静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

カツオ一本釣 釣り込み練習

2021年10月29日 12時45分45秒 | 練習

今週から、遠洋航海実習に備えたカツオ一本釣の釣り込み練習が始まっています。
釣り竿(通称「ハネ」)の先端のカンザシに、仕掛け(通称「ヤマ」)を取付け、さらにその先にカツオを模したおもり袋(模型)を取付けたものを使います。

これを使って、カツオをつり上げる練習です。

練習場所は、例年行っている学園の直ぐ脇を流れる黒石川の川べりです。
先生の笛の合図に併せ、「構え」、「せーの」のかけ声で釣り上げます。

効率良く釣り上げるには、竿のしなり(弾力)をうまく使うこと。
力任せでは、直ぐに疲れてしまいます。

おもり袋の重さは、約3キロ。
実習本番まで数回練習を積んで、コツをつかんでいきます。

 

※ 学園の見学説明会の申し込みを随時受け付けております。
  漁師になることを考えている方、学園に興味のある方の来園をお待ちしています。
  オンライン(「Zoom」)による説明も可能です。
  詳しくはホームページ https://gyogaku.com/setsumei/
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ボンデン玉網づくり

2021年10月28日 17時30分55秒 | 訓練

ボンデンとは、海中に設置した漁具の位置が分かるように、目印の旗がついた浮き玉のことです。

現在の浮き玉は樹脂(プラスチック)製ですが、かつてはガラス製だったので、割れないようにロープで編んだ網をカバーとして使っていました。

現在の樹脂製であっても、ぶつかったショックで割れたり、ひびが入ったする可能性があります。
当然、カバーをつけたほうが長持ちします。

今回は、そのカバーを作る実習です。

この網技術は、船を衝撃から守る防舷(ぼうげん)材を包む網などとしても使われています。

きれいな均一の網目を作るには、常に同じ大きさの目合になるよう何回もチェックしてそろえていきます。

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水産関係の講義「黒潮流路から漁場を探す」

2021年10月27日 12時45分51秒 | 授業・講演

静岡県水産・海洋技術研究所の水産技師を招いて行った講義、今回のテーマは「黒潮流路から漁場を探そう」です。

関東・東海の1都5県(東京、千葉、神奈川、静岡、三重、和歌山では、平日の毎日、水産試験研究機関が共同で関東・東海地域の海況図を作成して速報を発出しています。

(静岡県水産・海洋技術研究所の海況速報図は、こちらから。 → https://fish-exp.pref.shizuoka.jp/01ocean/index.html )

今回、この海況速報を担当している静岡県水産業普及指導員の一人である水産技師の北川氏から、海況速報を活用するお話をしていただきました。

この海況図は、人工衛星から得られる水温データと沿岸の実測水温データを元に作製され、高精度で広範囲の海の様子が分かります。
加えて、黒潮の流路も示されています。

水温データのみでは、漁場を探し当てるのは困難ですが、黒潮の流れが分かることで、漁獲を目指す魚の漁場を探す大きなヒントとなります。

海は広大ですが、その様子は刻一刻と変化しており、少しでも早く情報提供できるよう関係する水産試験研究機関は日々頑張っています。

 

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航海専攻の授業

2021年10月26日 12時50分15秒 | 授業・講演

2学期が始まり2か月ほど経過しましたが、航海と機関、それぞれより専門的な専攻別の授業が続いています。

今回は、航海専攻の生徒の授業の一部の紹介です。

航海士になると、海図を見ることが毎日のようにあります。

先日、海図を使った航海コースを設定する授業がありました。

出発点と目的地点までの航路を線で結び、距離と船の速度から到着時刻や燃料消費量などを求める練習です。

コンパスやデバイダー、三角定規を使用して、安全で経済的なコースを選択し、海図上に線を引きます。

水深の浅い水域や定置網などの漁具に近づきすぎていないか、潮流の激しいところを通過していないかなどに注意します。

なお、航海コースを設定する上では、万が一に備えて、避難港や給油できる施設の有無なども事前に確認しておく必要があります。

 

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海技士国家試験(筆記)の結果

2021年10月25日 17時30分45秒 | 海技士国家試験

10/22、10月中旬に実施された海技士国家試験(筆記)の合格発表がありました。

ネット上での発表が午後2時です。
担当職員も自分が受験したかのようで、確認するのにドキドキします。

あらかじめ生徒から聞いていた受験番号を確認したところ、総合合格の合格率は約7割でした。
総合合格出来なかった生徒は、いずれかの科目に合格しており、科目合格という結果でした。

結果を学園内に張り出しました。
努力した甲斐があったと喜ぶ生徒も入れば、総合合格できなかった生徒は、やはり・・・という感じでした。

しかし、まだ2月と3月に受験のチャンスがあります。
総合合格した生徒は上級に、科目合格した生徒は取りこぼした科目と共に、上級へチャレンジしてほしいです。

今回受験しなかった生徒は、次こそは受験できるよう勉強に励んでほしいところです。

 

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