…前回からの続き
ドラフト制度審議委員会が提示した最終案は次のようなものでした。
❶ 1位指名は従来通りクジ引きで順番を決めて指名する
❷ 2位以下はウェーバー方式を採用
❸ 1位指名に限って交渉期間を12月20日迄とし、期間中に合意しなかった選手は拒否選手として
翌年1月に再ドラフトを行なう
❹ 拒否選手はセ・パ両リーグから3球団ずつを希望球団として選び最大6球団で抽選をする
❺ 拒否選手を指名できるのは1球団1人だけ
❻ 本来の1位指名選手と再ドラフトで拒否選手の2人を獲得した球団は翌年の1位指名は出来ない
❼ 拒否選手の契約金は制限され、その分は拒否された球団へ分配される
当然 反対意見もありました。前年に通常と再ドラフトの両方で選手を獲得しその年の通常ドラフトで
指名権が無くても再ドラフトには参加できるのだから、人気チームに有利な改正案ではないかとの
意見や、密約や裏交渉の温床になるとの声もありました。プロ野球界ではルールや制度の改定には
12球団の代表で構成される実行委員会の了承が必要です。たとえオーナー会議で決定した事でも
実行委員会で3/4 (9球団) 以上の賛成が無ければ効力は有りません。そして このドラフト改正案は
実行委員会で承認されませんでした。この案とは別にウェーバー方式案も議題にかけられましたが
こちらは8球団が賛成しました。あと一歩でドラフトの歴史が変わるところでしたが、この結果に慌てた
巨人や阪神などの人気球団が選手に選択権を与える案を断念し、現在の形に近い入札方式案を
受け入れてドラフト問題は決着しました。
ドラフト制度審議委員会が提示した最終案は次のようなものでした。
❶ 1位指名は従来通りクジ引きで順番を決めて指名する
❷ 2位以下はウェーバー方式を採用
❸ 1位指名に限って交渉期間を12月20日迄とし、期間中に合意しなかった選手は拒否選手として
翌年1月に再ドラフトを行なう
❹ 拒否選手はセ・パ両リーグから3球団ずつを希望球団として選び最大6球団で抽選をする
❺ 拒否選手を指名できるのは1球団1人だけ
❻ 本来の1位指名選手と再ドラフトで拒否選手の2人を獲得した球団は翌年の1位指名は出来ない
❼ 拒否選手の契約金は制限され、その分は拒否された球団へ分配される
当然 反対意見もありました。前年に通常と再ドラフトの両方で選手を獲得しその年の通常ドラフトで
指名権が無くても再ドラフトには参加できるのだから、人気チームに有利な改正案ではないかとの
意見や、密約や裏交渉の温床になるとの声もありました。プロ野球界ではルールや制度の改定には
12球団の代表で構成される実行委員会の了承が必要です。たとえオーナー会議で決定した事でも
実行委員会で3/4 (9球団) 以上の賛成が無ければ効力は有りません。そして このドラフト改正案は
実行委員会で承認されませんでした。この案とは別にウェーバー方式案も議題にかけられましたが
こちらは8球団が賛成しました。あと一歩でドラフトの歴史が変わるところでしたが、この結果に慌てた
巨人や阪神などの人気球団が選手に選択権を与える案を断念し、現在の形に近い入札方式案を
受け入れてドラフト問題は決着しました。