Jordanの欠場でLB陣を大幅に入れ替える事になりました。Will WitherspoonをWLBに、Cris GocongをMLBに動かし、Moise FokouをSLBに置いて練習をしています。WitherSpoonは元々がWLBなので問題ないでしょうが、GocongはDEからSLBへコンバートされた選手ですしMLBはやった事が無いと思われます。それよりもGocongのタックルはNFLレベルではお話になりません、ひたすら肩からハードヒットするだけで腕を使って確実に止めるようなタックルが出来ないGocongをMLBに使うのはミスタックル量産の危険性が有ります。
 NYG戦の前にGocongはディフェンスのFB、と言う記事が有りました。Brandon Jacobsと正対させてパワー負けしないと言う内容だったのですが、実際にはいつも通りのギャップ埋めをやっていてRBをマンマークで見るような事は有りませんでした。手が短くタックル下手なGocongをMLBに置くにはQuintin Mikellのフォローが必要でしょう、Gocongが中央のギャップを埋めてMikellがタックルをする形を取ると推測します。
 しかし、SDにはAntonio Gatesが居ます。WitherSpoonをTEと逆側のWLBで使い、タックル下手のGocongのカバーにSを片方使うとすると誰がGatesをカバーする事になるのでしょうか?FokouをWLBに回す(入団時はWLBの3番手扱いでした)事になると思ったのですが、そのまま中核の2人をずらしてまでSLBにFokouを置くと言う事はFokouがSLBしか出来ない(その場合、身体能力ではなくシステムの習得が問題だと思います)のか、サイズとスピードなどを考えた際にTEのカバーにFokouを置くのがベターと判断されたのかのどちらかでしょう。GocongをMLBに回すだけのリスクを負うのに見合う働きをFokouがするとは思えないのですが、コーチの判断なのですから何かが有るのでしょう。
 6-1のFokouに高さは無いですしGateの相手が出来るとは思えません、もしかすると6-4のGocongにGateの相手をさせるのかもしれません。ショートエリアならばそれなりに付いていくように見せる事は出来ます(カバー技術は持っていないので、パスを叩いたりカットへの反応は出来ません)カバーをしているように見せているうちにパスラッシュで対応するのかもしれません。Jason Wittenに投げたボールをほぼ全て取られました、Gateにもおなじようにやられてしまうのでしょう。


 他の怪我人は練習を全て休んだJason Petersがクエスチョナブルです、DAL戦は後半試合に戻りましたがOAK戦でも痛めた箇所ですしTodd Herremansが代役として戻ってきていますから欠場するかもしれません。個人的にはここは休んでおくべきだと考えます。
 Ellis HobbsのIR入りでKRをやると見られていたQuintin Dempsですが水木と休んでクエスチョナブルです。Jeremy MaclinをKRで使う事を考えれば無理に試合に出す必要は無いですが、CB陣の薄さまで考えるとニッケル・ダイム要員として試合に出てくるでしょう。
 Victor Abamiriは3日とも練習に参加してクエスチョナブルですし、試合にでは出てくるでしょう。Jason Babinが好調なのでもう1週休ませても問題は無いとは思います。
 Brian Westbrookは脳震盪の他に足首の問題でDAL戦を欠場していました、練習には復帰していますし試合にでは出るでしょう。ニッケルバックとして起用される予定のDimitri Pattersonも3日間練習に参加していますから復帰出来そうです。

Hobbs IRリスト入り

2009-11-12 07:47:00 | イーグルス
 スターター級(少なくとも給料だけは)を4人揃えていたCB陣ですが、Ellis HobbsがDAL戦で負った首の怪我でIR入りし、Josekio Hansonが去年のARI戦の検査で利尿剤を使ったと判断され4試合の出場停止となりました。5番手のCBと言うよりはSTエースとしてロスター入りしているDimitri Pattersonがニッケルに入る予定で、2年間DETに居て今年のファイナルカットで落選したRamzee Robinsonと契約しています。また、PSから去年の4巡指名Jack Ikeguwounuを53人枠に引き上げました。HobbsのIR入りとHansonの出場停止処分で空いた2つの枠を利用していますし、RobinsonかIKEは4週後のHanson復帰と同時にカットされる事になります。

