静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

沖縄に向かっています(乗船実習 16日目)

2014年11月29日 08時46分46秒 | 26年度乗船実習
11月27日、実習船「やいづ」は、29日に沖縄の那覇港入港予定で航海しています。

【11月27日の主直日誌から】
水産高校の専攻科の生徒さんの「主直日誌」から抜粋させていただきました。
「操業終了から2日が経過し、9日ぶりに普通の航海日課となりました。操業中は色々と慌ただしい日が続きましたが航海日課は比較的ゆっくりしていると感じています。また、操業海域から離れたため、気温、水温が少し下がっており過ごしやすい気候になってきました。これから日本に向かって行くにつれ、だんだん寒くなるのだろうと感じました。
漁業学園の実習生は午前中にカッパ洗いを行っていました。操業や船洗いで汚れていたので、それぞれ丁寧に洗っているようでした。カッパはこの後の出入港作業や水揚げなどで使用する為、綺麗にしておかなければなりません。」


生徒たちは、操業実習が終わり、航海・機関当直、日直、食事当番と、決められた日課表に従って船内生活を送っています。
船内の当直実習は、0時~4時(12時~16時)、4時~8時(16時~20時)、8時~12時(20時~24時)の3交代制で行うことになっています。
真夜中や早朝の当直(ワッチ)もありますが、普段なかなか起きれない生徒も、当直の時間に間に合うよう、しっかりやってくれていると思います。
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「船洗い」(乗船実習 15日目)

2014年11月28日 08時14分35秒 | 26年度乗船実習
11月26日、実習船「やいづ」は穏やかな凪の中で航海を続けています。

26日は、前日釣り上げたカツオなどの漁獲物を冷凍庫へシフトした後、「船洗い」の作業をしたようです。
船洗い」は、以前、調査船に乗船していたときに経験したことがありますが、操業が終わってから入港までの間に、船の操業中の汚れなどを落とす作業のことを言います。
生徒たちも、お世話になっている「やいづ」に感謝しながら、作業してくれたことと思います。



【11月26日の主直日誌から】
水産高校の専攻科の生徒さんの「主直日誌」から抜粋させていただきました。
「今航海も半分の日数を消化しようとしています。一緒に過ごしてきた漁業学園の実習生は、私達より優れているところが多いです。私達よりも若い生徒でも私よりも仕事が出来て、正直焦りを感じます。彼らのようになるためには私も日頃から、航海士の勉強をしたりロープワークの練習をするなど繰り返しやることでどのような場面でも対応できるようにしていきたいです。」

学園の生徒たちも、焼津水産高校専攻科の皆さんから多くの刺激を受けながら実習に取り組んでくれていると思います。

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操業実習 8日目(乗船実習 14日目)

2014年11月27日 09時55分33秒 | 26年度乗船実習
11月25日で、操業実習(漁労実習)は終了となりました。
当初の予定よりも若干漁場調査の期間は短くなったようですが、生徒たちには入港まで多くのことを肌で感じ、学んできてもらいたいと思います。

【11月25日の主直日誌から】
水産高校の専攻科の生徒さんの「主直日誌」から抜粋させていただきました。
「今日は今までの航海でも見たことがなかったジンベイザメを生で見ることができて、とても嬉しかったです。水族館で見るよりも迫力があり、自然で見る事が出来るのは、ほんとにこの航海実習のおかげだと思います。背びれを海面から出しながら泳ぐ姿は、少し恐いぐらいでしたが、あんなに間近でジンベイザメを見たということは、帰ってから自慢ができると思います。
本航海操業にあっては、学園の生徒と協力して頑張った結果が出て、まずまずの漁をすることができました。」

生徒たちも、写真にあるように、操業実習だけでなく、航海当直、機関当直の作業も頑張っているようです。




今日は、学園からも富士山がよく見えました。
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操業実習 7日目(乗船実習 13日目)

2014年11月26日 07時15分47秒 | 26年度乗船実習
11月25日、焼津水産高校から24日の「主直日誌」が送られてきました。
実習船「やいづ」では、「大型のカツオ」が釣れたようです!

【11月24日の主直日誌から】
水産高校の専攻科の生徒さんの「主直日誌」から抜粋させていただきました。
「午後にナブラが見つかり操業を行うことができました。その群れのカツオはとても大きなカツオで、一人で上げるのは大変だと判断して二丁釣りで操業を行うことにしました。その群れでは、多くのカツオを釣ることが出来たのでこの判断は正解だったと私の中では感じました。途中から漁学の生徒と二丁釣りを行うことも出来たので交流を深めることができたと思います。これからの実習も漁学の生徒と協力して充実した実習にしていきたいと思います。」


生徒たちは、比較的穏やかな凪のなかで、操業実習を続けているようです。
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操業実習 6日目(乗船実習 12日目)

2014年11月25日 11時22分34秒 | 26年度乗船実習
水産高校の専攻科の生徒さんの「主直日誌」から抜粋させていただきました。
【11月21日の主直日誌から】
「餌運びの途中、漁業学園の生徒を思わず叱ってしまいましたが、漁業学園の生徒は、あと半年もしないうちに漁師として働くことになると聞いています。彼らは即戦力として船に乗る事になると思いますが、長期の航海実習はこの航海だけしかなく、この航海でどれだけの経験と知識を身に付けられるかが、これからのカギとなると考えます。漁業学園の生徒が少しでも多くの経験をし、いろいろなことが学べるよう、私もでき得る限りの指導していきたいと思います。」

【11月23日の主直日誌から】
「本航海も中盤に入り、漁業学園の実習生との作業も、最初に比べて連携を取れているように思います。ここまで生活や当直の時間を共に過ごし、最初はほとんど知らなかった名前も覚え、実習生間の会話も、航海の日にちが経つと共に増えています。漁業学園の実習生は最初からほとんど船酔いをすることもなく、食事もしっかりと摂り、厳しい日課をこなしています。自分達も初心に返って、ひとつひとつの作業をしっかりと行っていかなければ、と思います。
操業日数もあっという間に過ぎ、すでに終盤戦です。漁業学園の実習生の中には、この実習が人生最後の一本釣りになる人もいるかもしれません。残りの日数でより多くの魚を釣ってほしいと思います。自分達も残りの操業で、1匹でも多くの魚を確実に釣っていきたいです。」


「餌運び」とありますが、これは一本釣りの際に撒くためのイワシを、魚艙から船首や船尾のタンク(相投箱)に、バケツに入れて運ぶ作業のことです。できるだけ早く、こぼさないように持って行くのは、揺れる船上では簡単な作業ではあります。
現場での作業の大変さも、経験して初めて理解できると思います。

生徒たちは、焼津水産高校専攻科の生徒の皆さんにもお世話になりながら、頑張って実習に取り組んでいるようです。

「主直日誌」に書いてありますが、操業実習は終盤戦に入っている様子です。
一本釣りへの就業を目指している生徒、この実習が最後の一本釣りになるかもしれない生徒、それぞれが船の上での作業についても学んできてもらいたいと思います。
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