漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/
12月16,17日の見学会は、ホームページと漁師.jpでご案内します。
別の日に見学されたい方は、園長にご相談ください。
実習船やいづは、鹿児島港につきました。
鹿児島港は焼津漁港と違って、清水港、御前崎港と同じ港湾です。
港湾というのは、漁船以外の船が中心ということ。
鹿児島港では上陸して市内を見学。
そして、翌日には出港しました。
まずは餌の生きたイワシを積み込むため、鹿児島湾の最奥部に向かいます。
ここで生きたイワシを調達(ちょうたつ)。
いよいよ、一本釣りを行う漁場に向かいます。
それでは主直日誌からご紹介します。
鹿児島上陸は専攻科生と別行動ですので、省略。
生き餌の積み込みの様子です。
【水産高校専攻科生の主直日誌】
今日鹿児島を出港しました。今日から本格的な調査実習の航海が始まるので気を引き締めていかなければならないと思いました。
専攻科として4回目となる操業実習となるので、一連の流れも分かってきています。
自ら進んで作業をやり、漁業学園の実習生の手本となれるように過ごしたいと思います。
活餌の積込みでは、イワシが飛び出さないように水を撒く時の強さなど、実践でしか分からないことを学びました。
また、漁業学園の実習生に万力結び(トラッカーズヒッチ)を教わりました。
漁業高等学園の実習生は、私達が習っていない結び方などを多く知っているので吸収できることは吸収し、お互いに高め合っていきたいと思いました。
操業開始まで時間があるので、準備できることは今のうちにし、操業に集中できるようにしたいです
トラッカーズヒッチというのは、トラックの荷物を固定するために使うもの。
南京結びとも呼びます。YouTubeにたくさん紹介されていますので、興味のある方はご覧ください。
水産高校の引率教員の報告には
活餌を積込み、針路SSEで漁場調査海域に向かっている。民間船はマリアナ諸島の東方で操業している。
生徒は調査に対する気持ち、体調ともに万全である。
とありました。
学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
園長のつぶやき
鹿児島は、私も学生時代に暮らしていたので懐かしい気持ちがあります。
港周辺は埋め立てや、整備が進んで30年前の面影がないんですよね。
そして、鹿児島と言えば薩摩半島の先端にある枕崎、山川がカツオの水揚げ基地。
カツオ節生産が盛んです。このため、カツオ一本釣り、あるいは海まきに就職する生徒は、これからも鹿児島に行くことは何度もあるでしょう。
ところで、昨日の午後に島田実業高等専修学校という学校に行ってきました。
就職ガイダンスの講師として、1年生と2年生の計3人に「漁業という仕事」を説明しました。
これは営業(つまり生徒募集)ではなく、サービスですね。
と言っても時間が30分。
相手も漁師志望と言うことでなく、単に仕事として漁業に興味があるレベルの生徒さん。
漁業を全く知らない生徒さんに30分で説明出来ることは限られます。それでも
「漁師も、比較的、楽な仕事からメチャ大変な仕事までさまざま。
魚を捕る以外の仕事もたくさんあって、多くの技術が必要。
安易に出来る仕事ではないので、無理にお勧めはしないよ。」
と話してきました。
生徒さんはどう思ったでしょうね?
この島田実業高等専修学校ですが、高等学校ではありません。
でも3年間の教育課程の内容は、実業高校に近いもの。大学受験の資格も得ることが出来ます。
実質的に高校ですね。1クラス25人の少人数教育をしているのは学園に似ています。
中学時代に不登校だった人が多いようですが、私と会った生徒は元気にあいさつしてくれました。
shimajitu.ed.jp