静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

新しい実習船「わかたか」の進水式を実施しました!

2013年02月20日 13時40分05秒 | 新実習船の建造
新「わかたか」の進水式が、快晴の青空のもと午前10時から、ご来賓・関係者多数出席していただき、大沼工業小川工場で行われました。
神事 (降神の儀、命名の儀、玉串奉奠、昇神の儀) の後、挨拶、祝電披露、すみ餅投げが行われました。
進水準備が整うと、汽笛を合図に、新船は静かに斜路を静かに滑っていきました。

車や船、物にデザインというか、見た目の美しさがあると思いますが、
この新船は、ブルーのストライプ(縞模様)がきれいに伸びて、本当に美しいと思いました。
建造していただいた造船所関係者の皆様方に、心から感謝申し上げます。

新しい船は、これまでの船と比べて、大きさが4.9トンから6.6トンと大きくなり、安全性が向上しています。
また、搭載される航海計器類は最新のもので、沿岸から沖合・遠洋まで幅広い船の運航や計器類の操作について基礎を学ぶことができます。

生徒達は、この船で海に出て、自分の命を預ける船の大切さやその仕組みを学びます。
最新の装備を駆使し、効率的に漁をする楽しさを知ることになると思います。
新しい実習船を十分活用して、次代を担う漁業後継者を一人でも多く業界に送り出していきたいと思います。

    

     
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新実習船「わかたか」の建造報告(3) 船体とブリッジ工事

2013年01月18日 09時34分57秒 | 新実習船の建造

新実習船「わかたか」は、船体部分を小川の造船所で、ブリッジ部分を学園から約7km南にある大井川の本社工場で造っています。
17日(木)午前中に、生徒達と一緒に造船所と本社工場を見学してきましたので、写真で紹介します。
ブリッジ部分は、今月中に小川の造船所で船体部分と接合されて、エンジンや計器類の艤装工事が始まります。

実際に間近でみる船体は、図面で想像するのと違って、本当に大きく感じました。

  (見学前に整列して挨拶) (メス型を一部外した船首右舷側)
       
  
    (船体内部)        (燃料タンク)
    

    (機関室)        (スタンチューブ:船尾管)
    

   (ブリッジの概観)      (ブリッジ内部)
    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新実習船「わかたか」の建造報告(2) 船殻工事、エンジン・計器類の確認検査

2012年12月21日 10時44分50秒 | 新実習船の建造
新実習船「わかたか」については、9月27日のブログで起工式の様子を、10月30日のブログでメス型型枠工事の様子を報告しました。
現在、建造工事が順調に進み、船殻工事では船の内部隔壁が出来上がりつつあり、ブリッジの形も見えてきました。
また、主機関となる450KW出力のエンジンや計器類については、工場での確認検査が終了したところです。

来年2月20日に進水式では、素晴らしい新実習船をお見せしたいと思います。


  

  

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新実習船「わかたか」の建造報告(1) メス型枠の完成

2012年10月30日 10時15分53秒 | 新実習船の建造
新実習船の起工式を9月27日(木)に実施しましたが、あれから約1ヶ月が経過しました。
現在の進捗状況は、FRP(Fiber Reinforced Plastic)船体の元となるメス型枠の工事がほぼ終了したところです。
造船所の様子を見てきましたが、間近に見る船体は、とても大きく感じます。

実習船を建造している造船所は、学園から約300mしか離れていません。
このため、生徒達は、授業の一環として、船体や機関などの各部艤装工事を間近に見ることができます。
船が出来上がっていく様子を見れることは、生徒達にとって貴重な経験となると思います。

写真は、船の中央から船首方向と船尾方向の内側を撮ったものです。
この型枠の内側に、まずFRPの剥離剤を塗ってから、樹脂、ガラス繊維のシートを何層にも重ねて船体を作り、最後に型から外します。
それぞれのパーツを接合し、エンジンなどの機関やブリッジを取り付けて完成します。


    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しい実習船「わかたか」の起工式

2012年09月27日 09時39分36秒 | 新実習船の建造
現在の実習船「わかたか」は、平成元年3月に建造され、24年が経過して老朽化が目立ってきました。
県の予算状況は大変厳しいにもかかわらず、漁業後継者の育成に果たす実習船の重要性を認めてもらいました。
新しい船の大きさは6.6トン、現船の4.9トンよりも大きくなり、より実践的な実習が行われるように、新しい航海機器の充実も図られています。

すでに、新船の入札はすでに終了し、県知事の建造許可書ももらっています。
今日9時から焼津市小川にあります(有)大沼工業のドック内に祭壇を設けて、起工式を行いました。
船の起工式には、建造関係者のほかに学園職員、生徒らが参列しました。

今年の生徒には、これから船がどのように作られていくか、実物を見ながら勉強してもらいたいと思っています。


 来年の2月には、新しい実習船が進水します。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする