静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

消費者教育出前講座

2024年07月08日 15時38分31秒 | 授業・講演
7月8日
今日は、契約に関する基礎知識や消費者トラブルの未然防止策などについて、静岡県中部県民生活センター所属の専門家を講師に招いて授業していただきました。
適正に結ばれた契約は、守らなければならないものです。契約内容の履行にも強制力を持ってもいます。
ただし、未成年の場合には、保護者などの同意のない契約は取り消すことができます。また、クーリングオフ制度の対象となる形態であれば、決められた期間内であれば契約を撤回することが可能となっています。

今日は、消費者トラブルについて、様々な例をあげて、丁寧に解説していただきました。
契約する前に、自分に必要なものであるのか、価格などは適切かなど、冷静に考えて判断することが、とても大切であることを教えていただきました。

真剣に聞いています。
他人事として聞かず、自分の事として聞いてくださいね。

消費者トラブルに巻き込まれた方々も、きっと「自分は大丈夫!」と考えていたと思います。
大事な点を2点に絞ると
・ 契約は慎重に(焦っての契約は避けましょう)
・ 困ったら、消費者ホットライン「188」に電話(早めの相談が良いでしょう)

中部県民生活センターの講師の皆様、ありがとうございました。

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座学 水産技術

2024年06月25日 14時23分31秒 | 授業・講演
6月24日
水産・海洋技術研究所の青山さんを講師に招き、2つの話題を紹介していただきました。
1時限目には、カツオの生態、漁業、資源管理などを紹介していただきました。
カツオは、熱帯から温帯域に生息しています。カツオを狙う日本漁船は、日本周辺海域からオーストラリア周辺海域の太平洋で操業しています。
資源(大まかにカツオの数と考えてください)は、日本を含む、米国や太平洋の島国など26カ国・地域でつくる中西部太平洋まぐろ類委員会において、科学的なデータに基づいた議論により評価されています。最新の状況は、「高位(多く生息している)・減少(この先減る傾向にある)」と評価されています。
カツオ漁業の維持・発展には、国際的な枠組みによる資源管理が重要です。
生徒諸君は、興味があったようで、身を乗り出して青山さんの話を聞いていました。

2時限目は、黒潮の紹介でした。
黒潮は、日本の太平洋沿岸を流れる海流で、その速さは最速で4ノットほどあり、流れの中の水温はその周辺海域に比べて高くなっています。また、南から魚の卵や稚仔魚などを運んできます。
黒潮と日本に挟まれた海域には、黒潮から枝分かれした流れが発生することがあり、その流域に魚の群れがいることが多く、漁場を選択する場合の助けとなっています。

資源管理の重要性、海流と漁場の関係など、生徒諸君の好奇心を刺激していました。青山さん、ありがとうございました。
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座学 水産技術の授業

2024年06月21日 15時49分33秒 | 授業・講演
6月20日
今日の水産技術の授業はサバ漁業についてです。
水産・海洋技術研究所でサバの研究をしている市川さんを講師に招いての授業です。
サバ類は、しめ鯖、みそ煮、塩焼きなど私たちの食卓に登場する身近な魚種です。馴染みが薄いかもしれませんが、鯖節(サバをカツオ節の様に作ったもの)の原料となり、蕎麦つゆなどの出汁としてカツオ節と合わせて利用されています。
漁獲方法は、たもすくい網、棒受け網、まき網、定置網などです。
サバ類の生態、資源管理、棒受け網漁業の様子(ビデオ)などを詳しく教えていただきました。
資源管理については、生徒から「船に漁獲量が割り当てられているのか?」などの鋭い質問が出ていました。漁業は魚を獲る商売であり、魚が少ないと業として成り立たなくなることから、生徒は資源を有効に活用するための資源管理の重要性を理解しているな!と聞いていました。

水産技術の授業では、研究所などの協力のもと、漁業に関する最新の情報などを紹介できるようにしています。

市川さん、分かりやすい内容の授業をありがとうございました。
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座学 水産技術の授業

2024年06月17日 13時05分21秒 | 授業・講演
6月17日
今日は、水産・海洋技術研究所で研究を担当する職員を講師に招き、水産物の利用加工としらす漁業についての授業を行いました。

〇 水産物の利用加工
静岡県は、漁業が盛んな県であるとともに、水産加工業も盛んな県です。
かつお缶詰、まぐろ類缶詰、アジの干物などは、生産量が全国1位となっています。2位以下についても、かつお節、さば節、しらす干など、皆様の食生活に身近な品目があります。
講師の山内さんから、静岡県で生産される水産加工品についての紹介、水産物は加工品の種類がなぜ多いのかなど、詳しく講義していただきました。

漁業で獲られた水産物の豊富な利用形態を真剣に聞いています。

〇 しらす漁業
「しらす」とは、いわし類の子ども以外にも、うなぎ(しらすうなぎ)、あゆ(しらすあゆ)など、白くて透明な魚の子どもを指す言葉です。一般に、しらす漁業という場合には、いわし類のしらすを漁獲する漁業となります。
静岡県は、しらす漁業が盛んな県です。漁獲量は、兵庫県、愛知県に次ぎ全国3位となっています。

講師の岡田さんから、静岡県で漁獲されるしらすの多くは「かたくちいわしの子ども(かたくちしらす)」であること、静岡県沿岸には黒潮に乗って来遊すること、船びき網漁業で漁獲されていることなど、いわし類の生物学的な特徴や漁獲方法などの講義を受けました。
それ以外にも、しらすのブランド化の取組など、漁業者が漁獲物の価値の向上を目指している事例なども紹介していただきました。

山内さん、岡田さん、ありがとうございました。
漁獲物の付加価値向上のお話は、漁業の未来を背負う若者にとって重要なヒントが詰まっていたと考えています。生徒諸君にとって有意義な時間でした。

午後は水泳訓練です。
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テストと休憩時間

2024年06月07日 11時47分00秒 | 授業・講演
6月7日
金曜日は座学の授業が続きます。
朝からの2コマは海事法規の時間です。
海事法規の授業では、船員に関わる法令を習います。将来、乗船した時の待遇など身近なものも含まれています。
2コマ目のテストの様子。真剣に取り組んでいます。
出来栄えはどうでしょうか?
テストで重要なことは、自分が理解していなかった事、間違えて覚えていた事などを確認することです。
間違った事は、必ず復習してください。

授業の合間の休憩時間


考えたうえで、現在の自分の考えを書いています。

書き終わった生徒は、思い思いの時間を過ごしています。
授業が再開される前には、着席して先生の講義を待ちます。

オンとオフ! 切り替えをうまくしています。大事なことですので、続けてください。

来週は、アーク溶接実習があります。
楽しみしていてください。
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