焼津漁港内で漁船っぽくない大型船を発見!
居住スペースが大きいので
「実習船ぽいなぁ」
と思ってよく見ると
「実習船 海友丸」
とありました。
大きいと思ったら700トン!もあるんですね。
山口、福岡、長崎の三県の「水産系高校」が合同で使うようです。
マグロはえ縄の実習をやるようで、カツオ一本釣りを行う実習船やいづとは船型が違います。
民間マグロはえ縄漁船との比較
カツオの一本釣りを行う「実習船やいづ」を民間カツオ一本釣り漁船と比較
実習船は生徒が乗る分、船が長くなっています。
ほかに民間漁船は魚を保管する場所をたくさんとっています。
上の写真だと、船のブリッジ(船長が操船する場所)より前のスペースです。
余談ですが、
実業系高校(水産、農業、商業など)は生徒が減って、 他の高校と統合されることが増えています。
海友丸を使う山口の長崎の高校も、水産以外のコースもある学校です。
長崎県は北海道に次ぐ水産県。 山口県もかつては捕鯨で栄え、今でも多くの水産会社があります。
そんな水産業の盛んなところで、水産高校の名前が消えるのは寂しい限りです。
学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
8月の見学会は3,4日です。
8/17、18はオープンキャンパスもありますよ!
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/r1-opencampus.html
園長のつぶやき
さて、昨日の続きです。
大学卒業者が珍しかったときは、大学をでると良い仕事に就けました。
今みたいに大卒者の方が多くなると、大卒と言えど優遇(ゆうぐう)されません。
社会で、どれだけ必要とされるかに左右されます。
例えば、水産学部で生物系のコースは昔から人気があります。
「さかなクン」みたいな人が集まるんですね。
しかし、人気はあっても就職は厳しいんです。
生物系の大卒者を必要とする会社が少ないからです。
船の職場で「引く手あまた」なのが機関士です。
必要とされる仕事なんです。
実際に、機関士がいないので船が出航できないことが起きています。
民間船に限らず、県や国の船もそんな状況です。
県や国の船なら、船員も公務員ですが、民間船の方が給料高いですからね!
職員確保に苦労しているんです。
人気のある優良な漁業会社でも、常に機関士を募集しています。
さらに、海技士不足のため、資格があるとどんどん一等機関士や機関長などに昇進です。
給料も機関員手当がついて、甲板員より上になります。
さらに・・・続く。