世の中は10日間の大型連休!
しかし、遠洋漁船に行った卒業生たちは、連休お構いなしで働いています。
さすがに学園はお休みですが、わざわざ富山県から見学者がありました。
見学者のことはブログで紹介しないんですが、今回は特別。
10日間、更新がないのも寂しいですからね!
ご家族の了解をいただきました。
まだ中学三年生なのにマグロ漁師を希望!
今年の入学生もマグロ漁師希望者が多く、世の中のトレンドが変わった?のかも。
私の説明も熱心に聞いてくれてうれしかったです。
今年一年、中学生活をしっかりやって漁師になる気持ちが変わらなければ学園に来てください。
学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
今年度の見学会の日程もご紹介しています。
園長のつぶやき
中学生の学園見学も少なくありません。
その人たちが学園に来るかというと...
高校生の見学者と比べると、ガクッと減ります。
特に中学1年、2年生での見学の場合、私が園長になってからは入学者はゼロです。
多くの保護者の方は、お子さんが「漁師になる」と言えばビックリです。
しかし、お子さんが中学2年生以下なら、保護者の方はドーンと落ち着いて対応して欲しいです。
少なからず、同じことを長く言いません。
だから、あわてて学園に見学にくる必要もありません。
余裕があるなら、このブログでも紹介した
大浦佳代さんの
「漁師になるなら」
をご覧になることをお勧めします。
黙って見守って、中学3年生になっても漁師になる希望があるなら学園に来てください。
本当なら中学3年での学園見学も秋以降の方が良い気はします。
でも3年生になると進路希望は聞かれるので、のんびりもできません。
ご都合のつくタイミングで学園を見学してください。
遠洋カツオ漁に出航する49期生を見送りに行きました。
見送りは出港時の作業を見ることできるので、在校生にとっては勉強の機会でもあります。
出航するのは宮川くん。
北海道函館水産高等学校を卒業後、遠洋カツオ漁船に乗るために学園に来ました。
道産子らしく色白です。
途中、ちょっと凹(へこ)んだ時期がありました。
でも同期生の励ましもあって、念願の漁船に就職となりました。
先日、学園に来たときは不安を口にしていました。
それは誰でも同じです!
一日も早く仕事に慣れて、一人前のカツオ漁師になってください!
学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
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園長のつぶやき
学園に来てよかったこと。
多くの卒業生が語るのは同期生との出会いです。
出身地や年齢もバラバラ。
それでも、寮生活をつうじて親交を深めます。
つらい時に励(はげ)まし合う関係は、卒業後も続きます。
実は宮川くんの出航も同期生が二人見送りに
・・来たんですが、時間をまちがえて着いたのが出港後でした。
やれやれ。
あわててメールを打っていました...
これからは、しっかり支え合ってください。
私も中学と大学で寮生活を経験しました。
寮の仲間とは、学校にいる間も一緒にいることが長くなります。
寮生は兄弟みたいなもんです。
自然と親密な関係になります。かけがえのない友です。
寮生活は、経験して損(そん)はないですよ!
新入学の行事が一通り終わりました。
そうなると、お待ちかねの「わかたか乗船」です。
わかたかは生徒定員が20名。
そこで、今年度は二組に分かれて乗船です。
始めは先生が気を使って、小一時間のクルーズとなりました。
写真のとおりベタ凪(なぎ)。
船酔いもゼロ・・・でなくて、一人いたみたいです。
それでも、今年は優秀です!
一枚は残念な写真になってしまいました。ごめんなさい!
学園の見学、お待ちしてます。
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園長のつぶやき
学園が全寮制なのは、目的があります。
遠方の生徒に宿泊場所を確保するためではありません。
学園では寮生活が必須(ひっす)です。
だから
「寮を出る」=「学校をやめる」
なのです。
現在、一部の生徒は寮の生活でさみしい思いや、辛さを感じています。
これが大事です。
自分で考え、集団生活への適応を学んでいることの証(あかし)。
苦労している人ほど、成長しています。
学園では一年でたくさんのことを学びます。
中でも、
「卒業後に漁師としてやっていけるかどうか?」
に一番影響するのは寮生活とロープなどの実習です。
寮生活は人間関係の大事な部分を身を持って知る場所です。
寮での集団生活は、社会に出れば必ず役に立ちます。これは漁船に限りません。
生徒の中に、寮生活になじめず退学を選択する人がまれにいます。
家族以外の人との人間関係を学ぶチャンスを手放したことを意味します。
今後の社会人としてやっていけるのか心配になります。
「可愛い子には旅をさせよ」
現代において意味を増した言葉ではないでしょうか。
毎年恒例になりました。
磐田市にあるヤマハ発動機でエンジンの分解組立実習をやっていただきました。
扱うのはゴーカート用の2サイクルエンジン。
完成品を工具を使い、一つ一つ分解していきます。
生徒は2~3人一組。
2組で1テーブルで、各テーブルにヤマハの方がついて指導してくれます。
30分ほどで分解完了。
あとは逆の手順で組み立てました。
ヤマハの方が手取り足取り?で工具の使い方、トルクのかけ方までアドバイス。
無事に全員が完成までたどり着きました。
この実習が、機関専攻の生徒を増やす要因の一つになっています。
モーターサイクル組み立て工場の見学も行いました。
撮影できませんでしたが、プロの作業を間近に見ることができました。
学園の見学、お待ちしてます。
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園長のつぶやき
だいぶ前の話ですが、高校の教員をしていた友人から聞いたこと。
「中学の授業は生徒の3割が理解することを前提にしている」
・・・ってことは、半分以上の高校生は中学の授業が理解していないことになります。
公立中学の場合、生徒の学力は大きな差があります。
学園では、全員が理解できることを目指します。
授業は学力の低い生徒がわかるように行います。
これだと、学力のある生徒には物足りないことになりますよね。
ところが、学力のある人は自力でどんどん先に行きます。
このため、海技士試験も五級、四級をターゲットに教えても、三級に合格する人が現れます。
全員とは言いませんが、ほとんどの生徒はていねいに教えることで海技士試験に合格できます。
残念なことは、数学のように積み上げで学ぶ場合、かなり手前でつまづくこと多いんです。
たまたま九九でつまづくと、その後のかけ算、割り算ができなくなってしまいます。
でも、実際にはていねいに教えることで救える人が多い気がします。
そう思うほど、学園の環境(少人数教育)は恵まれているんですね。
焼津で一番の有名人、深海おじさんこと長兼丸・長谷川さんの講義がありました。
深海の魚や漁のことを、身振り手振りで説明してくれました。
そして、途中でピンクの胴長にコスチュームチェンジ!
大サービスしてくれました。
講義のあとは、名刺をもらい記念写真も撮りました!
学園の見学、お待ちしてます。
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園長のつぶやき
元は遠洋漁業に従事していた長谷川さん。
今は自分の船で深海魚を捕っています。
焼津で深海魚を狙う漁師はこの人だけ。
もちろん、理由があります。
深海サメ、あるいは長谷川さんの狙う深海魚の多くは需要がありません。
買う人がないというのは、売れないということ。
だから長谷川さんは売るための努力をしています。
漁師になるからには独立して、自分の船を持って...
と思う人も多いでしょう。
船主になれば、魚を捕るだけではなくなります。
一定以上の売り上げがなければ、やっていけません。
加えて漁協の組合員としての仕事も発生します。
端から見るほど、楽じゃないんですよ。