静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

学園の座学(航海基礎)

2017年04月28日 14時27分28秒 | 28乗船実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
学園のホームページはこちらです。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

今日は授業の紹介です。
学園は実習重視ですが、座学もあります。
多くは海技士資格をとるための勉強です。

航海の基礎として、海図の使い方を勉強しました。
目標物と方位が海図上でどうなるかを説明を受けます。

そして、隣の部屋から停泊中の駿河丸の方向をハンディコンパスで確認。

そして、海図に書く練習をしました。

今年のオープンキャンパスで模擬授業を考えていますが、航海科目はこれをやろうかな?
ちなみにオープンキャンパスは8月19,20日の予定です。

さて、明日からゴールデンウイークに突入。
学園は県外生が多いので、連休の中日は休校です。
生徒が寮に戻るのは8日の夕方です。
職員は暦どおりですけどね。ブログも5月1日と2日は更新予定です。
県外生は、初めての帰宅になる人も少なくありません。
昼食後に解散しましたが、全員嬉しそうでした。

漁師になりたい方の学園見学はいつでも受け付けています。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

今年も学園の見学会を開催します。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
また、県内の中学など、ご要望があれば説明に伺います。

 【航海技術と先端科学】
多くのクルマについてるカーナビ。
ほとんどの漁船にもGPSが装備されています。
ですから、実際にはGPSによって、自分の場所も、目的地までの距離もすぐに分かります。
だからと言って、海図の見方が分からなくても良いわけではありません。
航海士になれば、多くの船員の命を預かるのですから。
頭の中で、船をどう動かすかが分かっている必要があります。
先日の焼津みなとまつりでは六分儀の使い方を市民の方に説明しました。
六分儀で緯度がわかり、時計があれば経度がわかります。
それとコンパスを使って航海をしていたのは、そんなに昔の話ではありません。

 園長のつぶやき
学園は2学期から航海と機関の専攻に分かれます。
機関の方が難しいと思って、航海の専攻を選ぶ人が少なからずいます。
でも、実際の航海は法律、気象、船の構造などがあり、理論的なことも多く出てきます。
理論を理解するのは機関も同じですが、エンジンや発電機などの現物を見て学ぶことができます。
機関の方が楽しく勉強できるのではないでしょうか。
5月にはヤマハ発動機のコミュニケーションプラザさんのご厚意でエンジンの分解組立をやらせてもらう予定です。
生徒が機械を扱うことが楽しいと思うきっかけになって欲しいと思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

学園の食事

2017年04月27日 13時35分23秒 | 学園紹介

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
学園のホームページはこちらです。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
現在、スマホ対応版を準備中です。
もうしばらくお待ちください。

学園は全寮制なので、平日は3食、学園の食堂で全員が同じものを食べます。
食事は業務委託をお願いしている業者さんが作ってくれますが、4月から新しい業者さんになりました。
昨年までは、ご飯のお替わりをするとき、賄いの人によそってもらっていましたが、今はセルフになりました。
生徒用に量が多いので、我々職員は最初にご飯を減らしに行きます。
しかし、生徒方は逆にご飯を盛りに行きます。まあ、よく食べます。


食事内容はこんな感じ。
おかずが足りない人向けに、ふりかけや漬け物を用意してくれています。ありがたや。



漁師になりたい方の学園見学はいつでも受け付けています。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

今年も学園の見学会を開催します。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
また、県内の中学など、ご要望があれば説明に伺います。

 【賄いの食事と漁船生活】
大型漁船では、一日に3食、あるいは4食のすべてが賄いの食事になります。
好きな食べ物ばかりを食べることができるわけではないので、何でも食べる必要があります。
しかし、アレルギーで食べることができない食品があるのは、自分の努力ではどうにもならないこともあります。
まして、アナフィラキシーショックの恐れがあり、それがよく使われる食材であれば大型漁船に乗ることは厳しくなります。
昨年度の生徒も、この理由で賄い食のない沿岸漁業に就職した生徒がいます。
10年後は違った状況になるかもしれませんが、現時点ではアレルギーで仕事が制限されてしまいます。

 園長のつぶやき
食事を作る業者さんも、意識して魚を提供する機会を増やしてくれています。
とは言ってもの、煮たり焼いたりしたのもので、衛生的な心配で生の魚を寮で出すことは厳しいです。
漁師の卵には、生の魚の美味しさを知って欲しいですが、機会が少なくて残念なところです。
釣り好きの生徒が多いため、休日に自分で釣った魚を刺身で食べる人はいるんですけどね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わかたか乗船(釣り実習)

2017年04月26日 13時33分04秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
学園のホームページはこちらです。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
現在、スマホ対応版をホームページを準備中です。
もうしばらくお待ちください。

さて、またまた実習船わかたかに乗ってきました。
今回はタチウオ釣りが目的です。
場所は港をでて、すぐのところ。
前回は船酔い者もいなくて、みんな元気でした。

今回も、始めはみんな絶好調!

そのうち、こうゆうのと

こうゆうのに分かれました。

釣りのため、停泊している間は、けっこう横揺れしたそうです。

しかも、釣果なし!
魚が釣れたら酔うこともなかったかも?
近いうちにリベンジに行かなくては!

