静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

退職の挨拶

2014年03月31日 16時50分50秒 | あいさつ
本日、県庁で行われた退職者辞令交付式に出席してきました。
交付式に出席した退職者は163名、川勝平太知事からは、74歳まで十分仕事ができるので、頑張ってほしいと激励されました。
知事の言われたことは、60歳でも実際には0.8をかけて48歳、74歳でも59.2歳とのこと、ちょっと元気がでました。

これで、私の最後の記事となりますが、このブログを読んでくださった皆様に心から感謝を申し上げます。
記事の中で紹介してきましたが、生徒達が成長していく姿に思いがけない驚きや発見がたくさんありました。
特に、生徒の保護者の皆さんには評判が良く、子供の学園生活を知る手がかりとして、楽しみにされた方も多いようでした。

学園を知らない方に学園の目指しているものや頑張っている生徒の姿を、少しでも伝えようと書いてきました。
ブログ開設から602日、投稿した記事の数は240件、よく書き続けることが出来たと思います。

心がけたことは、学園の日々の姿を誇張することなく、できる限り客観的に書くことでした。
学園の良いところを少しでも感じてもらえたら、うれしいです。

このブログの引き継ぎは、私の後任、森 訓由 園長 にお願いしました。
これからも漁業高等学園のこと、よろしくお願いします。

静岡県立漁業高等学園長 町 田 益 己
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新入生45期生へのオリエンテーションを行いました! 

2014年03月27日 12時25分22秒 | 学園紹介
今年の入学試験には、1次試験と2次試験を合わせて22名が受験し、18名が合格しました。
他の水産高校等の併願者2名が入学辞退したため、来年度の学園新入生は16名となる見込みです。
入学者数が昨年度の14名から2名増えて、本県の漁業にとっても学園にとっても、本当に喜ばしいことと思います。

今年の入学生徒の特徴は、新入生16名中、県外生徒が9名と約6割を占めていることです。
県外生徒の割合は、これまでは2~3割でしたので、いかに県外出身の生徒が多いか分かると思います。
学園は、全寮制で他県から受け入れが十分可能となっていますので、この 「全国区」 の傾向が続いてもらいたいです。

また、年齢構成も15歳~29歳とはば広くなっています。
学園の入学資格年齢は、おおむね30歳となっており、広く漁師を目指す若者を受け入れています。
来年の学園はちょっと楽しみです。
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さかなクンが焼津にやってきました!

2014年03月24日 13時54分43秒 | 日記
さかなクンの 「ギョギョとびっくりお魚教室」 が3月23日(日)、焼津文化会館大ホールで開催されました。
参加者は1100人とのことですが、子供たちに大人気、参加の3分の1くらいが幼稚園児から小学校低学年の児童でした。
さかなクンが 「おさかなクイズ」 を出すと、「ハイ! ハ~イ! ハ~イ!・・・」 の子供たちの大きな声が会場全体に響きました。

「焼津の深海おじさん」 こと長谷川久志さんは、トレードマークのピンクのカッパズボン姿で最初にステージに上がって挨拶をしただけでした。
深海魚の 「ギョ!ギョ!」 も少し期待していたのに、深海魚は子供たちに難しすぎたのかな ・・・・

(深海ザメのヨロイザメ)
 

(記念撮影)


(新聞記事)
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平成25年度卒業生の生徒作文 ( N君 )

2014年03月20日 09時27分38秒 | 学園行事
N君、四級海技士筆記試験に合格し、遠洋まぐろはえ縄漁船に就職が決まっています。
山形県出身で一番の年長者、東北人らしい粘り強さと頑張りがありました。

明日は卒業式です。
1年間を振り返ってみると、色々なことがありました。
入学当初は静岡に初めて出てきて、知らない所での寮生活はどうなるのか不安で一杯でした。

自分は遠泳の練習をするまでは、まったく泳げなかったが、プールや海水浴場で練習して泳げるようになったのが、嬉しかった。
この時、自分は弱音を吐かないで頑張ると決めていたので、必死に練習した。
そのお陰で、泳げるようになり、何よりも弱音を吐かずに頑張ればできると思った。

次に、乗船実習で1ヶ月間船の上にいるというのは、入学当初からの楽しみだったので、近づくにつれてワクワクしたのを覚えている。
そのため、乗船の時は、自分が立候補して 「生徒誓いの言葉」 を読んだ。
実際に船に乗って海に出てみると、陸がない世界で常に少し揺れていたり、普段の生活とは全然違い、慣れるまで大変だった。

しかし、実際の船での実習はとても勉強になり、かつお一本釣りはとても楽しかった。
この1年間、人生で初めてこんなに勉強して、四級の海技士筆記試験に合格できて良かった。
1年間、ありがとうございました。



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平成25年度卒業生の生徒作文 ( U君 )

2014年03月18日 10時08分14秒 | 学園行事
U君、五級海技士筆記試験に合格し、遠洋かつお一本釣り漁船に就職が決まっています。
性格は、どちらかといえば、のんびり型、スロースターターですが、船に乗って大成してもらいたいと思っています。
夏休みに一人残って、ロープワークの補講を行いましたが、良い思い出になったようです。

振り返ってみると、この1年間、色々なことがあり、とても短く感じられました。
特に、学園に入学して、ロープの結び方から魚のさばき方、漁具の作り方まで、一度もやったことも考えたこともない、
漁師になるために必要なことを色々と知ることができて、とても良かったです。

海技士試験などの勉強面では、先生方が色々なことについて丁寧に教えてくださったため、なんとか合格することができました。
夏休みには、僕はある程度まで実技が進んでいなかったため、1週間くらい補講することになりました。
その時の昼休みに、先生方とかき氷を作ったり、園長先生が釣ってきた鮎のみそ汁などを何杯も食べたことを今でも覚えています。

一番の思い出は、焼津水産高校の実習船 「やいづ」 による乗船実習です。
乗船実習では、船内生活に関することや船内の構造など、将来かつお船に行く自分にとっては役に立つことをたくさん教わりました。
また、鹿児島や沖縄、愛媛では、色々な歴史や文化に触れることができて、とても良かったです。

学園に入学してから1年間、色々とありましたが、最後まで44期生らしく過ごすことができたと思います。
先生方、本当にありがとうございました。



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