 Hobbsの怪我は首で手術が必要なようです、試合後のAndy Reid記者会見ではAkeem Jordanの怪我がクローズアップされ、Hobbsは3-4人まとめての怪我人報告の中だったので軽症と思っていましたが、調べ直すと再検査が必要と言っていました。いつ首の怪我をしたのかが良く分かりません、来シーズン復帰出来るかどうかは手術後に発表されるでしょう。NEから5巡指名権2つとトレードした時点で契約最終年度でしたが、5年目のHobbsはキャップ撤廃時の特別ルールでRFAのような形になるはずですからチームが必要とする場合には(Shekdon Brownの契約も絡んできます)RFAのオファーを出すでしょう。

 Hansonの利尿剤はそれ自体が問題あるという物ではなく、問題のある薬を尿検査で見つからないようにする効果が有る為に禁止になっています。ステロイド等の使用が無いと判断された為に利尿剤の使用となったのでしょう、1月の試合の検査結果がなんで今になってと思わなくは無いですが4週間チーム施設などを利用する事が出来ません。

 3番手を3人で争う事になりますが、本当はDENをカットされたJack Williamsが欲しかったようで入札していました、ウエーバー順でDETが獲得しています。まず、IKEですが、プレシーズンゲームでスピード不足は明らかですしIKEを使うようになったら終わりだと思います・・・、ただサイズと言う点では一番ですしプレスカバーをさせる場面や相手のスロットレシーバーが大型の場合、TEに付く場合では起用されるかもしれません。
 IKEに出番は与えたくないのですが、Dimitriが腕の骨折と膝の怪我で欠場続きの状態です。DAL戦はクエスチョナブルまで回復していましたが、練習には参加していませんでしたしまだ完治はしていないでしょう。地元誌によると、ニッケルはDimitriになると予想されていますが、膝の怪我が完治していればと言う仮定の話だと思われます。
 新加入のRobinsonは2007年の7巡指名でDETに入り、1年目はPSで過ごして去年は13試合に出場し24タックルを記録しています。Alabama大出身で5-9 180ポンドと小さく、ドラフト時のデータで40ヤード4.58とサイズを考えれば速さと言う点で問題が有りそうです。評価としてはターンがスムーズで頭が良くハードヒットする、スピードが無く高さで勝負されると厳しい。評価を見るとHansonのような選手ではないかと思われます。DETはカバー2でしたし、バンプからショートエリアのゾーンカバーで起用されたのでしょう。マンカバーをやる事が増えるでしょうし、うちの戦術に合うかがまず問題です。Hansonのようなブリッツ要員としての起用になるのではないかと思います。
 Dimitriは怪我、IKEは絶対的なスピード不足、Robinsonはカバー2出身とHobbs.Hansonの穴を埋めるには不安が残る3番手争いになりました。怪我から復帰してくるであろうTrevor Harrisをニッケルで起用する事になるかもしれないと考えています。誰が入るにせよ、Hobbs.Hansonよりレベルが2段階落ちますし、戦術面の調整が必要でしょう。