漁師になりたい方の学園見学はいつでも受け付けています。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

今年も学園の見学会を開催します。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
昨日、最初の申し込みがありました。
一組でも申し込みがあれば開催しますよ。

 【船酔いと慣れ】
このブログでもお話ししているとおり、船酔いは克服できます。
10日も連続して乗っていれば、ほとんどの人は揺れに慣れます。
しかし、連続して乗らないときはどうでしょう。
これは、微妙です。
漁師でも、休み明けに酔うことは珍しくありません。
しかし、適応力は上がるようで、始めの乗船では1週間かかって慣れた人が、
2回目以降には慣れるまでの日数が短縮されるようです。
一人一人違うので、「最後は何とかなる」くらいの楽観的な気持ちが必要かも知れません。

 園長のつぶやき
今年度も、高校を回る入学案内をスタートしました。
高卒で県内出身者は5人位なので、効率の悪い生徒募集活動です。
成功率(ヒット率)1/20です。
それでも、一人でも多くの人に来てもらうために、昨年より1ヶ月前倒しで始めました。
さらにさらに、ご要望があればご説明に伺います!
どこでも(ただし、原則は県内)!、誰でも!いつでも!
ご要望、お待ちしています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

体育とクラブ活動

2017年04月25日 08時14分48秒 | 学園紹介

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
学園のホームページはこちらです。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

たまにご紹介していますが、学園の授業に体育とクラブ活動があります。
体育は県立高校でも教えられている先生を講師としてお願いしてます。
授業は月曜日と木曜日。
体育の授業は、その間に他の職員が職員会議を行っています。

そして、火曜日と水曜日の8時限目はクラブ活動。
基本はサッカーかソフトボールで、生徒の自主運営です。
天気が悪い日は航海実習棟でドッチボールなどをやります。

2学期、3学期になると海技士試験に力を入れていると、クラブ活動より自習を望むようになります。
全員が「勉強したい!」って言うなら、簡単なんですけどね。
違う生徒もいるわけです。
果たして、今年度はどうなるやら。

漁師になりたい方の学園見学はいつでも受け付けています。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

今年も学園の見学会を開催します。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
昨日、最初の申し込みがありました。
一組でも申し込みがあれば開催しますよ。

 【漁師はチームワーク】
少なくとも、学園生が就職するような大型漁船はたくさんの漁師が乗っているのでチームワークが大事です。
クラブ活動を自主運営にしてるのは、その点も考慮してのことです。
他にもカッター訓練なんかも同じ意味合いです。
去年は全員でさば祭りのロープ教室をやりました。
たった1年の学園生活ですが、半年も経つと生徒間で大きな差がつきます。
やはり、日々、意欲的に取り組んでいる生徒は成長が速いし、自分で進んで勉強も実習もするようになります。
そんな状態で、どうやってチームワークを維持するのか?
我々職員を含めた課題です。

 園長のつぶやき
勉強は嫌いでも、体を動かすのは好きな生徒が多いのが実態です。
やはり、体育やクラブ活動の時間は生き生きしています。
体力アップも漁師にとって大事なこと。
体力づくりも楽しみながら頑張り、勉強もチャレンジ精神でやってもらいます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わかたか乗船

2017年04月24日 11時53分45秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
学園のホームページはこちらです。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

昨年度は諸般の事情から、乗船の機会が少なかった「わかたか」。
今年度は大活躍してもらいます。
で、さっそく48期生を乗せて走ってきました。
YouTubeにもアップしました。
https://www.youtube.com/watch?v=EObfpiDvW4w

何人が船酔いになるか...?と思ったら、「あいにくのべた凪」。
船酔いの生徒はいませんでした。

そんなわけで、全員余裕の表情です。
いつもこうじゃないからね!

 漁師になりたい方の学園見学はいつでも受け付けています。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

今年も学園の見学会(入学説明会)を開催します。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
昨日、最初の申し込みがありました。
一組でも申し込みがあれば開催しますよ。

 【わかたかでの船酔い】
昨年度の生徒で、わかたかで船酔いしなかったために自信をつけ、
水産高校の大型実習船「やいづ」での船酔いで、もろくも自信が崩れ去った生徒が数人いました。
小さい船では大丈夫でも、大きな船だと酔う人は珍しくありません。
沿岸漁業で小型漁船に乗っている漁師でも、大型船で酔う人はたくさんいます。
とは言っても、大型船なら酔わない!って事例は少ないです。
船酔いは必ず克服できるので、自分が酔うことを認識するのが第一歩になります。

 園長のつぶやき
今週から、そろそろ県外の高校を回ろうと思っています。
昨年は6月スタートだったので、前倒しです。
毎年訪問しているのに、半分以上の先生方が学園をご存じありません。
昨年は知名度の低さを痛感しました。
そして、ブログも毎日更新するためには、学校訪問の日は前日に用意が必要になります。
職員からは
「別に毎日でなくても」
と言われますが、今年度も毎日更新にこだわります!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする