漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
学園のホームページはこちらです。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
今日は授業の紹介です。
学園は実習重視ですが、座学もあります。
多くは海技士資格をとるための勉強です。
航海の基礎として、海図の使い方を勉強しました。
目標物と方位が海図上でどうなるかを説明を受けます。
そして、隣の部屋から停泊中の駿河丸の方向をハンディコンパスで確認。
そして、海図に書く練習をしました。
今年のオープンキャンパスで模擬授業を考えていますが、航海科目はこれをやろうかな?
ちなみにオープンキャンパスは8月19,20日の予定です。
さて、明日からゴールデンウイークに突入。
学園は県外生が多いので、連休の中日は休校です。
生徒が寮に戻るのは8日の夕方です。
職員は暦どおりですけどね。ブログも5月1日と2日は更新予定です。
県外生は、初めての帰宅になる人も少なくありません。
昼食後に解散しましたが、全員嬉しそうでした。
漁師になりたい方の学園見学はいつでも受け付けています。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
今年も学園の見学会を開催します。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
また、県内の中学など、ご要望があれば説明に伺います。
【航海技術と先端科学】
多くのクルマについてるカーナビ。
ほとんどの漁船にもGPSが装備されています。
ですから、実際にはGPSによって、自分の場所も、目的地までの距離もすぐに分かります。
だからと言って、海図の見方が分からなくても良いわけではありません。
航海士になれば、多くの船員の命を預かるのですから。
頭の中で、船をどう動かすかが分かっている必要があります。
先日の焼津みなとまつりでは六分儀の使い方を市民の方に説明しました。
六分儀で緯度がわかり、時計があれば経度がわかります。
それとコンパスを使って航海をしていたのは、そんなに昔の話ではありません。
園長のつぶやき
学園は2学期から航海と機関の専攻に分かれます。
機関の方が難しいと思って、航海の専攻を選ぶ人が少なからずいます。
でも、実際の航海は法律、気象、船の構造などがあり、理論的なことも多く出てきます。
理論を理解するのは機関も同じですが、エンジンや発電機などの現物を見て学ぶことができます。
機関の方が楽しく勉強できるのではないでしょうか。
5月にはヤマハ発動機のコミュニケーションプラザさんのご厚意でエンジンの分解組立をやらせてもらう予定です。
生徒が機械を扱うことが楽しいと思うきっかけになって欲しいと思っています。