外に振られると弱いのですよ

2009-11-10 22:48:00 | イーグルス
 DAL戦の怪我人で検査の結果待ちなのはAkeem Jordanで、膝の捻挫と骨にも異常があるようですが、IR入りするほどの怪我ではないと見られています。
 他はJason PetersがOAK戦と同じ箇所を傷めました、後半プレイしていたので致命傷では無いとは思いますがDonovan McNabbの背後を守れないと判断されるとロングパスが使えなくなりオフェンスの幅が狭まります。Todd Herremansをバックアップで用意するのはKing Dunlapを使うより良い選択なのは確実ですが、OGでランブロック強化を狙うのかOTでパスプロテクトを重視させるのか、足首の手術から復帰したばかりで試合に出ながら体を作り直しているHerremansを2箇所で準備させるのは重荷のような気もします。
 欠場中にVictor AbiamiriとKevin Curtisが練習に復帰する予定です、Brian Westbrookも今度こそ復帰出来るようです。Cris Gocongも練習に参加する予定ですし、JordanがSD戦出れない場合開幕時のスターターが全員居なくなる非常事態にはならずに済みそうです。が、JordanはSD戦無理だと思いますしMoise FokouがWLBに入る事になるのでしょうね・・・

 
 DAL戦の戦犯がFokouなのは誰の目にも明らかです。プレシーズンゲームからLBでもSTでもボールの無い所で反則を繰り返していました、全く同じ事を繰り返しただけですし驚く事ではありません。状況判断が下手で、自分の事しか見れなくなるのでしょう。良く言えばアグレッシブなのでしょうが、結果として味方の足を引っ張り続けています。本来Andy Reidが1番嫌うタイプの選手ですし、仕方なく使っているのだと推測しますが、次戦で繰り返すようならば干される事になるでしょう。
 ただ、もう1人のバックアップLB Tracy Whiteも試合後半にモーションに付いていこうとして味方とぶつかっています(52に見えたのですが、53かもしれません)ST専用ですし、LBとして使ったの自体が間違っていました。
 Jeremiah Trotterも全く役に立っていませんし、Jordanの怪我が長引くようならば今直ぐにFA市場から補強しなければなりません。キャンプに参加していた事もあるRocky BoimanがFA市場に居ますし、TBの守護神Derrick Brooksもまだどことも契約していません。システムを考えればBoimanを呼ぶのがシーズン中の緊急補強としては現実的かもしれません。

 Sheldon Brownがポンプアップフェイクに引っかかってTDを許しましたが、パスラッシュ不足を狙い打たれたのも原因でしょう。DeSeanが先週やったようなパターンですし、あれはCBがマンツーマンで守りきるのは結構難しいです。その後Sが2人タックルし損ねた方が気になりました。
 まあ、予想通りなのですが、Jason Wittenには8回投げて7回成功と良いようにやられました。何度も同じ事を書いていますが、なんでパスラッシュが掛かりQBがポケットから逃げ出した後にQBの前とTEの2箇所ががら空きになってしまうのでしょうねえ。7回で43ヤードですし、Wittenを狙ったパスと言うよりも、困ったから投げたパスを通され続けています。Witherspoonの加入もプロボウル級TE対策と言う意味では役に立っていないのはシステムに欠陥が有るのでしょう、頑張って43ヤードに抑えたのかもしれませんけれど・・・
 そして、スクリーンからのロングゲインも減りません。ワンギャップでDEが自らOTに組み付きに行くのでスクリーンを出されると簡単に開くのですよね。ランを止める事を最優先しているので仕方が無いのでしょうし、これだけ何度やられても対策を取らないのですから狙うのは当然です。
 
 LBが万全だった去年もTEフリーパスでスクリーンからのロングゲインにロールアウトしたQBの前が開く、この3つは致命的な欠陥でした。そう考えると怪我人でぼろぼろのLB陣にこれ以上を求めるのは無理なのかもしれません。サードダウンだけで良いからパスラッシュの仕方を変えてくれると少しは良くなると思いますが、DEを4人入れてDLを形成するパスラッシュ体型と言う工夫をしてこの結果なのですから改善される事は無いのでしょう。

 弱点だけを書き連ねていますが、サードダウンまで追い込んでもクリアされるのが問題なのであって、良く言えばランをしっかり止めてサードダウンロングを作る事には成功しています。つまらない反則を減らし、もう少し外に逃げられた時の反応が良くなれば(良くならないのですけどね)ディフェンスで勝てるチームになるはずです。