Haa - tschi  本家 『週べ』 同様 毎週水曜日 更新

納戸の奥に眠っている箱を久しぶりに出してみると…
買い集めていた45年前の週刊ベースボールを読み返しています

#16 B級ニュース in 1977

2009年04月13日 | 1977 年 
王の756号、野村監督解任騒動 など色々あった '77年でしたが、ちょっとB級ニュースを・・・
現在の外国人助っ人獲得は各球団のスカウティング能力も上がり、成績の出来・不出来は
あるものの いわゆる"不良"外国人は少なくなりました。しかし30年ほど前は現地に足を運ぶ
ことなく代理人の言うがままに契約することも珍しくはありませんでした。かつてロッテが契約
したのは別人だったというのが、来日して初めて分かったという嘘のような実話がありました。

  ◆ ブレット・レイノルズ投手(大洋)
    シーズン途中に急場しのぎで獲得したので仕方ないかもしれないが、レスラー顔負けの
    上半身から金髪のアフロヘアーを振り乱しての投球。「俺はアーロンにも打たれなかった
    だから王に打たれるはずがない」 と散々大口を叩いていたが実際に投げてみると愛称の
    "ブレット=弾丸"とはかけ離れたチェンジアップばかり。5月11日の巨人戦 初登板し 3回
    もたず降板。26日 阪神戦・28日 広島戦でも結果を出せず2軍へ。それっきり姿を消して
    心配した球団関係者がマンションを訪ねると、もぬけの殻。投球回数6回、投球数143球
    1球のお値段が8万円のお騒がせ外国人でした。

  ◆ バティ・ブラッドフォード外野手(近鉄)
    この選手はシーズン前の評価は高く、オープン戦では1試合3ホーマーを放つなど活躍
    しました。ところがシーズンが始まると早々に肉離れで離脱。ケガなのでしょうがないと
    球団は日本で治療に専念するよう命じますが、本人はアメリカでの治療を希望して対立。
    散々もめて挙句には「ナインが冷たい」「マンションにゴキブリが出る」と不満タラタラ・・
    さっさと帰国してしまいました。これにはおまけ話があって、代わりの助っ人を探しに
    行ったスカウトは性格までチェックして 契約寸前までいったところで、その選手が実は
    麻薬中毒の常習者であることが判明し慌ててキャンセルして事なきを得ました。

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