ブログ上の日付で28日で鹿児島市で上陸研修を行っています。
鹿児島入港経験のある専攻科生と学園生徒は別行動だったので、主直日誌には学園の上陸研修のことは書かれていません。
引率している教務スタッフからの連絡では、昨日の写真にあった城山のほか、「維新ふるさと館」「南洲公園」「仙巌園」に行ったそうです。
仙巌園。...磯庭園って呼んでたんだけど、いつの間に変わったの?
(すいません、個人的な感想です...)
写真は朝の体操の様子です。全員元気にやっています!
専攻科の上陸研修の写真も載せますね。
それでは専攻科生の主直日誌を紹介します。
【11月28日 主直日誌】
今日は鹿児島での寄港地研修を行いました。寄港地研修では桜島を一周するバスツアーに参加しました。桜島には本科の時に行ったことはありますが、一周したことはなかったので、初めて見る場所や景色も多く良い経験になりました。特に展望台で見た景色は鹿児島が一望出来、とても綺麗でした。また火山灰で埋もれていた鳥居を見た時には自然の力強さと怖さを感じました。
気が付けば専攻科での航海の半分が終わってしまいました。専攻科に入った時には一年間は長いと思っていましたが、実際に乗船してみると時間の速さを実感しています。
今回の航海では漁業学園の実習生と乗船をしています。漁業学園の実習生は幅広い年齢層の実習生や実習生全員が漁船を目指していて、意識も高いので自分も頑張らなければいけないと思うようになり、良い刺激をもらっています。
明日は餌の積み込みを行い、いよいよ乗船実習の最大の目的であるカツオ一本釣り実習が始まります。しっかりと体調を整えて万全の状態で実習に臨みたいです。長いようで短い専攻科生での残りの乗船実習を無駄にすることなく、毎日を過ごして行きたいです。
先生の報告書から
・本日も充実した鹿児島見聞実習を行うことが出来た。
・漁業学園の生徒の乗船実習に対する目標文を読んだ。皆それぞれこの航海での強い意気込みを持っており、この航海で就職を決めるべく大切な航海である。また本校の実習船が漁業学園にも十分活用されており、意義ある航海にして行かなくてはならないと感じた。
なお「主直日誌」については25日のブログをご参照ください。
【鹿児島の水産物】
筆頭は「さつま揚げ」で、現地では「つけ揚げ」と呼び、特に串木野市のものが有名。
(ちなみに「さつまいも」は現地で「唐芋(からいも)」です)
鹿児島市内でも「さつま揚げ」の専門店があります。
魚ではキビナゴの刺身が郷土料理。
あと、養殖のブリ、カンパチ。そしてウナギ。
水産物は、やはり静岡県の方が豊富です。シラス、サクラエビ、キンメダイ、トラフグ...
園長のつぶやき
生徒たちは上陸実習を楽しんでいると思いますが、船酔い克服を考えると船に乗り続ける方がベターです。漁師だって正月明けに船酔いする人もいます。
その辺も含めて、今回の乗船実習では多くのことを経験して欲しいと思います。
焼津から鹿児島まで2日間の航海でしたが、それでも上陸はうれしかったと思います。
「大変さ」も、「喜び」も漁師は日常の生活で味わいます。
海の上での厳しい生活があるからこそ、陸での当たり前の生活に感謝できます。
平坦な人生を求める人には向かないかも知れません。
あえてチャレンジする人。待っていますよ。
昨日は島田市の学校で漁業就業の説明してきました。
一人、カツオの一本釣りの話に目がキラキラの生徒さんがいました。
学園でチャレンジャーになるかな?